連絡先はこちらから
当会へのメールはこちらからお願いします。
伊賀町に引っ越して来て20年ほどになる会員さんが、
「朝古水源」の水のおいしさに感動して、思わず電話をかけてしまったそうです。 そしてまもなく水と緑の会員になりました。
四方を山に囲まれた伊賀は、谷筋にたくさんの水源地を持っていて、そこの水を浄水し近くの家庭に配水している伊賀市。
伊賀盆地の中心である上野の住民には、服部川など大川の近くに浅井戸を掘って浄水し、家庭に配水しています。
表流水よりも浅井戸のほうが、土をくぐっている分、味が良いです。
「遠くの水より近くの水」が浄水途上で薬品を使う量が少なくて済むから、味が良いわけです。
それが、今開かれている水道事業基本計画策定委員会において どういうことが審議されているかというと、
水道部いわく ゆめが丘浄水場稼働率が低すぎなんですって。
この施設、三重県が伊賀市のために水道企業庁時代に造ったものです。
三重県西部水道事業計画というのが平成10年にあって、合併前ですね。
平成20年に完成してます。
このゆめが丘浄水場の水源は川上ダムに水利権参加となっていて、どうでも川上ダムの水を飲まないといけないように仕組まれてます。
ところが水道部データで、川上ダムに水利権を求めなくても良い状態になってきたのでした。 データを元に 作ったのがこの表です。
去年と今年、嶋津先生が水道部へ説得に行きました。 去年11月の伊賀市広報で、データが出る前から予想が付いて居たからです
「元からある水源を守る方が災害リスク低いですよ。水はより安全で美味しいのですよ」と。
今年は、更に強力に水道部へ説得して質問も出しました。
水道部は、一月後しか回答出せないと言って来ました。 いったい誰に相談しているのでしょう?
だいたい予想は付いてます。
美味しい水の源を廃止して、川上ダムを水源とする木津川の水(しかも汚れた川の表流水)を浄水して、
伊賀市民に配水するのです。
そうすると、ゆめが丘浄水場の稼働率がアップする、と言う絵を描いているみたいです。
82億円の支払いをくっつけて 三重県から押しつけられたゆめが丘浄水場。
三重県は3月に話しあったときに、伊賀市に押しつけたとは当然ながら認めませんでした。
伊賀市が合併のどさくさだったときに、水道施設の譲渡が行われて居たのです。
伊賀市が合併問題ですったもんだして、水道施設譲渡問題をじっくり討論できないでいる間でした。
みえけんは、伊賀市に譲渡できてカナリ楽ちんになった事でしょう。
伊賀市は太っ腹な行政をやっていますね、財政有り余っているわけでは無いのに。 さらに、
伊賀市の中でも特に美味しいとされる 朝古水源や玉滝水源が真っ先に狙われています。
ゆめが丘浄水場施設を三重県から安易に譲渡されてしまった落とし前を、朝古水源や玉滝水源を廃止する事で穴埋めしようとしている水道部。
伊賀の美味しい水が、今後どうなってゆくのでしょうか。
20年前の朝古の水を今も飲んでおられるその方は、 「これはえらいことだ!」と言ってました。
今月19日(金)に伊賀市の廃止計画に入っている水源巡りを計画しています。
一日がかりで5箇所を巡ります。
どうぞご参加ください、詳しくは又ここ次回お知らせします。