パトリシアの日記

2007年9月末
一条工務店「夢の家」が完成
山あり谷ありの建築日記

畳の交換

2008-03-20 23:05:13 | 住んでみて (-_-;)
3月20日 

すっかり春めいて参りました。
16日、17日と京都に行って来ましたが、清水寺で花粉と戦って惨敗です。
ここ数年、花粉症が治ったと勘違いしていたようですが、やっぱり花粉症完全治癒は
ありえないのだろうか・・・
さて、京都に行く前日に例のペコペコ畳を交換していただきました。 の部屋も1枚
交換する畳があったのですが、運悪く一番難所で重いものがわんさかある場所だったので
交換に手間取りました。

こんなことでもない限り動かさないテレビ台の後ろを掃除するチャンス到来。張り
切って掃除機を持って行きましたら工事長が、
「私がやりますから・・・」
と言ってくださいました。 が、そんなことまでしていただいては申し訳ないので自ら
掃除機のスイッチをON!

「んっ?」ウンともスンとも言わないぞっ 掃除機壊れちゃった?
工事長も首をかしげ、何気に違うコンセントに差し込んだら「ブォ~ン」といつも通り。

なんと一度も使ったことのない床の間のコンセントから電源をとり、結果通電チェックと
なりました。速攻電気屋さんに電話をした工事長ですが、また日を改めて電気屋さんに
来ていただくことになりました。

それはさておき、一条の畳ですが、実に薄いですね。1cmぐらいしかないんじゃないかと
思います。イグサじゃないので変色もしないし、汚れも付きにくいと畳屋さん。

         
                  【見れば見るほど薄い畳です】

そして、どうしてこんな音が鳴るのかを実際にサンプル持参で畳屋さんが説明をして
くださいました。
畳の中にはコルクのような素材が入っていて、それをサンドするようにアルミが上下に
被せてあります。
畳の裏は糸がびっしりですが、糸はアルミと畳の中身をしっかりと繋いでいます。

         
       【穴には糸が通っていました】       【畳裏はこうなってます】

しかし、床暖の熱などによりアルミと中身の素材がはがれるとアルミが変形します。
アルミ缶が変形するともう元には戻らないのと同じで、一旦変形すると曲がったままと
なり、その上を歩くと例のペコペコ音が出るということなのです。

         
                  【中身とアルミが離れた状態】

なるほどぉ・・・と畳屋さんの説明をじっくり聞くと同時に、2年後のメンテ費が気に
なりました。畳表だけ交換は一枚7千円ぐらい、丸ごと一枚のお値段は1万円程
だそうです。
縁なし畳だと、畳表交換は8千円、丸ごとは1万円程。大きさが半分で同価格なので
やはり縁なしはお高いですね~。
そして来シーズンも新たにペコペコ鳴る可能性は大です。
実際、畳屋さんも「この不具合には参ってます。」と仰ってました。

畳の大きさは部屋によって微妙に違うため(8畳の場合中の2枚だけは同サイズ)全部
オーダーメイドなんだそうです。毎回サイズを確認して作らないといけないそうでかなり
手間取る仕事のようです。
ここはひとつ、一条さんに更に進化した畳を開発してもらわねばいけませんね。