20210年の元旦は、ぬるぬると目覚め、おしぼりうどんをいただきます。信州でも旧埴科郡と旧更級郡のみで、うどんができた頃から食べられていた郷土料理です。ねずみ大根や戸隠大根などの地大根の絞り汁に信州味噌を溶いていただきます。薬味には、長ネギや花鰹、胡麻などを好みで。今回は、坂城の地産販売所で1キロ350円のものを購入。それだけでは辛すぎるので青大根(別名中国大根・江都青長)も加えました。
小麦粉は、長男が用意してくれた信州地粉です。右が辛味大根の絞り汁。今回は坂城町の直売所で買ったねずみ大根です。泡がたっているのは、辛味だけではなく甘み旨味がある証拠。これを「あまもっくら」といいます。これに、信州手作り糀味噌を溶いて長ネギや花鰹などの薬味を入れていただきます。ビタミンCも豊富でジアスターゼを含むため、食べる消化剤などとも言われます。ナスの煮浸しは次男が作りました。三元豚のチャーシューと、本漬けの野沢菜漬け。その奥には、珍味の卵入りの鮎のうるか。
こんな風に製麺していきます。おしぼりうどんは腰がないほうが汁とのからみがいいので、足では踏みません。なんかおかしいですね。なんで製麺機が3台もあるのでしょう。
●おしぼりうどんのオリジナルレシピ
息子二人が料理をしてくれるので、私はビールを。次男が持ってきた幻の宇宙ビールの、ラズベリーとブラックベリーが入ったフルーツエール。そのままでも美味ですが、ジンやマイヤーズラム、赤ワインと合わせても美味です。
長男が新巻鮭と物々交換で猟師もやっている知人からゲットしたカルガモとマガモの鴨ガラでスープをとります。これをまず雑煮に。右はカルガモとマガモの肉。左から胸肉、脚、ささみ、手羽。胸肉の皮面側には、散弾の当たった跡が残っています。ありがたく命をいただきます。
鴨ガラでとったスープで雑煮。肉はささみ。スープがあまりに濃くて美味なので、醤油は使わず岩塩のみで味付け。想像を絶する旨さでした。右は信州の地酒にホタルイカの干物と本漬け野沢菜。先が全く見えない2021の元旦の夜はゆるゆると更けて行きました。
●おしぼりうどん:おしぼりうどんのオリジナルレシピです。長野市の篠ノ井とか千曲市や坂城町には食べられるお店があるので「おしぼりうどん」で検索してみてください。
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。
★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせか、メッセージからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
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こんな風に製麺していきます。おしぼりうどんは腰がないほうが汁とのからみがいいので、足では踏みません。なんかおかしいですね。なんで製麺機が3台もあるのでしょう。
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長男が新巻鮭と物々交換で猟師もやっている知人からゲットしたカルガモとマガモの鴨ガラでスープをとります。これをまず雑煮に。右はカルガモとマガモの肉。左から胸肉、脚、ささみ、手羽。胸肉の皮面側には、散弾の当たった跡が残っています。ありがたく命をいただきます。
鴨ガラでとったスープで雑煮。肉はささみ。スープがあまりに濃くて美味なので、醤油は使わず岩塩のみで味付け。想像を絶する旨さでした。右は信州の地酒にホタルイカの干物と本漬け野沢菜。先が全く見えない2021の元旦の夜はゆるゆると更けて行きました。
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