今日は用事がないのでまず陣場平の貝母の群生地へ。折れて貝母の上に落ちた山桜の枝を片付けをしました。ご婦人三人が貝母を観に来ました。林さんですかと。そう言われることが多くなりました。2009年に偶然に発見し、亡き父が集落の人がほとんど入っている仏恩講(ぶっとんこう)の世話役をしていたので、陣場平の除伐と貝母の保護の許可を取付けてもらいました。そこから仲間も加わって数年かかって大変な作業をし、ここまで増えました。しかし、里山は常に保全活動をしていかないと荒れてしまいます。帰化植物の除去など非常に大変な作業が今年も待っています。昔は全国各地にあったと思われる群生地もほとんど絶滅してしまったようです。極めて貴重な群生地だと思われます。

日当たりの良い場所の貝母は八分咲き。21日のハイキングの記事が、長野市民新聞にも載ったそうです。まだ間に合うと思います。21日は、信濃毎日新聞の取材もあります。

俯いて咲く慎ましやかな花です。下から見ると和名の編笠百合の意味が分かります。当ブログをご覧になって、遠くは東京や金沢とか県外からも訪れるようになりました。薬草ですが、かなり強い毒草です。百合根に似ているので誤って食べてしまうことも考えられます。野草は毒草が多いので愛でるだけにしましょう。やはり野に置け蓮華草(貝母)。

スミレが咲き始めました。一見するとタチツボスミレ(立坪菫)ですが、葉を見ると三角形で少し長い。典型的なタチツボスミレの葉とは違います。花も違います。スミレサイシンでしょうか。

こちらはタチツボスミレで間違いないでしょう。茎に毛があり葉には赤茶色の斑入り。アカフケタチツボスミレでしょうか。スミレは難しいですね。アリが種のエライオソームを食べるため巣に持ち帰り、種を外に蒔くことで増えます。アリ散布植物といい、日本には200種以上あります。

陣場平の丸太に止まったヒオドシチョウ(緋縅蝶)。成虫で越冬した個体なので翅がぼろぼろです。気持ちよさそうに日向ぼっこをしていました。ルリタテハやシジミチョウも舞っています。

落葉松林の半日陰の貝母はまだ蕾です。明日は快晴で気温も上がるので、週末には満開になるでしょう。

千曲市森のあんずは落花し始めました。道路にはあんずの花びらの絨毯が。風で舞い上がります。桜は今が満開。レンギョウも満開。ユキヤナギやモクレンも咲きました。

温泉に入るために宮坂峠を超えて戸倉上山田へ。キティーパークの満開の桜。大勢の人が花見に訪れていました。北海道は、なんと夏日とか。信州も明日は暖かさを超えて暑くなりそうです。信州の春は駆け足で通り過ぎていきます。
◉4月21日(日)に、松代夢空間のハイキング「妻女山 花と歴史のハイキング」を行います。満開の貝母の群生地(上杉謙信陣城跡)や、斎場山(旧妻女山・上杉謙信本陣跡)などを案内します。私がインタープリターをし、自然や歴史について時に面白おかしくお話しながらハイキングをします。参加費2000円で、下山後は「はなや」さんでのあんず御膳もつきます。非常にリーズナブルだと思います。参加希望の方は、松代夢空間にお問い合わせください。拙書の販売も行います。 ℡026-278-1277
◉松城夢空間ホームページ
◉GWの前半は、山菜採りと松代夢空間のハイキングと春爛漫の髻山へ(妻女山里山通信)
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。長野県シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。

日当たりの良い場所の貝母は八分咲き。21日のハイキングの記事が、長野市民新聞にも載ったそうです。まだ間に合うと思います。21日は、信濃毎日新聞の取材もあります。

俯いて咲く慎ましやかな花です。下から見ると和名の編笠百合の意味が分かります。当ブログをご覧になって、遠くは東京や金沢とか県外からも訪れるようになりました。薬草ですが、かなり強い毒草です。百合根に似ているので誤って食べてしまうことも考えられます。野草は毒草が多いので愛でるだけにしましょう。やはり野に置け蓮華草(貝母)。

スミレが咲き始めました。一見するとタチツボスミレ(立坪菫)ですが、葉を見ると三角形で少し長い。典型的なタチツボスミレの葉とは違います。花も違います。スミレサイシンでしょうか。

こちらはタチツボスミレで間違いないでしょう。茎に毛があり葉には赤茶色の斑入り。アカフケタチツボスミレでしょうか。スミレは難しいですね。アリが種のエライオソームを食べるため巣に持ち帰り、種を外に蒔くことで増えます。アリ散布植物といい、日本には200種以上あります。

陣場平の丸太に止まったヒオドシチョウ(緋縅蝶)。成虫で越冬した個体なので翅がぼろぼろです。気持ちよさそうに日向ぼっこをしていました。ルリタテハやシジミチョウも舞っています。

落葉松林の半日陰の貝母はまだ蕾です。明日は快晴で気温も上がるので、週末には満開になるでしょう。

千曲市森のあんずは落花し始めました。道路にはあんずの花びらの絨毯が。風で舞い上がります。桜は今が満開。レンギョウも満開。ユキヤナギやモクレンも咲きました。

温泉に入るために宮坂峠を超えて戸倉上山田へ。キティーパークの満開の桜。大勢の人が花見に訪れていました。北海道は、なんと夏日とか。信州も明日は暖かさを超えて暑くなりそうです。信州の春は駆け足で通り過ぎていきます。
◉4月21日(日)に、松代夢空間のハイキング「妻女山 花と歴史のハイキング」を行います。満開の貝母の群生地(上杉謙信陣城跡)や、斎場山(旧妻女山・上杉謙信本陣跡)などを案内します。私がインタープリターをし、自然や歴史について時に面白おかしくお話しながらハイキングをします。参加費2000円で、下山後は「はなや」さんでのあんず御膳もつきます。非常にリーズナブルだと思います。参加希望の方は、松代夢空間にお問い合わせください。拙書の販売も行います。 ℡026-278-1277
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◉GWの前半は、山菜採りと松代夢空間のハイキングと春爛漫の髻山へ(妻女山里山通信)
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。長野県シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。