ブログ
ランダム
【11/18】goo blogサービス終了のお知らせ
記事を書く
検索
ウェブ
このブログ内で
ログイン
トップ
dポイント
メール
ニュース
辞書
教えてgoo
ブログ
住宅・不動産
サービス一覧
閉じる
goo blog サービス終了のお知らせ
世界はキラキラおもちゃ箱・2
わたしはてんこ。少々自閉傾向のある詩人です。わたしの仕事は、神様が世界中に隠した、キラキラおもちゃを探すこと。
ソドム
2013-12-14 09:17:46
|
詩集・空の切り絵
アブラハムは言った、「わが主よ、どうかお怒りにならぬよう。わたしはいま一度申します、もしそこに(正しい者が)十人いたら」。主は言われた、「わたしはその十人のために滅ぼさないであろう」。(創世記第18章32)
***
ひとりでも
ほんものがいれば
よかったのだが
すべてを
にせものでやれば
それがそのまま
まるごとうそになって
馬鹿になってしまうのだ
あらゆる価値体系が
それによって
砂と崩れていく
青空のように大きな
野球盤が
亀のように
ひっくりかえる
ソドムの最期だ
コメント (1)
オルガンを弾く聖カエキリア
2013-12-14 05:17:59
|
虹のコレクション・本館
No,34
カルロ・ドルチ、「オルガンを弾く聖カエキリア」、17世紀イタリア、バロック。
これもまた、可憐で美しい女性だね。
頭に光輪をかぶせて、聖女にしているが、ないほうがいい。普通の人間の、やさしい女性としてみる方が、美しい。
天使のようだ。
人間の男は、こんなかわいらしい女性を見つけると、変に馬鹿ぶりを発揮して、いやなことをしすぎる。
好きならば、女に当たらずに、家を建ててやり、オルガンを一台買ってやることだ。そうしたら、女はやさしい音楽をひいてくれ、家をきれいにしてくれる。
それだけでよいものを。
八重垣をつくる男の腕を、女を殺すために使っては、おしまいだ。昔は、こんなかわいらしい女性は結構いたが、あまりに男がいじめるので、現代はこういう女性はほぼ絶滅している。
未来の人間は、こういう絵のなかに、むかしは実在したやさしい女性の夢を見るかもしれないね。
叫び
2013-12-13 08:48:47
|
詩集・空の切り絵
あなたは姦淫してはならない。
(出エジプト記・第20章14)
「おのが妻に満足せず、遊女に交わり、他人の妻に交わる、――これは破滅への門である。」
(スッタニパータ・第一章、108)
みだらな思いで他人の妻を見るものはだれでも、すでに心の中でその女を犯したのである。もし、右の目があなたをつまずかせるなら、えぐり出して捨ててしまいなさい。
(マタイによる福音書5,28-29)
***
古代の昔から、これほどないがしろにされている教えはないね。
いろんな人が繰り返し言っていることだが。
いいかね、浮気はしてはならないのだぞ。これは本当だ。
やっては人に大きく迷惑をかける。これくらいわかるだろう。
ばればれの屁理屈をこねて、当然の顔でやるな。
不倫は文化だと。
自由恋愛などというものは、猿のやることだ。
本音は、若い女とやりたいだけだろう。
***
ただ女子と小人は養い難しとなす。これを近づくればすなわち不孫なり。これを遠ざくればすなわち怨む。
(論語・陽貨)
***
わたしはそういう分野は苦手なんだよ。男も女も、おまえらは、変態か。いいかげんにしろ!
ここまでくると心の叫びだね。いや実際、孔子はこういうことを言ってるんだよ。
言われてもしょうがないことを、やったやつがいたからだ。
コメント (1)
華やかなドレスを着たサスキア
2013-12-13 04:21:37
|
虹のコレクション・本館
No,33
レンブラント・ファン・レイン、「華やかなドレスを着たサスキア」、17世紀オランダ、バロック。
レンブラントは、モデルよりも、自分のうまさを重視する画家だ。
ゆえに、妻サスキアをモデルとした絵も、モデルへの愛をあまり感じない。うまさゆえに見事に、女性の顔や肉体の微妙な崩れ方をも描いてしまう。
普通に女性が好きな男なら、モデルの顔や体型を整理して、もっと絵画的に美しく描くものだが。
その中で、これは比較的モデルを美しく描いたものである。
レンブラントは、そのうまさゆえに、見る側からすると、少々鼻につくきらいがあるのだが、これは上手さと愛がほどよくまじっていて、よい。
やはり、上手い画家には、それなりに美しいものを描いてほしいね。
写実主義の画家でも、もっと美しく描くぞ。
ロレンツォ
2013-12-12 08:45:23
|
詩集・空の切り絵
「わかいあいだが、なによりもいいのだよ。ずんずんのびて、そだっていくわかいときほど、たのしいことはないのだよ」
(ハンス・クリスチャン・アンデルセン「もみの木」)
青春とはまことに美しいものだ
されどそれははかなく過ぎてゆく
楽しみたいものは大いに楽しめ
明日の日は確かではないのだから
(ロレンツォ・デ・メディチ)
祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理をあらわす
おごれる者も久しからず
ただ春の夜の夢のごとし
たけき者もついには滅びぬ
偏に風の前の塵に同じ
(平家物語)
疏食を飯らい、水を飲み、肱を曲げてこれを枕とす。
楽しみまたその中に在り。
不義にして富みかつ貴きは、われにおいて浮雲のごとし。
(論語・述而)
***
こんなことがみんな嘘っぱちだってことくらい
俺が一番よく知っている
楽しめるときに大いに楽しんでおけ
馬鹿者ども
いつかはみんなだめになる
こんなことはみんな馬鹿だ
結局はみな つらいことになりきる
なんでこんなことばかり
やらなくちゃならない
いつかはだめになるってのに
コメント (1)
風景の中の自画像
2013-12-12 05:05:50
|
虹のコレクション・本館
No,32
アンリ・ルソー、「風景の中の自画像」、19世紀フランス、素朴派。
素朴派というが、これもユニークな画風だ。色彩といい、形と言い、おもしろい。この画家が優れているのは、きちんとした技術をもって、人間の魂や植物の魂をきちんと描いていることである。これが非凡なところだ。
ところが、ここに罠がある。この描き方は、いかにも簡単に見えて、だれもが真似したがる。こんな絵で、立派なものになるならと、アンリ・ルソーの真似をした画家が、たくさんいるのだ。
実に、キュビズムやシュルレアリズムも、起源はここにあるというものである。
これで芸術になるのなら、簡単ではないかと。
だが、アンリ・ルソーの真似をした芸術家は、みな、アンリ・ルソーに敗れる。誰も、これ以上のものを描けない。ピカソもシャガールも、ルソーの歪んだ孫だ。
この自画像に、画家の魂を感じてくれたまえ。これの安易な真似をした画家が、バカに思えるはずである。
イネ
2013-12-11 10:58:22
|
詩集・空の切り絵
白い飯を
食わせてやろうとて
さらさら さらさら
生きている
白い飯を
食うためには
はちじゅうはちの
手間がいるぞ
はちじゅうはちの
愛がいるぞ
それはそれは
うつくしい ちいさな娘を
てしおにかけて
育てるように
白い飯を
おまえたちにやろうとて
神が 何を
してくださったのかを
思いなさい
やおよろずの
手間をかけて
おまえたちを育てている
神の手を
思いなさい
コメント (1)
聖書を読む老婦人
2013-12-11 05:20:42
|
虹のコレクション・本館
No,31
ヘリット・ダウ、「聖書を読む老婦人」、17世紀オランダ、バロック。
これもまた美しい女性だ。真剣に聖書を読んでいる。勉強をしている。家政に徳をもってあたっているよき女性であろう。
モデルはレンブラントの母御らしい。子供をいっぱしに育て上げた自信が横顔に出ている。苦労をしたのだろう。信仰を支えに、子供を育てながら、あらゆる苦難を乗り越えて生きて来たのだろう。画家レンブラントの影には、こういう女性がいたのである。このような女性が一人いれば、家庭とその周辺によきことがたくさん起こる。善をまじめに行う女性が一人でもいれば、たくさんの人が助かるのである。
この女性を美しいと感じることができる人は、とても良い人間だ。画家はこの人の美しさがわかる人間だったのだろう。
佳品である。
ムハンマド
2013-12-10 08:44:33
|
詩集・空の切り絵
アッラーは偉大なり
アッラーのほかに神はなし
(イスラム教礼拝の唱句)
***
真実こそ偉大なのだ。真の道以外を決して歩いてはならぬ。
おまえたちは、偉大な神が愛した、偉大な器だ。
偉大なことをなせ。
愚かな軽輩の真似をしてはならぬ。
卑怯極まりない嘘つきのしもべになってはならぬ。
ともにゆこう。正しいことを教えてやる。
すべての行動を、ともにしてやる。
愛している。
コメント (1)
ラファエロ
2013-12-10 04:59:02
|
アートの小箱
ラファエロは安い。工房で大量生産された絵葉書美術だ。
きれいに描いてあるが、心に訴えてくるものがない。
ラファエロに学ぶと、人間は芸術を間違う。神のごとき剽窃者という異名があるが、おかしなことだ。神は剽窃などなさらない。まるごとすばらしく、かつてない創造をなさることができるのに、なぜ他者から盗む必要がある。
いろいろと作品を見ていても、ラファエロ本人が主な製作者となってかかわっている作品は、初期のものに限られる。ラファエロの真筆と言える作品は、師ペルジーノの真似を脱していない。それなりの個性は見えるが、どれも、どこかで見た構図ばかりだ。剽窃者と言われるゆえんであろう。
このようなラファエロを人間が必要以上にたたえるのは、やはり、レオナルドという傑出した才能があったからだろう。はっきり言ってしまえば、盛期ルネサンスは、レオナルドの独り勝ちだったのだ。それをみとめたくない人間が、ミケランジェロやラファエロを作り出したのである。
ラファエロの作品として人気のあるこの作品も、大勢の弟子たちが総出で作ったと言う感がある。美しく見えるが、人間の個性を感じない。才能ある画家が描けば、美しさの前に、強い個性を感じるものだ。それが工房の作品であろうとも、師匠の個性が強く出るものだ。
だがラファエロの作品にはそれがない。世間の順当な評価にこびる商売人の姿勢が見える。
つまりはだ。ラファエロの工房は「大勢」の弟子たちで成り立っていたのだ。その裏には、ラファエロをプロデュースしていただれかの存在がある。
まあこういうことは、わたしがあえて言わずとも、わかっているだろうが、そろそろ真実を見つめた方がいいのではないかと思い、言ってみた。
ラファエロはいつか解体する。なぜなら、ほとんどすべてが、彼の作品ではないからだ。
コメント (1)
記事一覧
|
画像一覧
|
フォロワー一覧
|
フォトチャンネル一覧
«
前ページ
次ページ
»
プロフィール
フォロー中
フォローする
フォローする
自己紹介
わたしはてんこ。
自閉傾向のある詩人です。
絵を描いたり、歌を詠んだりも好きです。
絵は主に切り絵です。
ログイン
編集画面にログイン
最新記事
立秋
七夕
キキョウソウ
山
お別れ
モクレン
スピカです。
作品集
別館
切り絵
>> もっと見る
カレンダー
2013年12月
日
月
火
水
木
金
土
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
前月
次月
カテゴリー
詩集・試練の天使
(161)
天使の小窓
(59)
歌集・アンタレス
(48)
詩集・貝の琴
(124)
画集・ウェヌスたちよ
(246)
画集・エデンの小鳥
(68)
アートの小箱
(29)
てんこの論語
(81)
歌集・恋のゆくへ
(38)
箱庭写真集
(604)
花や木
(123)
生命
(78)
空よ
(18)
有為のしらべ
(56)
こものの部屋
(147)
フェアリィウィスパー
(115)
わたしの本棚
(12)
月の世の物語
(43)
月の世の物語・別章
(27)
月の世の物語・上部編
(13)
月の世の物語・余編
(49)
月の世の物語・天人楽
(8)
月の世の物語・後の歌
(3)
薔薇のオルゴール
(63)
デッサン・下描き
(40)
月夜の考古学・本館
(98)
虹のコレクション・本館
(130)
もくじ
(5)
珈琲の海
(400)
詩集・空の切り絵
(84)
天然システムへの窓・本館
(7)
瑠璃の小部屋
(104)
ちこりの花束
(106)
霧の風景
(171)
幻の少女たち
(286)
ポーラースター・システム
(48)
風紋
(262)
青空の神話
(169)
気層化石
(795)
気まぐれコレクション
(657)
小さな花図鑑
(216)
スピカの部屋
(2)
ブックマーク
goo
最初はgoo
路傍の花
Windflowers
Maybe
OMOI-KOMI-我流の作法
散歩に行く?
日記だズ
世界はキラキラおもちゃ箱
いろはにほへと感
月の岩戸
世界はキラキラおもちゃ箱・別館
世界はキラキラおもちゃ箱・第3館
月の裏側
世界はキラキラおもちゃ箱・読者の広場
ムジカの写真帳
写真館
ヴィーナスのニンフたち
絵画館
青城澄作品集
最新フォトチャンネル
ch
281852
(25)
星の切り絵
ch
289872
(20)
2014年3月
ch
284851
(21)
月の世の物語・人物編
ch
282573
(26)
天使のABC
ch
179259
(47)
切り絵・青城澄
ch
281887
(35)
ちょうちょ
ch
281874
(26)
かわいいレース編み
ch
249125
(23)
2013年春5月
ch
242905
(21)
2013年春4月 花や虫
ch
240859
(27)
てんこの自選傑作写真集
>> もっと見る
最新コメント
てんこ/
馬鹿の末路
てんこ/
背景の反乱
てんこ/
カーニバル
てんこ/
夢
てんこ/
眠りの中で
てんこ/
雪軍
てんこ/
なしの実
てんこ/
神や
てんこ/
花軍
てんこ/
月の岩戸は
バックナンバー
2025年08月
2025年07月
2025年06月
2025年05月
2025年04月
2025年03月
2025年02月
2025年01月
2024年12月
2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月
2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月
2024年01月
2023年12月
2023年11月
2023年10月
2023年09月
2023年08月
2023年07月
2023年06月
2023年05月
2023年04月
2023年03月
2023年02月
2023年01月
2022年12月
2022年11月
2022年10月
2022年09月
2022年08月
2022年07月
2022年06月
2022年05月
2022年04月
2022年03月
2022年02月
2022年01月
2021年12月
2021年11月
2021年10月
2021年09月
2021年08月
2021年07月
2021年06月
2021年05月
2021年04月
2021年03月
2021年02月
2021年01月
2020年12月
2020年11月
2020年10月
2020年09月
2020年08月
2020年07月
2020年06月
2020年05月
2020年04月
2020年03月
2020年02月
2020年01月
2019年12月
2019年11月
2019年10月
2019年09月
2019年08月
2019年07月
2019年06月
2019年05月
2019年04月
2019年03月
2019年02月
2019年01月
2018年12月
2018年11月
2018年10月
2018年09月
2018年08月
2018年07月
2018年06月
2018年05月
2018年02月
2018年01月
2017年12月
2017年11月
2017年10月
2017年09月
2017年08月
2017年07月
2017年06月
2017年05月
2017年04月
2017年03月
2017年02月
2017年01月
2016年12月
2016年11月
2016年10月
2016年09月
2016年08月
2016年07月
2016年06月
2016年05月
2016年04月
2016年03月
2016年02月
2016年01月
2015年12月
2015年11月
2015年10月
2015年09月
2015年08月
2015年07月
2015年06月
2015年05月
2015年04月
2015年03月
2015年02月
2015年01月
2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年09月
2014年08月
2014年07月
2014年06月
2014年05月
2014年04月
2014年03月
2014年02月
2014年01月
2013年12月
2013年11月
2013年10月
2013年09月
2013年08月
2013年07月
2013年06月
2013年05月
2013年04月
2013年03月
2013年02月
2013年01月
2012年12月
2012年11月
2012年10月
2012年09月
2012年08月
2012年07月
2012年06月
2012年05月
2012年04月
2012年03月
2012年02月
2012年01月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年09月
2011年08月
2011年07月
2011年06月
2011年05月
2011年03月
2011年02月
2011年01月
2010年12月
2010年11月
2010年09月
2010年08月
2010年07月
2010年06月
2010年05月
2010年04月
2010年03月
2010年02月
2010年01月
2009年12月
2009年11月
2009年10月
2009年09月
2009年08月
2009年07月
2009年06月
2009年05月
2009年04月
2009年03月
2009年02月
2009年01月
2008年12月
2008年10月
2008年09月
2008年08月
2008年07月
2008年06月
2008年05月
2008年04月
2008年03月
2008年02月
2008年01月
2007年12月
2007年11月
2007年09月
2007年08月
2007年07月
2007年06月
2007年05月
goo blog
おすすめ
「#gooblog引越し」で体験談を募集中
【コメント募集中】goo blogでの思い出は?
おすすめブログ
@goo_blog
お客さまのご利用端末からの情報の外部送信について
goo blog
お知らせ
【11/18】goo blogサービス終了のお知らせ
【PR】ドコモのサブスク【GOLF me!】初月無料
【コメント募集中】goo blogでの思い出は?
「#gooblog引越し」で体験談を募集中