ます

「ます」　　　　ギュスターヴ・クールベ


太ったますがつれた悦び

この世にはすばらしいものがいくらでもある。

コップとなしとナイフのある静物

「コップとなしとナイフのある静物」　　　　フランソワ・ボンヴァン


うつわもナイフも人に分け与えるための道具だ。

木の実は神の約束だ。

ものには美しい意味がある。

ワインボトルのある静物

「ワインボトルのある静物」　　　　アンリ・エドモン・クロス


いろんな色の点描で光が描いてある。

たまねぎとレモンの重みがわかる。

花

「花」　　　　フレデリック・バジル


花のたましいが描いてある。

画家は花は生きているものととらえていたのだろう。

正義と平和の寓意

「正義と平和の寓意」　　　　コルラード・ジャクウィント


緑の服を着た女性が正義、薄紅の女性が平和だろう。

正義は平和の肩を抱き、平和の足元からは様々な恵みがあふれている。

静物

「静物」　　　　ギュスターヴ・カイユボット


ものを見ると安心する。

そこには人間に見るような罪の影がないからだろう。

ヴィーナスとクピド

「ヴィーナスとクピド」　　　　エミール・レヴィ


きのうおとといと暗かったので、明るいのが欲しかったのだ。

かわいいヴィーナスだね。

楽園を見る思いがする。

磔刑

「磔刑」　　　　レオン・ボナ


このむごい図は見ていると言葉をなくす。

これは全人類の十字架なのだ。

エッケ・ホモ

「エッケ・ホモ」　　　　フランチェスコ・アイエツ


悲しい図だ。見るたびに苦しくなる。

人間は、誰でも一度は、これを経験せねばならないのだ。

牧場の二頭の牛

「牧場の二頭の牛」　　　　クロード・エミール・シェフネッケル


たまには風景画を。

広々とした明るい牧場だ。

五月だろうか。

鳥の声が聞こえてきそうだ。