蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

劇団本公演☆初顔合わせ☆

2013年12月21日 23時07分59秒 | 日記
昨日は、劇団本公演の初顔合わせ。
都合で1人欠席。
他のキャスト8人で行った。

今回の題材は、当初「川中島の合戦」だったが
調査を進めるうちに
「武田信虎・信玄・義信」
親子三代に亘る愛憎を柱とすることに。

あ、勿論フィクション。
史実を元に、想像力を膨らませて
資料には記載されていない人物も
登場したりして、奇想天外な構成。

合戦だけなら、野外劇や大人数のほうが
圧倒的に演出をしやすい。

オープンエアシアターとは異なり
劇団本公演はキャスト9名という小編成。

私が出演するかどうかも悩んだが
高齢の役が必要となり出演を決めた。

劇団本公演作品は、キャスト全員が
基本的なスキルを持っているのが前提で
創作することにしている。

昨年の本公演は、劇団員+特別出演のみでキャスティング。
今年は、劇団員+特別出演+準劇団員という布陣。

劇団員と特別出演のメンバーは
全員10年以上のキャリアの持ち主。

準劇団員は、入団してから3年と5年のメンバー。

ナチュラルな演技(テレビ的な演技)は
基礎がなくても、センスがあったり
内面の解放や脳のシナプスの通りの良い人なら
然程苦労せずに出来る可能性がある。

しかしー
夢幻が目指しているのは
声・体力・身体表現力が高い舞台。
そのためには、絶対的な演技の基礎が必要。
準劇団員の二人が、どこまで食いついて来れるか
どこまでレベルアップ出来るか…

先輩役者陣の皆さん、ビシバシしごいてやって下さい(笑)

話が横道にそれた。

顔合わせはですね~

残念ながら、台本をラストまで
書き終えることが出来なかった。

なので、前半部分のみをプリントアウトして配布し
雰囲気を知るために、暫定キャストで
声を出して読んでもらった。

思いのほか面白くて
この路線で行けそうだと確信し安堵。

今回は、歴史上の人物を描くため
いつもより、詳細な資料を作成し配布。
私が下調べをして得た情報の一部を
印刷したものである。

オープニング曲を聞いてもらったところ
なかなか好評で、ホッ。

稽古終了後、参考資料として読破した本を
キャスト陣に見せたところ
早速タイトルと作家名を写真で撮影し
自分で調べようとしてくれるキャスト陣。
こういう姿勢を持っているメンバーと
舞台を創れることに幸せを感じる瞬間でした♪

その後、特別出演のお三方と一緒にファミレスへ。
久しぶりの芝居談義。

で、舞台になっている場所へ
現地調査に行こうと言うことになり
年末に足を運ぶことに決定。

年末なので全員で行けないのが残念だけど
神社関係は、年始めは混雑するし
お正月以降は、稽古が本腰となるため
なかなか時間を捻出できなくなると思い
急遽年末に行くことにしたのでした。

今回はかなり台本執筆に苦戦している。

下調べに要した日数は40日程度。
梗概作成に一週間。
台本執筆に約2週間。

梗概作成・執筆は、通常の何倍も要した。
自分の想像力の範囲で書く作品なら
サラサラって書けるけど
歴史物はそうは行かない。

書いては

 あれ?西暦何年だったけ?
 今、この登場人物何歳だっけ?
 この合戦、何月だったっけ?

年代・時期・場所は出来るだけ正確に…
そこで起きた出来事に関しては
文献には記載されていないが
「あり得そうな出来事や会話」を思い浮かべ
コツコツと書き進めている。

創作箇所と正確に書く箇所を明確しての執筆作業は
年齢と共に記憶力が低下(?)しつつあるため
書いては、間違っていないか調べて、また書いて…
の、繰り返し。

そんなわけで、時間がかかってしまっている…

さて…来週前半までに台本を最後まで書き上げ
木曜日からは、何としても稽古に入りたい。

公演チラシも年内に仕上げねば…
衣装・小道具は点数が多い。
稽古に必要なものが多いので
早急に取り掛かる必要あり…

協力を申し出て下さっている皆様
何卒よろしくお願いします!