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川上ダムの予定地には特別天然記念物のオオサンショウウオが約1、369個体確認されています。この素晴らしい水と緑を残そう。

ゲリラ豪雨にダムは対応できませんー水資源公団職員の言葉ー

2010-10-02 10:17:56 | 日記
暑かったこの夏25人ほどで隣町のダム見学に行ったときのこと。正直によくぞ言ってくれたと思いました。

そこは昨年の台風のダム運用が適切だったと言うことで、国交省と地元自治体から表彰されています。
台風のときのダム運用は、バスの上で一夜を明かした人たちの記憶がよみがえってきましょう。
あのとき上流部のダム管理者と防災責任者は、手に汗握って雨量と台風進路を見守り、ダムの放流の是非を模索していたといいます。
雨がもっと降っていたらダム管理者は放流のボタンを押し、バスは流されたのです。
なぜダムは事前放流するのか、それはダムサイトが崩れてダム湖の全部の水が川に放たれる。これほど恐ろしく危険なことはありません。湖いっぱいに溜まった水が放たれるままになる、誰も止めることは出来ない。だから事前放流、これがダム運用。水機構さんはダムの崩壊は絶対にしないでしょう、ご自分達の名誉に掛けて。しかしーー

「最近のゲリラ豪雨にダムは対応できません」。う~~ん、正直は買うけどこれじゃ子どもの使いじゃありませんか?ゲリラ豪雨の研究を早急にしてくださいよ。その前にこの言葉を「公」に言って言い続けてくださいませ、知らない人が多すぎますからおねがいします、水機構さん。事実を伝えることがあなた方の立場を守る事に繋がるはずです。

ダムは治水に完璧な力を持っているわけではないのです。「ゲリラ豪雨は想定外だった」といつも言う管理者の逃げ口上を、いつまでも使わせていては市民の安心は永久に入手できません。

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