世界はキラキラおもちゃ箱・2

わたしはてんこ。少々自閉傾向のある詩人です。わたしの仕事は、神様が世界中に隠した、キラキラおもちゃを探すこと。

5月の終わり

2013-05-31 05:41:17 | 花や木


月末恒例、今年の5月の花や木の写真です。

今年は、近くの公園のセンダンが、それは見事に咲いてくれました。
とてもきれいなので、見てください。

くすのきのことで、わたしが傷ついているのを、慰めてくれているようです。

友達はいいですね。
自分にとって特別な木がいるのは、幸せです。
くすのきとも、ずっと語り合い、いろんな経験をともにしてきた。
センダンもずっとわたしを見ていてくれた。

愛が流れている。
失っても、いつも誰かの愛がそばにいる。



くりかえしくりかえす

2013-05-30 05:44:36 | 詩集・貝の琴

くりかえし くりかえす
潮騒の音に導かれ
どこにいくのだろう 地球は

くりかえし くりかえす
風の音に導かれ
どこにいくのだろう 人間は

くりかえし くりかえす
魂の声に導かれ
どこにいくのだろう わたしは

くりかえし くりかえす
季節のめぐりの中で
何を見出すだろう あなたは

くりかえし くりかえす
遠い呼び声の中で
いつ わかるだろう すべては

くりかえし くりかえす
愛のささやきの中で
いつ 気付くだろう 君たちは



コメント (1)

レギオン

2013-05-29 05:20:36 | 詩集・試練の天使

いやがっているのに
やめようと
苦しんでいるのに
やめようと
誰も言わない

その娘が 何をしたと
いうのだ
乱暴はよしなさい

ジーザス・クライストが
何をしたと 言うのだ
みんな 暴力はやめなさい

誰も言わなかった
ひとりの娘が 死ぬまで
ジーザス・クライストが 死ぬまで
誰もやめなかった
誰も言わなかった

弱きものは 大勢になると
その力によって 無限の狂気に落ちる
幻の魔王が 降りてくる
誰もそれを止めることが できなかった

わがなは れぎおん
おおぜい なれば

その国の王は
大勢という 名前だった
みんしゅしゅぎという 名前だった
誰も 知らない
そいつがどこかにいて
すべてをやっていた
大勢とは 誰なのか

誰に聞いても知らないと言う
だが
大勢という王によって
殺された娘と
ジーザス・クライストの骸の山が
国の影に 永遠のように君臨していた

幻の 魔王よ
その名はれ ぎ お ん
大勢と言う
誰もいない 王である

誰も いない 王 である

われわれは 支配する
暴虐の 限りを尽くす
甘い酒をなめ 影に潜み
下品な笑いを 腹にかくす
童女のごとき 妊婦である
弱きものの 呪いを
永遠に孕んだ 阿呆である
けして生むことはない

王宮はない
誰もいないはずなのに
誰かがいる 

その王の顔は知らないと
誰もが言う



コメント (1)

真実の天使はやさしいが

2013-05-28 03:34:23 | 詩集・試練の天使

真実の天使は 実にやさしい
かのじょはおまえたちの心を包む
やわらかな絹を持つ
おまえたちが落ちていく奈落の底に
ふわりとしたマットレスを敷く
おまえたちが子供のように泣くとき
おまえたちを慰める甘いケーキを持つ

だが その姿が
小さく優しいからと言って
かわいらしい女に見えると言って
不用意に近寄ってはならない
かのじょは真実のみをいう
その口から吐く真実は
あまりに純度の高いカリウム金属だ
おまえたちは近寄るだけで
激しい化学反応を経験する
時には爆発する

かのじょは真実をまるごとそのまま
おまえたちに言う
そのことばは おもしろいほど
ずばずばと正鵠をつく
ほんの簡単な真実でも
おまえたちはまるで鋼鉄の棍棒で
頭をたたかれたかのような
衝撃を受ける

近寄るではないと
あれほど言うたではないか
おんなを 甘く見るではない

やさしい 純真な真心のみで
かのじょは真実を言う
まるで幼女のように 無邪気に言う
みんなの役に立ちたいと

嘘に大方助けられている人間は
かのじょに殺される
近寄るではない
自分のまことの純度に
自信がある人間でなければ
かのじょに近づいてはならぬ
かのじょを見てはならぬ
かのじょの声を聞いてはならぬ

近寄るではないと
言うたではないか
逃げよ
ばかものめ



コメント (1)

2013-05-27 04:47:36 | 月の世の物語・後の歌

大陸のほぼ中央部に、台地状に盛り上がる山脈があった。連なる山々は裾に森を引きずりながら、それぞれにテーブルのように平らな頂上部を、天に向けて開いていた。
その山脈のふちの、少しとがった峰の大きな一つ岩の上に、今一人の聖者が立っていた。彼は黒檀のように黒い肌をしており、オーソドックスだが仕立てのよさそうな灰色のスーツを着ていた。黒い瞳から放たれる彼の視線は、山脈の下に広がる森の向こうの、原野にある青い水をたたえた湖にそそがれていた。気象を管理する精霊によって、その木々まばらな野と湖には定期的に雨が注がれ、湖がけして乾かないように、野の草木がみずみずしく、ちょうど良い具合に育つように、愛のこもった細やかな世話がされていた。

「精霊の管理は見事だ。天然システムのリズムを歌として感じて歌う。まさに、神はすべての存在の中に、甘くも豊かな素晴らしい真実を流し込む。ふむ」

黒檀の聖者は瞳に力をこめ、湖の一隅にある小さな人間の集落を見た。そこには、森の木で作った小さな船を頼りに、湖に出、骨で作った釣り針で魚をつり、湖の岸を耕してそこにパンのような味のする豆や野菜を育てて、暮らしている人間たちがいた。
まだ文明の明りを確かには知らぬ、原野の民族は、自分たちのことを、タロク、すなわち「わたしたち」という名で呼んでいた。

聖者は目を少し横にずらし、魔法の呪文を唱えた。すると、風景が、まるで変色したニスをはがされるように、その奥の真実の姿を見せた。青い光の点が、広い原野をまるですみれの花園にするかのように、あちこちに群れている。聖者は、その青い光が、すばらしく複雑な計算で組まれ、地に深く縫い付けられた、紋章を形作っているのを見て、感嘆の息をついた。ふむ。神の紋章はすばらしい。

聖者は快い笑いの声を、風に吐くと、言った。「これは確かに、あと五百年は見るに見られぬ。人類は、まったく、幸福だ。神はまことに、お前たちのために、なんでもして下さる」

黒檀の聖者は、幸福感と愛を深く感じながら、目を細め、もう一度、タロクの村を見た。そのとき、山の下の方から、誰かが登ってくる気配がした。目を下にやると、水色の制服を着た役人が一人、山を登ってくる。

「聖者さま、そろそろお時間が迫っています」黒い髪の白人系の顔をした役人は、黒檀の聖者の顔を見上げつつ言った。聖者は、「ふむ、そうか、ではいくか」と言って、峰を降りようと右手を振った。そのとき、聖者のすぐそばまで登ってきた役人が、少し驚いた表情を見せて、言った。

「聖者さま、その格好でいかれるのですか?」
役人の声に、聖者は右手の所作を止め、横目で彼を見つつ、言った。
「何か問題でもあるかね?」
役人は、聖者の灰色のスーツを見つつ、少し遠慮がちに言った。「その格好では、少し…、なんと申しますか、もう少し威厳のある恰好をしていただいた方が、その…」
「これでは威厳がないかね」
「ああ、その、たいそうすばらしいのですが、相手は文明国の民ではなく、まだだいぶ原始段階にある人間ですから、その、もう少し派手にしてみてはいかがかと…」
「なるほど」
そういうと聖者は、左手でパチンと指をはじいた。すると聖者はいつしか、灰色のスーツの上に、革製の上等なマントを着て、頭には、金の縁取りのついた、トルコ帽のような帽子をかぶっていた。マントの留め金は金とエメラルドを細工して美しい魚の形にしたものだった。
「ふむ。まだまだかな、羽根でもつけるか、いや、こうしよう」聖者はまたパチンと指をはじいた。するとその右目が金色に輝いた。「どうだね?」聖者が問うと、役人は苦笑いをしつつ、「とてもすばらしいです」と言った。

「よし、ではいこう」そういうと黒い肌に金色の右目をした聖者は、右手を振り上げ、風の中に飛び出し、峰を降りて原野の方に向かった。役人もそのあとを追った。

聖者は、原野の中で、一本だけひときわ美しい樹霊の気配を持つ大木の梢に、ひらりと降りた。役人も後に続いた。大木の根元から少し離れたところに、白い花をつけた野茨の茂みがあった。聖者は、ふむ、とうなずきながら、遠くから、精霊に導かれ、一人のタロクの若者が、ふらふらとこちらに近寄ってくるのを見た。

「彼の名は何と言ったかな?」聖者が問うと、役人は答えた。「パレ・アリ・ルツ…カケスのときの五日目の月という意味の名です。タロクは、原始的な太陰暦を使っていますので。カケスのときとは今の暦で、ほぼ六月に当たります」「要するに六月五日に生まれたのだな」「はい。呼ぶときは、アリと呼んでください」「うむ」

会話を交わしている間も、タロクの若者はだんだんとこちらに向かって歩いてくる。聖者はその若者の姿を見た。その姿は、ネグロイドの特徴が濃いが、肌は黒いと言うよりは褐色であり、胴が長く、体型はモンゴロイドに近かった。縮れた黒い髪を長く伸ばして、頭の後ろで奇妙な髷をつくり、それを木の櫛で飾っていた。獣皮で作った腰布をつけ、たくましい胸には、鳥の羽根と魚骨を細工したビーズを連ねた首飾りがあった。黒く大きな瞳は、何かをもとめて熱く輝いている。

「ほう。美しい」聖者が言うと同時に、若者は茨の茂みにたどりつき、そこによろよろと倒れこんだ。

「ま、まにまに、たる、と、くみ…」若者は茨の前に頭を下げ、うずくまりながら言った。それは「神よ神よ、わたしはここにきました、という意味の、タロクの言葉だった。

聖者は、数分の間、その若者を見つめた。若者が、茨の前で、神に対し、愛を捧げる、優れた動作をするのを、真剣に見つめた。そして、心の中で、よし、と言った。優秀だ。これならば、できる。

聖者は左手を上にあげ、ほう!と叫び、一陣の風を起こした。風は野の砂を巻き上げ、若者を取り巻いて一息の渦を巻いた。白い野茨の花が、かすかに香り、若者に愛を送った。野茨は彼にささやいた。

アリ、アリ、あなたはきょう、神に選ばれた。

若者は、かすかにその声を聞いた。精霊が彼の髪をなで、目の前にある大樹の上を見るように導いた。若者は自然に首を動かし、その大きな黒い目を大樹の上に向けた。なんと美しくも純真な瞳か。神の創造とはこういうものか。若くして使命を授かるものよ。愛しているぞ。聖者は、若者の素直な姿に、愛を掻き立てられつつ、心の中で思った。不覚にも涙が出そうになった。

若者は、大樹の上に、金色の光を見た。驚きのあまり、声が出ず、その姿勢のまま凍りついた。聖者は光の中から、ゆっくりと姿を現し、彼の瞳を見返した。若者は、その姿の、あまりにも不思議で、大きく、美しく、威厳があり、夜のような黒い肌に星のような金色の右目をしているのを見た。

聖者は重い声で若者に語りかけた。
「あなたは、神の使いの前にいる。礼儀をしなさい」

そうすると若者は、ふと我に返り、あわてて頭を地につけ、深い礼儀をした。聖者は若者の礼儀正しいことをほめ、続けた。

「パレ・アリ・ルツ、その呼び名はアリ、あなたは今日、神によって使命を授けられた。これから五十日の間に準備をし、妻と子供を連れて、湖より出る川を下れ。そして、七日間を歩き、初めてであったカケスの声を聞いたところに、家を作りなさい。そこにはあなたの子孫の楽園がある。木の実があり、ふしぎなきのこがあり、川からは魚がたくさん捕れる。庭を作り、妻とともにそこをたがやし、豆とばらを植えなさい。アオサギのときが来るまでに、すべてを終わらすように」

若者は、震えながら、金の右目をした神の使いの声を聞いていた。神の使いは、若者がその言葉を覚えるまで、三度同じことを言った。

「わ、わかりました。タル、タル、わたし、行きます。川下ります。つまこ、つれていきます」

若者は、地に額を擦り付け、震えながら言った。

「よし」と神の使いは言った。それと同時に、光は消えた。

若者は、神の使いの気配が消えても、しばしそこから動けなかった。彼の頬を涙が濡らしていた。すばらしい神の使いに出会えたことが、うれしくてならなかったのだ。金色の右目の神の使い、…マナ・カン・テクル、マナ・カン・テクル、と彼は繰り返した。

やがて、若者は精霊に導かれて立ち上がり、もう一度深く神への礼儀をすると、足元をふらつかせながらも、はやる心に追い立てられるように、村へと帰って行った。

大木の上から、彼の姿を見ながら、聖者は背後の役人に言った。
「なかなかにいい男だ。若いが、骨がある。良いものを選んだな」
「ええ、それは厳選いたしました。彼の使命は高い」
「これから彼は川下に向かい、そこで家を作る。やがて彼を追って、タロクの村から数家族が来る。そこで五百年をかけて、一つの部族を育てる。その部族の名はタロクではなく」
「はい、タロカナ…新しいわたしたち、という名になります。マナ・カン・テクルという名も、彼らの子孫に神話として伝えられるでしょう」
「よい名だ。おもしろい。神の御技はいつもそうだが」

聖者はそういうと、その風変わりな神の使いの姿を脱ぎ、元の灰色のスーツ姿に戻した。そして役人とともに少し上空に飛び上がり、若者がマナ・カン・テクルと叫びながら、村に向かっていくのを見た。

「さて、これでわたしの仕事は終わったな」
「はい、ありがとうございます。お手数をおかけいたしました」
「何のことはない。ふむ。上部の取り決めだ。若者や役人ではなく、我々が芝居をせねばならないのには、それなりのわけがある」
聖者と役人は言いながら風に乗り、野を離れて元の山の上に戻った。

聖者は再び、山の上から原野を見下ろし、呪文を唱え、目に力をこめて、大地に描かれた大きな青い紋章見た。それは、神が大地に描いた、守護の紋章であった。その紋章により、五百年は、あのタロクとそこからわかれた新部族は、ほかの人類に発見されることなく、この野で健やかに育てられる。聖者にはその紋章から香り立つ神の深い愛に感嘆せざるを得なかった。なんと美しいのか。紋章はどれもみな少なからず薔薇に似ているが、この複雑な紋章はまさに大地に描かれた巨大な薔薇の絵にほかならない。

「イングリッシュ・ローズ、か。ハイブリッド・ティもよいが。なんといったかな。その品種の名前」
「スノウ・アンダー・ザ・ムーンです」
「月下の雪か。清らかにも白い薔薇。人類はまさか、自分たちの生み出した薔薇の遺伝子が、改良因子として組み込まれ、新しい人類がここに生まれようとしているとは、思いもすまい」
「まさに、そのとおり。薔薇の品種改良も、神の導きでしょう。曰く、愛の遺伝子。アリはその因子を授けられたがため、自然に見事に、愛を行っていく。薔薇は愛の因子だ」
「ふふ。これより五百年の後、タロカナと現生人類の混血が始まる。タロカナ族の伝える因子は、罪業によって歪んだ現生人類の遺伝子を新たな方向に導いていくための、光となる」
「はい。それ以上のことは、神しかご存じではありません」
「われわれは、われわれのできることをするだけだ。しかし、なんとも、雄大だ。神の救いとは、こういうものか」

聖者は深くため息をつきながら、快い笑顔で笑った。人類の未来は、苦しくも、明るい。こうして、いくつも、何重にも、救いの種が、地上にまかれている。

聖者が役人に別れを告げ、姿を消した頃、アリは村にたどりつき、村の中を喜びに泣いて走り回りながら、神の御使いの名を叫び、使命を授けられたことを部族の人々に伝えていた。

「マナ・カン・テクル、右目が炎のような金だった。美しく、素晴らしい使いだった。タル、わたしはいく。川を下っていく。あいする、つまこ、つれてゆく!」

  (月の世の物語・後の歌)








衆にたがうといえども

2013-05-26 04:55:00 | てんこの論語

子曰く、麻冕は礼なり。今や純なるは倹なり。われは衆に従わん。下に拝するは礼なり。今、上に拝するは泰なり。衆に違うといえども、われは下に従わん。(論語・子罕)

先生はおっしゃった。冠は麻で作るのがもともとの礼というものだが、今の時代でそれを守るのは難しいので、ちがうものでつくる。この辺の事情はもっともなので、わたしは世間に従おう。主君に挨拶をするときは、檀下からするのが礼であるが、今は檀上にあがってすることが多い。この点はわたしは譲れない。世間と意見は違おうとも、わたしは自分の意志を貫き、下段から恭しく敬いたい。

   ***

今日は、わたくし流に、訳してみました。
ずいぶん違いますね。やっぱりわたしは、こういう感じになります。ひとつひとつ、丁寧に、真実の静脈を探って、正確に採血するというか。

まあこれを、彼流に訳してみたら、こんな感じになりますか。

世間が何を言おうと、おれはおれだ。

ね。わかりますね。簡単だな。ぴったりですね。言いたいことはこれに尽きる。
もう書くことがなくなってしまいました。

でも、とにかく、世間の常識と違うことでも、自分のまことの気持ちに外れることは、したくはない。人間として、そういう気持ちは、当たり前だと思うのですが。
難しい世の中で、気力を消耗して、生きる気がしなくなって、つい世間に自分を譲ってしまう人も多いですが、わたしは、できることはすべてやり、力の限りを尽くして、自分のまことは守りたい。そういう生き方をしたいし、してきました。

わたしはこれが、わたしらしいということをしてきた。

それが他人から見ると、おもしろいんでしょうね。





たしかにただしい

2013-05-25 05:22:49 | 詩集・試練の天使



やれやれみなさん
たいへんですねえ
かのじょときたら
まじめにも ほどがあるでしょう
たまりませんねえ
きゅうくつでしょう
わかりますよ

たしかに ただしい
まるで 真実だ
かっきりと みごとに
まことに すばらしく
正確に 美しく
真実だ まことだ ほんとうだ

たまりませんねえ
わかりますよ
わたしも ながいながい
つきあいですから

まあ あなたがたにも
選択権はありますから
かのじょ いや彼が
どうしようもなく 窮屈だと感じたら
わたしの方に来なさい
わたしは 愉快ですよ
とても おもしろい天使です
おっと
すみません 地雷がすべった

おや 落とし穴がありましたか?
珍しいですねえ
雷が鳴ってますか?
うむ 雲行きがあやしいですねえ
気をつけましょう

かのじょは ほんとにまじめ一本で
真っ直ぐにも ほどがあるほどまっすぐですから
いやあ 分子レベルまでまっすぐな
鋼鉄のものさしみたいなものですから
ちょっと冒険をしたくなったら
わたしのところにいらっしゃい

おや? おかしいな
なんでみんな 眠っているのですか?



コメント (1)

われいまだ

2013-05-24 05:12:03 | てんこの論語

子曰く、われいまだ徳を好むこと色を好むがごとくする者を見ず。(論語・子罕)

立派なことを言っても、やっぱり女の方がいいのだな。

  ***

なんか、かなり強烈な訳ですね。自分で言うのもなんだけど。
もうこれ以上、語ることもないような気がするな。
完璧に。

これ、わたしではないですね。てんこじゃない。
彼のほうだ。彼がやってる。

うまいですね。わたしではこうはいかない。わたしならもっと、きちきちと真面目に丁寧に訳します。いやあ、彼は、こういうことがうまい。こんな短いことばで、すべて言ってしまった。わたしはもう、何も説明することができない。というか無い。

そういえば、「君子は言に訥にして」のときも、こんな感じだったな。
あのときからすでに、彼がやってたんだな。

何かつけたすことがあるだろうか? そうですね。うん。つまりですね。ものすごく立派なことを言う人が、もう聖人君子のような顔をして、正しいことやきれいなことをいっぱい言う人が、一番きれいなお嫁さんをもらってるっていう。なんで?ていう感じで、きれいな女性が必ずそばにいるような。そういう、なんていうか…、ありますね。

なんでかしら、きれいな女性が必ず近くにいるのですね。

どうしてでしょうね。

こんな感じですか?




試練の天使は惨い

2013-05-23 05:09:30 | 詩集・試練の天使



わたしは すべてを 知っている
おまえたちが 何をしたかを
それをやっていたときの
おまえたちの顔に踊っていた醜い呪いを
すべて 見ている

かのじょはいう ひたすらに
苦しいことも苦しいと言わず 
ただ 耐えよ そして乗り越えよと
おまえたちに それができると
かのじょは言う
いや 願っている
だが 真実は かのじょが思っているよりも
重く 激しい


女性というものは 誰しも
現実に対しての見方が 少々甘すぎるものだ
どんなに頭がよかろうと
この限界を超えることは難しい
なぜならかのじょには悪いことをするという知恵がない
そこが計算を甘くする

人間は天使とは違う

狂気の中で何をするやらわからぬ連中が
はいて捨てるほどいる
そのものたちが何をやっているのかを
かのじょは知るはずもない
だがわたしは知っている

おのれの汚さを自ら見ている人間よ
その眼と同じ眼を使い
わたしもまた おまえを見ていると思え
ふしぎな技を使い 他人の宝箱の合鍵を作って
他人のものを盗んでいるときのお前を
わたしもまたおまえの目から見ているのだ

どのように言い訳しようとも
ごまかせるはずのないことをやり
悪知恵を回して
あらゆる馬鹿をやりながら
それが試練となって戻ってきたときには
何をすることもできない
本当に 
ば か か
おまえたちは

思い知れ
あほうどもが




コメント (1)

白い飴

2013-05-22 05:16:59 | 詩集・貝の琴

人間と 人間ではない人間が
混在している 人間社会
その実像を知っているのは
たぶん 天使だけだ
岩戸の中で 心閉じている
わたしにも 風の冷たさとして
それが伝わってくる
すべてをわかってしまうことが
苦しいので
わたしはすべてを
わからないようにしてはいるが
どうしても 感じてしまうことはある

未来が どのように塗られているのか
わたしには見えない いや
見えないようにしている
実像をすべて見ている彼は
何を考えているだろう
彼はわたしには何も言わない

ここのところ あまり表にも出てこない
たぶん わたしの感じることのできないところに
隠れていて わたしの様子を見つつ
何かほかのことをしているのだろう

実際に 存在してはならないはずの人間が
存在している
その意味を 理解できる人間はいまい
ふしぎなことは起こるが
それがどういう意味であるかということを
わたしは語るべきだろうか
知らない方がいいか

ともかく

未曽有の危機にあるということは
書いておこう
しかしそれは乗り越えられる
もちろん 高い試練がやってくるが
運命は受け入れねばならない
人々よ
あなたがたにとって
真実の運命があなたを訪れるとき
あなたがたは驚きを超えて 否と叫ぶだろう
だが 
できるなら それを静かに受け入れてほしい
でなければ あまりにも苦しい

苦しいことは 終われば
苦しくはない
すべてを耐えて 飛び込んでゆく
それが美しいことなのだと
わかってほしい が

あなたがたは わからないかもしれない
だが わたしは言う
最も悲しい運命を なめなければならないかもしれない
そんなことがありうるのかということを
見なければならないかもしれない
本当に つらい
だが 

あなたがたは 耐えねばならない
その苦しみを 受け入れねばならない
なぜならばそれは あなたがたが見捨てた
愛からの呼び声だからだ
もはや 逃れることはできない

愛していると言うことを
わたしは止められているので
あなた方にその言葉を言うことができない
今は だが
どうしても ことばがわたしの中であばれる
言わない だが 
わたしは わたしというものとして
ここにいる

小さな白い飴をつくりながら
待っている




コメント (1)