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世界はキラキラおもちゃ箱・2

わたしはてんこ。少々自閉傾向のある詩人です。わたしの仕事は、神様が世界中に隠した、キラキラおもちゃを探すこと。

すごいびじん

2008-09-27 13:18:41 | 有為のしらべ

最近、びじんびじんということばが、ブログをとびかっているので、わたしが最近見つけた、とびきりのびじんをUPしてみました。

すっごいびじんでしょう。三毛の美人は相当に珍しいですよ。子供を学校に送っていた時に出会って、いっぺんでハートを直撃されてしまい、カメラ小僧になって追いかけてしまいました。

すっごいきれい。写真撮らせて!ていうと、猫は戸惑いがちに立ち止まって、ポーズをとってくれましたよ。かわいいな。

猫ってね、自分がかわいいってこと、知ってるんですよ。それでね、ちゃんと、びじんをやってくれるんです。びじんはね、ある程度プライド高くなくちゃいけないの。ちゃんと、きれいにしてなくちゃいけないの。そして、やさしく甘えたり、いいこねって人間にいったりしなくちゃいけないの。それでね、あんまり人間がずうずうしく甘えてきたら、やめなさいっていって、逃げたり、きつい猫パンチをお見舞いするんです。なかなかに大変なのよ。

きれいなものはね、みんな好きだから。いやだっていって、逃げたりするのも、あんまりやっちゃいけないの。写真撮らせてっていう子が、いい子だったら、ちゃんときれいなポーズとってあげないとね。きれいな子に逃げられると、つらいから、時々は、いいわよって言ってあげないとね。

人間のびじんに比べると、猫のびじんのほうが、ずっと大人ですよ。心のやわらかいところにそっときてくれて、いいよっていってくれる。なにげなくずっとそばにいてくれる。それでね、もういいなってことになったら、なにもいわずにいなくなる。なにももとめない。にんげんのこころの、さみしい、ていう痛みを聞いたら、いつの間にかそばにいる。

きれいなものが、そばにいる。それだけで、人間は、安心するのです。ほんとに、そう思うでしょ。

人間の美人は、びじんでいろんなことをしようとするから、痛いものがあって、なかなかに近寄れないのですけど。

でも、ほんとうに、こころやさしいびじんは、びじんがどういうものか、知っていますから、ちゃんと、びじんをやってくれますよ。

きれいなひとはね、あいしてるよっていうかみさまのことばを、いちばん美しいかたちで、やらなくてはいけないんです。そのために、いろんなことを、やらなくてはいけないの。べんきょうもしなくてはね。

でもいまは、そんなにんげんのびじんは、とんといなくなりましたね。

うつくしいひとがいないと、女の人も、みんな困るんです。女性が美しかったら、どんなに美しいかってことを、みんなに教えてくれるから。でもふつうの女の人は、やたらと美しくしないものなの。おさえめにして、いいことをいっぱいして、いい人になって、だんだんかわいくなってくる。そういうのがいい。それでね、ほんとうはみんな、あれくらいきれいなんだよっていう女の人がいたら、助かるんですよ。

美しすぎたら、みんな苦しいから、たいていのやさしい人は、少しひかえめに生まれてきます。それでね、ときどき、ほんとに美しい人をみたら、女性はあんなに美しいんだなって、言いましょう。みんなほんとは、あんなにきれいになれるんだよ。でもね、みんながきれいだったら、つらいから、たいていは、ひかえめで、生まれます。それでね、みんなで、かわいくなろうねって、いいことしていくんだよ。

びじんになりたいのは、みんなです。けれどね、勉強しないと、びっくりするくらい、大変なことになるんです。ですから、ほんとにきれいになりたいんだったら、まず、自分だけじゃなくて、みんなかわいいねって、言おうね。みんないいねって、言おうね。そして、いいことたくさんしていきましょう。

ほんとはこんなこと、みんな知ってるんですけど。なんだか言わなくちゃいけないような気がして、書いてみました。

みんなね、きれいな人にはね、ほんとにきれいなままでいてほしいの。ずっときれいでいてほしいの。なぜって、きれいな人がきれいでないと、とても苦しいから。それでね、ほんとのびじんは、ずっときれいでいるために、ずっと勉強しなくちゃいけないんです。大変なんですよ。

美しい人がいる。それだけで、人はほっとするのよ。なぜかって? それはね、愛だからなんですよ。愛してるからなんですよ。

愛を裏切らないために、ずっときれいでいることができる。それが、ほんとの美人なのですよ。彼女は、愛してくれる人の愛を裏切らないために、ずっと、きれいでいるのよ。


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月とカマキリ

2008-09-27 10:32:35 | こものの部屋

どうも、ここ数日、最低の気分が続いています。ほんとに。

苦しいことはいろいろあるんですが、そういうときは、最低モードに自分を切り替えます。苦しいことを苦しいと思っては苦しすぎるので、苦しいのが楽しい、に切り替えるのです。

さて、この状況で体験できることは何なのか、学べることは何なのかと、探査の触角に感覚を入れる。すると、今まで知らなかった新しい経験が見える。

それがここちよいことでも、不快なことでも、探求モードにもってくと、かなり楽しめるんですよ。それでね、事態をいやなほうに持っていこうとする悪い虫が、ばかみたいだっていって逃げていくんです。

最低の状況っていうのは、普段の私の感覚や環境では、絶対にありえないことですから、そこを楽しもうって感じです。ここは異世界だ、あるいは違う星だ。宇宙人がいっぱいいる。おそろしいモンスターがいっぱいいる。これをやっつけたら、金貨が三枚もらえるぞ。あっちにいけば、やくそうがみつかるぞ。

ジョークですが、いちいち苦しがっていては持たないので、ばかみたいなことにして、面白がってるってとこかな。ほんと。

さて、方眼編みですけど、今回は、半角をいっぱいつかって、細いカマキリに挑戦してみました。半角目は、理屈では簡単なのですけど、編みこなさないと、けっこうきれいにできないんですよ。最初のうちは、半分にしても半分に見えないで、ちょっともさっとした感じになりました。でも編んでるうちに、こつがわかってきて、きれいな半角を編めるようになってきたんです。

それで、くまさんやねこちゃんの丸い頭や、なめらかなしっぽが描けるようになったので、今度は、ちょっと難しい、カマキリに挑戦してみたのです。

まだ少々荒っぽいけど、かなり、うまいでしょう♪ 訓練のたまものかな♪

半角がうまくできるようになると、方眼編みで、なめらかな線の表現が、できるようになりますよ。おもしろいです。

カマキリは、虫の中ではわたしが一番好きな虫です。孤独な感じが好き。瞬時に獲物を捕る素早さと、普段はじっと動かない静けさと。美しい翡翠色と。月のように細い体と。みな好きです。

厳しいことを生業として生きていく時、生き物はこんな感じで美しくなるのかと。

虚空の月だけが知っている悲しみ。むごいことを、平気でやっているのではない。やらねばならないから、やっている。あたりまえのことを、やる。わたしがやらねば、だれもやれないことを。

苦しいな。生きることはかなり苦しい。でも、生きたい。それはなぜなんだろう。それを探すために、生きるのか。

カマキリはいつも、ひとりで考えている風だ。

そういう孤独な感じが、好きなのです。


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