モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

北信濃は百花繚乱の季節(妻女山里山通信)

2009-05-16 | アウトドア・ネイチャーフォト
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 真夏日の後、肌寒い日が続く北信濃ですが、初夏の花が咲き乱れています。今回は、そんな花のいくつかを集めてみました。ラショウモンカズラ、マキノスミレ、シロバナオドリコソウ、キジムシロ、ミヤマヨメナ、クサノオウ、ムラサキマムシグサ、トゲナシニセアカシア。他にはエニシダ、カキドウシ、クルマバソウ、スミレ、ガマズミ、オオカメノキ、ヤマフジ、ヤマツツジなどなど。

 高速道路の割引があるせいでしょうか、妻女山にも週末になると以前は考えられなかった遠方のナンバーをつけた車が訪れています。秋田、山口、岡山、京都などなど。それに歴女というのでしょうか、最近流行りの歴史好きの女性も見られます。まあ、英雄史観に基づいた戦国武士のアイドル化には首を傾げますが、それでもこの地を訪れて色々見聞きすると、壮大かつ壮絶、残虐な戦国時代の様が少しは見えてくるのではないでしょうか。

 いくさは、まさに戦争です。「七度の飢饉よりも一度の戦(いくさ)」といわれたように、戦は飢饉以上に人々を疲弊させ困窮させたのでしょう。勇ましい格好いい話ではないのです。戦の前には、略奪や焼き討ちは当たり前のことだったようですし、奴隷狩りも行われ、奴隷市もあったそうです。当時の日本の人口は800万人ぐらいしかいなかったわけですから、大きな戦というのは、本当に地域を疲弊させたのでしょうね。

 そんな中でもおそらく現在と変わらずに季節毎に花は咲いていたわけです。帰化植物はなかったり、植生も現在とは違うでしょうけど。

 今日は、午後から小雨が降り始めましたが、たくさんの方が妻女山を訪れてくれました。群馬からいらした日本中を旅しているという羨ましいおじさん。当の妻女山(斎場山)へ登って土口へ下りるという千曲市の御婦人方+4歳の女の子とは、たまたま斎場山までご一緒しました。ひとりが妻女山をつまじょさんと読んでいた学生?三人組。歴女三人組。そして長野市の環境課の方々とは、妻女山のゴミについて特に林道倉科坂線を歩きながら不法投棄の現状を説明しました。

★ネイチャーフォトは、【MORI MORI KIDS Nature Photograph Gallery】をご覧ください。キノコ、変形菌(粘菌)、コケ、花、昆虫などのスーパーマクロ写真。滝、巨樹、森の写真、特殊な技法で作るパノラマ写真など。春の花、昆虫、樹木、滝などを更新しました。

★妻女山の真実について、詳しくは、本当の妻女山について研究した私の特集ページ「妻女山の位置と名称について」をご覧ください。

★フォトドキュメントの手法で綴るトレッキング・フォトレポート【MORI MORI KIDS(低山トレッキング・フォトレポート)】もよろしく。武田信玄が布陣したという伝説の茶臼山と東山城跡の奇妙山アップしました。
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