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土建会社が不況

2009-10-17 16:20:45 | 日記
                                   紅葉した街路樹(名張・桔梗が丘)
日本の土木業界の技術は、世界トップレベルであります。日本人の勤勉性・勤労性が凝縮した世界で、自然災害にいつも曝される国土と人命を守ってきた事は否めません。土木の発展していない国に出向き、優秀な土木技術を駆使して国際貢献してきた事も事実です。単純労働は地元から雇用をし地元にも還元する国際ルールに従っていた(従わない国もある)と、経済に詳しい人から聞きました。

それが今、どうですか。日本の国土は土木技術展示会場だらけではないでしょうか。
美しい海岸線が消えていく。道路が網の目状態。狭い国土に98の飛行場。バベルの塔を遙かに超えたビルデイングの連立。発達しすぎた地下道・地下鉄・地下街。ダム・河口堰。ETS.   一言で言ってクレイジー。
一億人の日本人が住むのに必要なモノのカズというレベルを、そういう物差しを持たずに突っ走ってきてしまったこのツケは、払わずに済むワケがない。
国土交通省に振り分けられていた高い割合額から、子育て支援に回しましょう・新しい雇用を生み出しましょう、という動きになってきたことを「希望の光}と称さないではいられません。好きでプーをしているわけではないと、涙をためて語っていた若者を正視することができなかった。

その昔、出稼ぎで都会に出て農閑期に土建業で働き、農繁期は農業をして自給率50.60%を保っていたものでした。
その形がいいとは思いません。ただ土建業しかできない人が増えてしまっていることが土建業をここまで栄えさせてしまったことと繋がっていると思うのです。立ちゆかなくなった土建業者さんが、新たに稼ぎを得る仕事にどんな可能性があるのでしょうか。職を失った元土建業社員がホームレスになるかもしれない。

年越し派遣村村長の湯浅さんが、菅大臣のお膝元に付いた事がニュースにあり喜びました。前原大臣が前面に出て報道されていますが、もっと菅大臣に働いて貰って報道もして貰いたい。そうでないとおちおちダム反対などといえないじゃ無いですか。そうおもいます。そう言える政権になったから言える。これからだ、と思います。