モーツァルト@宇奈月

湯の街ふれあい音楽祭 モーツァルト@宇奈月
scince2010年秋。毎年9月に音楽祭を開催しております。

やってきたのは、チューリッヒ

2014年05月31日 | アルプスを越えて
アルプスを越えて、やってきたのはスイスです。ここは、チューリッヒの中央駅です。

後ろの時刻表の左が長距離列車、右が都市近郊列車のものです。こういうデザインはヨーロッパらしいですね。
ちゃあんと駅の中には、これも。

スイスならではの伝統的な楽器「アルプホルン」を演奏する人を駅構内で見かけました。
アルプホルンとは、筒の長い楽器で、指で押さえる穴のようなものは着いていません。息の吹き方で音程を調節します。アルペンホルンと呼ばれることもあります。日本の高山帯もアルプスと呼ばれたことから、所々でこれを演奏することもありますが、ここは本物ですね。
ボディは木製です。「アルプスの少女ハイジ」のテーマソングで、最初になる低い音の楽器が、アルプホルンです。ちなみに、ハイジの曲は、ヨーデルとアルプホルンの音をスイスで録音したそうです。たしか、映像も現地でロケして描いたという話です。さすが、宮崎駿です。
アルプホルンでよく演奏されるのは、「ラン・デ・ヴァッシュ」というスイスの伝統的な牛追い唄です。ラン・デ・ヴァッシュは特定の曲を指すのではなく、牛追いのときに歌われる唄の総称のようです。クラシックでも ロッシーニのウィリアム・テル序曲やブラームスの第1交響曲などは、アルプホルンの影響を受けた旋律として知られています。

かつての花形電車が展示されています。
かつての日本は、気動車が客車や貨車を引いていましたが、今ではそれぞれの車両にモーターなどを取り付けたタイプが増えています。スイスは、伝統的に機関車の牽引タイプが残っており、これもかつて活躍したものです。客車と貨車を組み合わせて運行できるのが、うまく環境に適しているのでしょう。地形のこともあって、鉄道は個性的な発展を見せています。

アマデウスはこの街で約2週間を過ごしたそうです。いろいろみて歩きたいと思います。
大聖堂(グロスミュンスター)の前です。
チューリヒのシンボルともなっている大聖堂(グロスミュンスター)は、11世紀から建設が始まり、ロマネスク様式で建てられましたが、後年にはゴシック様式も加わっています。
アマデウスは、この大聖堂でもオルガンを弾いたと思われますが、コレギウムでのコンサートの記録が残されています。
ナンネルとの姉弟のコンサートを知らせるチラシのその裏にヘ長調のクラヴィーアの小品が書かれています。これはK(第6版)33Bとして整理されている作品で、僅か26小節の小品です。
チューリヒは、今日、ヨーロッパを代表する音楽都市です。1830年代に歌劇場がつくられ、1840年代には、革命騒ぎに加わってお尋ね者となったワーグナーがフランツ・リストの助けでチューリヒに逃げ込みます。
ワーグナーを援助したのが、オットー・ヴェーゼンドンクで、ワーグナーは、妻ミンナとともに、チューリヒに滞在し、楽劇『トリスタンとイゾルデ』の作曲を行いました。
どんな風景に出会えるのか、楽しみです。


宇奈月にも初夏の青空

2014年05月17日 | 日記
雨上がりの青空に鮮やかさが感じられ、いよいよ初夏の彩りが濃くなってきました。黒部峡谷の奥に入って行くと、次第に季節が逆行して、冬から春の風景に出会うことができます。そこが魅力ですね。残雪、新緑、どれもが眩い季節です。

宇奈月温泉街では、親子や子どもたちのツアーがいくつかあったようで、まちなかのスィーツも楽しんでいました。焼きたてのおせんべいやおまんじゅう、足湯に浸かりながら楽しむこともできるんですよ。
お店の店頭で、ますのすしを見つけましたが、いろいろなパッケージがあるんですね。実は、お店によって味が違うんです。どこが一番おいしいとかではなく、好き好きですので、自分にあった味を見つけるのも楽しそうです。


黒部峡谷鉄道宇奈月駅で見つけたお土産です。スタッフ手作りとのこと。さいきん、宇奈月温泉ではこういう手作り感を生かした、ここだけのお楽しみが増えています。ぜひ、探してみてください。あるきがおすすめです。


こういうのもありました。牛の上にヤギ。違和感なく受け入れていますが、微妙なかんじがあと残りして気持ち良いものです。

今は使われていないこういう建物も、案外見どころ。