蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

新年会♪

2010年01月03日 23時50分46秒 | 日記
昨日は、我が家主催の新年会。

ダンサーとしてオープンエアに参加した長男が
帰省していることもあって急きょ企画したものだった。
彼はオープンエアに出演したものの
遠方在住のため、打ち上げも忘年会も参加出来ず
団員や関係者とゆっくり話す機会がなかった。
で、新年会を催すことに。

ケンタロウ君が時間を間違えて一時間早く到着。
息子二人と三人で、ナント!マージャンを始めた。
部屋が広くなった(?)おかげで
コタツの他に、麻雀台も置くことが可能になって
みんなが19:00頃、ぞくぞくと集まって来たが
三人は麻雀に夢中

  まあ・・・お正月だからいいか・・・

私は、ひたすら食事の用意。
10人以上の食事の準備は、量が半端じゃなく
味付けもよくわからなくなることもシバシバ。
なので、昨日は楽な鍋メインのメニューにした。
始めて作ったカレー鍋は案外好評♪

団外関係者も一人参加してくれた。
小学校公演のチラシ製作を手伝ってくれているMaiちゃんだ。
Maiちゃんを知らない団員もいたので、一人ずつ自己紹介。

鍋をつっつき、ワイワイガヤガヤ
遅れて、新入団者のMakiさんも到着。
更に場は盛り上がっていく。

長男と一緒にバレエの舞台ビデオを見ながら
一流ダンサーの身体性についてや
ベジャールバレエの面白さなどを話したり
舞台や芝居、社会問題についての話をしたり。

時間はあっという間に過ぎていく。

明け方4時ころ、私はついにダウン

私が寝てしまった後、もっちゃんとMakiさんが
山のような洗い物をしてくれたようで…

  ありがとうございました!

宴会の準備は苦にならないんだけど
後片付けが、結構大変。
最近は、いつも誰かしらが
ある程度片付けていってくれるので
とっても助かっている。

今日は、午後長男と二人で劇団新感線のビデオ鑑賞。
これは、昨年暮れにOさんからお借りした
7本のビデオのうちの一本。
観たいと思いながら、暮れからお正月にかけて
なかなか時間が取れず・・・
で、長男に

  一緒に観る?

って聞いたところ、芝居に興味を持っている彼は

  いいよ。

と一つ返事。
観たのは「朧の森に棲む鬼」(作/中島かずき・演出/いのうえひでのり)

新感線というと、激しいロックとヘビメタ系イメージだったが
この作品は大人向けの「いのうえ歌舞伎」だった。
かなり好みに近く、私としては心が震える作品だった。

ミュージカル仕立てのシーンがあって
前半に若干「?」のところもあったが
何しろ市川染五郎さんが凄かった。
歌舞伎俳優ならではの台詞術、身体性
そして、映像にもかかわらず
その存在感(オーラ)は群を抜いている。
殺陣の所作も実に美しかった。
阿部サダヲさんは、身が軽いこと軽いこと!
後半、目が見えなくなってからの演技は
体中から気迫が感じられた。
古田新太さんをはじめとする新感線のメンバ―も
身体が鍛えられていて、身のこなしがきれい。
端役でもキラッと光る役者もいる。

久しぶりに見応えのあるエンターテイメント作品だった。
口から出まかせの嘘が得意な男が
嘘をつきながら王の座にのし上がっていく…
正義なんかない、人間にあるのは欲望だけ…

中島さんの戯曲も良かった。
巧みな嘘が伏線になっていて
次の展開がある程度予想出来ても
飽きることなく、引き込まれていった。

ふんだんに水を使った舞台美術は圧巻だったし
衣装も大変美しかった。

製作費の桁が違う。

演出面で、あのレベルは無理だとしても
戯曲や演技面ならば…

改めて「努力あるのみ!」と心に誓った。

長男は

  感動したよ。
  なんだかさ…
  芝居のほうが、観客を感動させられるのかなって
  ちょっと思っちゃった…
  歌舞伎って凄いんだね。

彼は、染五郎さんの演技に圧倒されたようだった。

  バレエにも、演技力って必要だよね。

今後、彼がどんなダンサーに変化していくのか楽しみだ

夕方、東京に向かう長男を高速バス停まで送った。

これにて、私のお正月休み終了。

さて、次回作品に向けて、エンジンの始動だ