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モーツァルト@宇奈月

湯の街ふれあい音楽祭 モーツァルト@宇奈月
scince2010年秋。毎年9月に音楽祭を開催しております。

葛西選手、オーストリアで最年長優勝!

2014年01月12日 | 日記
今朝からずいぶんとニュースを賑わせていますね。スキージャンプの葛西紀明選手の最年長優勝。素晴らしいですね。宇奈月から山を超えた、白馬岳の向こう側の白馬ジャンプ台には毎年サマージャンプなどに出場しておられます。昨年の夏は、夏のグランプリシリーズで優勝されたんですよ。
さて、この大会が行われたのは、オーストリアでした。同じ日に、札幌で女子の大会があったので、どうして葛西は200mほども飛んだのだろうと驚いた人もあると思いますが、別の国で行われていた大会です。
ノルディックスキーのスペシャルジャンプ(コンバインドのジャンプと区別してこう呼びます)では、ノーマルヒル、ラージヒルというオリンピックで採用されている競技に加えて、フライングヒルというのがあります。
札幌オリンピックの頃は、ジャンプ台の大きさは飛躍の基準距離で示していました。昨日の女子の大会は、ノーマルヒルでした。あれは、当時70m級と呼ばれ、日本が金銀銅を独占したジャンプ台です。長野の団体は、ラージヒルで、札幌の頃は、90m級と呼ばれていました。これ以上飛ぶと危険という距離をK点といって、長野の頃は、「K点越え」という言葉も流行りました。
今は、ヒルサイズといって、極限点を基準にして大きさを示しています。ジャンプ競技では、スタート地点を上げればそれだけ遠くに行くので、競技委員長はその日の優勝距離を大体ヒルサイズくらいに定めてスタート地点を調整しています。もっとも、ジャンプ台の最高記録にあたる「バッケンレコード」(バッケンはジャンプ台のドイツ語)は、スタート地点に関係なく認定します。
葛西選手が優勝したバートミッテルンドルフは、フライイングヒルと呼ばれ、ラージヒルよりはるかに大きなジャンプ台で行います。ヒルサイズは200m以上。約10秒間空中に浮いているそうです。ジャンプと言いながら実際には落下している、という人もありますが、トップ選手はまさしく飛びますね。ノーマルヒルのほぼ倍飛ぶわけです。技術だけでなく、勇気も試される、ここで勝つことはまさしく勇者と呼ばれるのもよくわかります。
ちなみに、オリンピックにはこのフライングヒルはありません。というのも、そんなとんでもないジャンプ台は世界に5つしかありません。近代スキー発祥の地、そして、ノルディックスキーの聖地、ノルウェー、スロベニア、チェコ、ドイツ、そして、オーストリアです。
スキーをあまりご存じない方は、スロベニアとか、チェコを不思議に思われるかもしれませんが、いずれも有名なスキーやビンディングのメーカーがあって、スキーが大変盛んな国です。ドイツとオーストリアはともにアルプスを抱える国で、特に、オーストリアはアルペンスキーが生まれた場所でもありますし、共和国ですが、スキーに関しては「スキー王国」と呼ばれますね。
日本にスキーを伝えたレルヒはオーストリアの軍人ですし、アルペンスキーの技術を伝えたハンネス・シュナイダーは、オーストリアの人です。そういうところにも縁を感じてもらうとうれしく思います。
葛西選手は、それらのスキー発祥の地の選手たちからも次々に祝福を受けていました。「レジェンド」と呼ばれているそうですが、そのレジェンドは、オーストリアに連なる縁が生んだものとも思えます。

ヴィクトアーリエンマルクトの香辛料

2014年01月12日 | ミュンヘンへの道
アマデウナヅキンです。
市民市場を歩いています。すてきな食べ物でいっぱいです。
野菜って、土地とそのままつながっているせいか、独特のものがたくさんありますね。

大根や人参のようなのもたくさんありますね。でも、けっこう香りが違うことも多いのです。日本にも、源助大根のようなものもありますし、富山県内では、ある特定の地域にしか芝居されない里芋なんかも知られています。
食べてみたいなあ。

これは、香辛料ですね。ヨーロッパらしいな。香辛料をめぐって戦争が起きるほどですからね。見たこともない香辛料がたっぷりで、いろんな香りが漂っています。

そうか、そういうことだな。この豊かで深い、何が何かをとくていできないような香りが市場の特徴だな。アマデウスもこの香りを嗅いでいたはずです。音楽に何かの影響があったかもしれませんね。