世界はキラキラおもちゃ箱・2

わたしはてんこ。少々自閉傾向のある詩人です。わたしの仕事は、神様が世界中に隠した、キラキラおもちゃを探すこと。

4月の終わり

2013-04-30 07:56:49 | 花や木
2013年春4月 花や虫


月の終わりのお花特集です。

今回は、フォトチャンネルでお花を紹介します。
せっかくフォトアルバムの機能があるのに、やっぱり使わないと損ですよね。
これだと、いっぺんにいっぱい紹介できて便利です。

来月からもこれでやってみたいと思います。

今年の春4月の花は、去年と違います。なんだかとてもやさしく私を見てくれる。

ツルニチニチソウなど、去年までは、とても苦しそうな顔で写ってくれていたものですが、今年の花はとてもやさしく写ってくれている。

愛が深く、清らかになってきている。

去年と今年では、何かが違っているのでしょう。

楽しんでいただけると幸いです。




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Angel of Truth

2013-04-29 06:50:33 | 天使の小窓

わたしは わたしであるがゆえに
正しきこと 真なること以外の意味が
少しでも紛れる可能性のある余白を持つ
人間のあいまいな言葉を
嫌悪する

わたしは 完全に
それは真実である
ということばを 
愛する

ゆえに わたしに語りかけるときは
一寸も 真実以外のことが紛れ込む
隙間のない言葉で
語りかけよ

もし 真実を語ることが
恥ずかしいことであるならば
黙せ
かろがろと 風に浮く
巧妙な目くらましのつもりで
要らぬ美辞を長々と並べ
修飾の池に鮒のように浅はかな自分を逃がす
己を恥じるべき虚言には
わたしは耳をそらし
それを忘却の海へ捨てる

わたしは
真実以外のことは受け入れない
わたしは
そういうものである

現実の一切が苦く
真実を語ること難き世にても
わたしは己をつらぬく

このわたしのある呼び名を
真実の天使と言う




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あなたはだまっていらっしゃい

2013-04-28 06:54:44 | 詩集・試練の天使

みなさあん げんきですかあ?
試練の天使さまですよお?

いつものことながら
きついって思ってますかあ?
でもね
これはね
試練の天使さまの
ふかい ふかあい 愛だからあ
ほんとよ?

信じてくれなくてもいいけどお
試練の天使さまはあ
ほんとに みんなを
ふかく ふっかっくっ  ふっっかっっくっっっ
あいしてるから

ほんとよ

え? なんでこんなとこに地雷がって?
さあ なんででしょうね?
え? なんでこんなとこに落とし穴がって?
さあ なんでかしら?
え? なんでみんなぶっこけてるんだって?
さあ どうしたんでしょうね?

だめですよお
こぶしにぎりしめて
怒りに燃えてもお
愛ですからね わかってね

試練の天使さまはあ みんなのことを
真剣に考えて
みんなのために たっぷりと
いいことばかり やってるのよ?
ほんとよ?

信じてくれなくてもいいけど
愛してるから
ほんとよ

あいしてるから



(裏返すと 嘘だって書いてありますよ)



あなたはだまっていらっしゃい




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白旗

2013-04-27 06:51:38 | 詩集・試練の天使

まったく
いやらしいことばかりに
頭が回るやつらに
何をおっしゃるやら

(ああ また
 あなたを怒らせてしまいましたか)

いいえ
怒ってなどおりません
あなたはそういうひとですから
愛だけというひとですから
少々 あきれてものもいえないと
思っているくらいです

(やっぱり
 怒っているではありませんか)

怒っていませんよ
まあ だいたいが
普通の人間なら しらじらと
よくもそういうことが言えるものだと言うことを 
あなたは 真剣そのもので
真面目に真っ直ぐに 真心からおっしゃる
それで人間は たいそう痛い目にあっておりますよ

(なんとなくは
 わかりますが)

知らなくていいですよ あなたは
まったく 

白旗でも振りましょう わたしは
あなたには かなわない

(それはふつう
 わたしのセリフですが)

いいえ こちらのセリフです

ほんとうに 人間よ
まことにあなたがたは 幸せだ
こんな愛に恵まれて

(試練の天使よ 
 わたしはそんなつもりでは)

皮肉だと言うことくらい
気付いて下さいね



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神の愛

2013-04-26 07:02:00 | 天使の小窓

神の愛に報いることは
天使ですらもできない
神の愛はあまりにも大きく
あまりにも清らかで 純真であり
あまりにも 美しい

神の愛は
かわいいこりすの指先のように
小さくも繊細でありながら
大きな銀河の腕を
鞭にしてつかむことができるほどに
大きい

その幽玄繊細にして巨大なる指先がなす創造の
美しさとすばらしさを見よ
だれがその愛に報いることができよう
ああ 神を
愛すれば愛するほど
わたしの胸は幸福に酔いしれる
美しい神を愛している

たとえ報いることができないとしても
わたしは 少しでも神が喜んでくださることをしたい
それは 神が下さったこのわたし自身を
わたし自身として正しく生き
すべてのものの幸福のために働くことだ

わたしが正しくもより美しくなっていくことを
神は喜んでくださる
だからわたしは あなたがたに言う
報いきれない神の愛をたたえ
自分自身として 美しいことをしなさい
あなたがたは やることができる
信じなさい 自分の素晴らしさを

神は美しいものしか創造したことはない
ゆえにあなたがたは美しい
ほんとうのあなたがた自身を
見つけなさい
あなたがたの その仮面の下にある本当の顔は
今のあなたとして 最も美しい顔なのだ
仮面を捨て あなたしかいない
あなたのその自分を 生きなさい
わたしは報いを求めない
だがあなたがたが自分の心で報いたいと思い
できる力ですべてをやろうとするとき
わたしは本当に幸福だろう
そしてそれは
神の御心もまた 喜ばすことであろう

人よ わたしは報いを求めない
けれども それがあなたがたにとって
よくないことであることは知っている
あなたがたの苦しみを見るとき
わたしは苦しい
けれどもあなたがたは それを乗り越えていかねばならない
苦しくとも苦しいと思わず
つらくとも つらいと言わず
進みなさい やりなさい
おのれの光をもやし おのれを信じて

愛しているよ



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支払え

2013-04-25 06:37:22 | 詩集・試練の天使

ジーザス・クライストを殺した罪を
ジーザス・クライストに押し付けるな
馬鹿者よ

この世界の
あらゆるものに 
おまえたちが罪をおしつけた
あざがある

破れ果てた 蝶々の翅
腐りちぎれた 鹿の足
翼の折れた 白い鳩
頬に黒きシミを塗られた 美女
ごみと一緒に投げ捨てられた 愛
あらゆるものに おまえたちは
自分の罪を平気でおしつけた

おまえたちがやったことは
おまえたちがはらわねばならぬ
もはや おまえたちは
逃げることはできぬ
真実の おのれの影から

惨い暴力と荊冠の血と
十字架にはりつけた釘の苦痛と
あらゆる侮辱と嘲笑と
受難の油に焼かれた肉体と
それでも貫いた愛への
対価を 支払え
馬鹿者が

神の愛は 無償である
なぜならば 人間には
神の愛に報いることは
とてもできないからだ
だが 天使の愛は
有償である
なぜならば おまえたちは
それを支払うことができるからだ
ゆえに おまえたちはこれから
すべての天使の愛に報いねばならぬ
もはや 猶予の期限は切れた
すぐ 支払いにかかりなさい

ジーザス・クライストを殺した罪を
ジーザス・クライストに押し付けるな
馬鹿者よ



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天使の恋

2013-04-24 06:55:15 | 天使の小窓

真心にて 恋の思ひに
答へむとして 敗れ去りき
愚かなるものの 哀れなる
心を今 教へむと思ふ

すべてを まことのさいはひのうちに
たすけむとして 馬鹿かといはれ
かへす言もなけれど
真心の ほかに
何も なきにしあれば
そを たよりとして
自らの 正しきまことを
おこなはむとせり

われ 愚かなれば
ほかになすべきことを 知らざりき

われ をみななれど
こころは をのこにあれば
をのこの恋の思ひを
軽しと思ふこと あたはず
をみなのかたちして
をのこのまことをおこなはむとせり

その心 すべて
愚かと
ああ 今は思ふ すべては
まことに われ をさなき心の
まことにてありき

軽しと思ふこと ならずと思ひ
まことをつくせしものの心
そはいかにも 風に散るひとひらの
朽ち葉のごとく 軽く
軽く
花をかすかにゆらす
そよ風にも崩れゆき
地に黒き影をすりつぶし
すべてを投げ捨て
逃げゆきぬ

われ 心破れても
ただ まことをおこなはむとせり
ただ まことを
そは いかにもをさなき
めわらはにひとしき
心なれば

ああ 影に映りて
ひそかに立つ緑樹のみ
われを哀れとぞ思ひ
慰めをうたひくれぬ
われ 愚かにも
愚かにも
真心のみが 我の
こたへにてあれば

この世の人のをのこよ
どうか われに
恋の思ひをもつことなかれ

もつことなかれ



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なにゆゑに

2013-04-23 06:37:29 | 歌集・アンタレス

なにゆゑに くるしきといふ 汝が胸の 青き毒塗る 心臓の音




おろかなる 罪を重ねて おのれのみ 助からむとて 言ひ訳の無駄




ことのはを 賢く並べ 嘘を入れ 見栄えだけでも それらしく見せ




知りつつも 知らぬとぞいふ 人の世の 技の巧みに 生きつつも死す




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かわいらしい

2013-04-22 06:38:13 | 詩集・試練の天使

(何度も何度も かわいらしいと言われるが
 今のわたしは ほかからみれば
 相当にかわいらしいんでしょうね)

そういうことを 真顔で
真っ直ぐに言って
許されるのは
あなたくらいのものでしょうな
まあ 真実しか言わない
あなたですけれども
普通は言いませんよ

(今わたしは 胸のあたりの
 感情の中枢を
 強い力で守られているような気がしています
 それはきっと
 あなたが守ってくれているのでしょうね)


言いたいことはわかります
ほんにまったく 
あなたはかわいらしい
絶望的なほどに
小さく 弱すぎ 美しすぎる
あなたを見ると 人は狂う
わたしもまた 愛おしいと思わずにいられない
まことに そのあまりにも
ちいさな姿で あなたは
自分は男のつもりで
無茶苦茶なことをやる

(ああ そうです 
 無茶なことはやりました
 しかし わたしがやらねば
 もうほかには いなかった)

痛々しいと 思ってくれるものは
少なかった
あなたが ぼろぼろの心で
血を流しながら笑っていたことを
気付いてくれたのは
くすのきくらいでした

(忘れました そういうことは
 くすのきも もういない
 にんげんは 大切にしなければならないものを
 あのように 簡単に切り捨てるが
 何を失ったのか
 教えてあげなければ わからない)

そういうあなたのことばを
人々が理解できるようになるには
一世代が必要でしょう
小さなかわいらしい人よ
あなたを愛していますよ
わたしは 

(わたしも あなたを
 愛しています
 あなたと ともにいると
 わたしの心は 時に
 父に甘えたい幼女のようになる
 それはわたしの幼い頃が
 あまりに寂しすぎたせいでありますが)

ああ 何もかもは知っています
みな 見て来ましたから
もう 悲しいことはありません
苦しいことは ありません
あなたは ずっと
小さな月の岩戸で
好きな詩文や絵をかいていなさい
遊んでいていいのですよ
だれももう あなたを傷つけることはできない

なにもかも 
あなたはひとりで やりすぎた

(孤独でした でも
 もういいのです
 わたしは今
 とても美しい愛に包まれている)

ああ 神が降りてきてくださっているのでしょう
あまりにも あなたが小さくて
かわいらしいので

(天の下 さまよふ風を 我が親と)

ひたすらに来し ひとすじの道



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ここまでよ

2013-04-21 07:12:56 | 歌集・アンタレス

責任を とれと人には 言うけれど 自分とるのは いやなのか馬鹿




やったこと やってないとは いうけれど みんなのまえで やったろう馬鹿




悪知恵の 回る頭で 考える 遠い逃げ道 警察封鎖




まったくもう 残念でした ここまでよ さっさとお縄に つけ馬鹿野郎




裏道を 逃げむとはして 浅知恵の 猿がバナナの 罠にかかった




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