モーツァルト@宇奈月

湯の街ふれあい音楽祭 モーツァルト@宇奈月
scince2010年秋。毎年9月に音楽祭を開催しております。

瀬音を感じるグリーンホテル喜泉さんのロビー

2015年09月26日 | 音楽祭について
宇奈月温泉街で想影橋の向こう側にあるのが、サン柳亭さんとグリーンホテル喜泉さんです。いずれも、黒部川をよく見渡せる特徴を持っています。
今回は、グリーンホテル喜泉さんを紹介します。
こちらのロビーは、黒部川の流れの方向に開き、右岸側から東側左岸の山の姿と川の流れを見渡せます。
横に長く場所を取れるので、風景を背中に演奏する感じです。
エントランスから一段低くなっているので、ほんの少しですが見下ろしポイントが取れます。
こんな風にみなさんが並んで演奏するとよく似合いますね。

途中に河原が広がっているので、実は流れからは少し距離があるはずなのですが、右岸の岩壁の影響もあるのか、不思議と瀬音を感じさせる場所です。

宇奈月国際ホテルさんの閑雅な光の空間

2015年09月25日 | 音楽祭について
宇奈月国際ホテルさんには、常時白いピアノが置かれています。今回は、そこでピアノソロ。宇奈月温泉では珍しい向きに作られた窓からは優しい光がさしこんでピアノがいよいよ引き立ちます。
ここは、いつも閑雅な空気に満ちている場所です。

こちらのロビーコンサートでは、エントランスロビーを使うことも多く、吹き抜けの空間が華やかな雰囲気を広げています。
音楽を介することで、場所ごとの味わいが見えてくることもあります。これも音楽祭の楽しみのひとつです。

ホテル黒部さんは鉄道展示

2015年09月24日 | 音楽祭について
音楽祭の売り物のひとつ、ロビーコンサート。
宇奈月温泉の多様で多彩なロビーを訪れるのも楽しみのひとつです。それぞれに個性的な音楽風景が現れます。
ホテル黒部さんは、温泉街の最も上流部。内山のトチの森の脇を抜けていきます。モチモチの木って童話の実はこれです。
崖に張り出したような建物は、黒部川に突き出て、ここから宇奈月ダムやトロッコ電車がよく見えます。そのため、ロビーも峡谷鉄道の展示があります。テラスからは、トロッコ電車が通過するごとに旗振り、お手振りもあるんですよ。

ロビーコンサートでは、浴衣のフィッティングの場所で聴いている子もいました。最初、ぐずっていた子も音楽が鳴り出すと急にまなざしが定まりました。きっとモーツァルトなんて知らないし、楽器も楽曲もわからないだろうけれど。


まちこゆる

2015年09月23日 | 音楽祭について
まちこゆるの演奏は、まさしく「まちかど」。
地元温泉街の子どもたち、つべつべキッズのホームになっていました。
リコーダーアンサンブルのアンサンブルパレットさんの演奏の様子です。ちょっと画像は加工しました。
ソプラノ、アルト、テナー、バス、コントラバスとそれぞれの音域のリコーダーがあるんですね。
温泉街の佇まいと、リコーダーがとても似合うのは、風の楽器だからかな。外で演奏する楽器ではないはずなのに、風の中が似合います。

一音の覚悟

2015年09月22日 | 音楽祭について
今回の音楽祭で感じさせられたのは、一音への覚悟。
プロやアマチュア、子どももいれば、プロの演奏家もいる。技術や生活の背景が違っていても、それぞれにその一音に賭ける覚悟があるということです。だから、どの音も聞き逃せない。どの音も、その人の覚悟に支えられた表現だと感じました。
だから、共感し、響き合って、いくつかの戦慄を生む。これも、この音楽祭で明らかになる音楽の豊かさだと思います。
その音楽祭に、何と3日間通しで出演してくれたのが、うなづきおんせんつべつべキッズです。宇奈月温泉の子どもたちのユニットです。

これまで全日程をすべて出演したのは、プロ演奏者しかいませんので、彼らが音楽祭初の快挙です。
覚悟のこもった演奏に震えちゃいました。

満員ですよ

2015年09月22日 | 音楽祭について
お客さんが少ないんじゃないかって心配して、扮装のままで駅までチラシを配りに行ったみなさんの努力の甲斐あって満員の客席。

できることを生かしてという音楽の楽しみをオーケストラにまで仕立てる発想と、そこにしかない体験はお客さんの心を動かしました。拍手が鳴り止みません。
お泊りになった旅館のスタッフも応援にきていました。見かけて手を振られる姿も印象的。
ぜひ、また、おいでください。
おもちゃばこサウンド、今回の音楽祭で深く印象に残った演奏のひとつです。

駅前温泉噴水広場

2015年09月22日 | 音楽祭について
宇奈月温泉を象徴する温泉噴水。湯量豊富な宇奈月温泉ならでは。
宇奈月温泉は上流の黒薙から引湯していますが、宇奈月に到達した時点で60℃という高温です。毎秒2000リットルのお湯だからこういうこともできるんです。
駅と温泉噴水をいっしょに入れてというリクエストで撮影。

こんなものかな。
観光客のみなさんの自然なふるまいがいいですね。
青空を入れたかったなあ。

ホテル桃源さんのカメラ泣かせのロビー

2015年09月22日 | 音楽祭について
ホテル桃源さんのロビーは黒部川が背景に映り込み、とってもきれいで、演奏されるみなさんも川に浮かんでいるように見えるので、素晴らしい場所ですが、逆光でカメラマン泣かせです。
ぎりぎりこんなものかなとやってみました。
濱藤浩人さんと五十嵐佳美さんも音楽祭に続けて出ていただいています。毎回、さまざまな工夫を加えていただき、モーツァルトの音楽の豊かさを表現していただいています。

姿園子さん

2015年09月22日 | 出演者
姿園子さんのリハーサル風景です。
声の凄みを感じさせます。入口や三階まで全部共振しているような声は、声楽家の力ですね。
ぜひ、ホールで歌っていただきたい。
今年から富山に住んでおられるそうで、よいご縁をつないでいただきました。
この方なら、やまびこ橋でも歌っていただけそうです。

画質があまりよくないのはタブレットのせいでした

2015年09月22日 | 日記
音楽祭の期間、多くのみなさんにご覧いただきました。ありがとうございます。音楽祭の空気感を、風と光を少しでもお届けし、残しておけたらと考えていました。
実は、ほぼ一人でやっています。もう一人も手伝っていただくんですが、旅館に働いているのでフルタイムというわけにはいかず、休みに時間にハイスパートしてやってもらっています。
そんなことから、画像はタブレットで撮影したものばかりです。画質があまり良くなくて気になった方もあるかもしれません。
この後、ゆっくりと少しずつ、撮影されたさまざまな音風景をお届けしていきます。
どうぞ、お楽しみに。
みなさんが撮影されたものなどありましたら、ぜひ、ご紹介ください。

富山大学フィル

2015年09月22日 | 音楽祭について
音楽祭にボランティアとして参加した富山大学フィルハーモニーのみなさん。
音楽祭には、富山県内のオーケストラ関係者が多数関わっておられます。
富山大学は、富山市にある総合大学です。たしか、前身の富山師範学校時代からの伝統ある管弦楽団じゃなかったかと思います。OBもたくさんおられ、現在も音楽の中で活躍しておられると聞きます。
こうした若い人たちが音楽祭に関わっていただけることで、音楽の広さや豊かな、音楽に親しむ人の多様性を知っていただく機会にもなったらいいなと思っています。
みなさん、ありがとう。

芸術監督として

2015年09月21日 | 日記
コンサートが終わっても、横島先生、人気者です。実は、時間がある限り、さまざまな演奏会場を回って演奏を聴いておられたんです。
プロでもアマチュアでも、鈴しか振れないような小さな子どもでも、ひとつも音に込めたものを表現する立場は同じです。それは、どんな音楽にも大きな好奇心を示す横島勝人さんが音楽に込めた思いと同じだろうと思います。