昨日は、須坂市で開催されたMC講座に
講師として招かれた。
サポートは劇団員・ケンジ君。
会場は
須坂市旧上高井郡役所。
建物が目に飛び込んできた瞬間
うわぁ~すてきぃ~っ!
と一気にテンションが上がった。
大正時代の雰囲気が漂う素敵な建物です♪
主催は、信州須坂「蔵のまち駅前フェスタ」実行委員会様
今回は、実行委員長で夢幻の賛助会員でもあるIさんから
ご依頼を受けて、開催する運びとなった。
お声掛けをいただきまして、誠にありがとうございますm(__)m
この講座を開催するきっかけになったのは
今年3月に小布施町で開催された春の小布施フェスティバル。
フェスティバルで上演させていただいた
パフォーマンスワークショップ発表会の中で
私が進行役を務めたのがきっかけ。
私のテンションやお客様へのアプローチの仕方を
ご覧になったIさんから
須坂で司会の講座をお願いしたい
というお申し出をいただいた。
私は司会のプロではないためお断りしようと思ったが
須坂市で開催するイベント時に
市民が司会をしてお客様を盛り上げていくための
手法やポイントを教えてもらいたいとのことだった。
盛り上げるためのポイントか…
それなら私にも出来るかもしれない…
と思って、お引き受けすることに。
これまで私が行ってきた講座は、大きく分けて下記の4種類
①表現を主体にした演劇WS(MAプログラム)
②小・中・大学における表現WSやドラマWS
③企業における表現&コミュニケーション講座
④職業訓練校における就職支援のためのコミュニケーション講座
上記で経験し効果のあった内容を吟味して
「MC(司会進行)講座」用のカリキュラムを作成。
講座時数は2時間×3日
わずか6時間で、スキルを修得するのは厳しい。
だとすれば、ポイントを明確に覚えていただくことを
今回の目標にしよう。
一般市民の皆様がそれぞれの個性(持ち味)を生かして
自信を持ってイベント進行をできるように♪
まず、ご自分の持ち味を知っていただくこと。
自分のことって、案外わからないものなんだよね。
その上で、「あがらないポイント」を伝え
グループワークで具体的なシミュレーションをした上で
仮想のイベントを行い、実際に司会の実演体験をする…
かなり詰め込んだ内容だけど、これなら効果は期待できそう。
昨日は初日で、体を動かして心を柔軟にしていただいてから
講義にうつり、最後に自己紹介をしていただいた。
一般的に自己紹介は初めに行うものだが
私は数回行う講座の場合、身体と心が柔らかくなってから
自己紹介を行っていただくことにしている。
そのほうが、皆さんスムーズに話が出来るのだ。
「あがらないポイント」に関しては
とても参考になったようだし
全体的に好評で終えることができ、ホッ!
Iさんにも喜んでいただけました。
千回以上のWS経験がある私でも
初めての講義前は、緊張もするしドキドキもする。
そういう時に必要なのは、事前準備。
色々なケースを想定して、自分なりの回答を用意しておく。
そうすると、あがることもないし
緊張して喋れなくなることもない。
身体の緩め方を知っているので、今は
あがって真っ白になることはないけどね。
①何のためにここにいるのか。
②周囲にいる人たちとの関係性と距離感
③誰に何を伝えたいのか。
④終着点はどこか。
上記は役者として舞台に臨む時の心構えの一つだけど
これは、人前で話す時に大変役立つポイントだ。
私は、有難いことに十代の頃から人前で話すことが多かった。
と言っても、学校内の活動でしかなく
アドリブで演技出来るようになったのは
30代に入ってからだったような気がする。
14年まえ、初めて演出家として大勢を前にして
稽古を進行しなければならない状況になった時
最初に考えたのが「キャラ設定」だった(笑)
どんなキャラならみんなに話を聞いてもらえるか…
悩んだ結果、選んだのは
私の記憶にインプットされていた
某女性演出家の口調と声のトーンとアクション。
インパクトがあったため、明確にインプットされており
真似するのは、ある意味簡単だった。
これは、私が役者だったからかもしれないけど。。
やっぱりねぇ~
人間って、記憶にないことは出来ないんだよねぇ~
今でこそ思うことだが、当時はかなり頑張ってました。
それを3年ほど続けるうちに、無理をせずに(頑張らずに)
大勢の前で話せるようになっていった…という感じ。
演出家になって、すぐに100名とか200名の単位の
ワークショップを行う機会に恵まれ
内心ドキドキもんだったけど
事前準備をしっかりして臨むと
あがらずに済むという体験もさせていただいた。
振り返るほどに、有難い経験をいっぱいさせていただきました。
貴重な体験の場を与えてくださった方々に、改めて感謝です。
あと2回あるMC講座も、楽しく実りのある時間になるよう
誠心誠意取り組んでいこうと思います(^_-)-☆