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建築を旅する

パン屋

2005-06-20 20:51:14 | Weblog
昨日は、サッカーコンフェデ、大黒!
日本の奇麗にまわすサッカー最高。
アジアの国とやるよりも、すっきり気持ちよかった。

それはさておき、今度パン屋のお店をやることになった。
パン屋は意外とやっていて、今度で5店舗目くらい。

「東京ボロニャ」
京都が出身なのに、何故か東京、何故かボロニャ。


京都祇園に本店があるらしい。
デニッシュ専門。

同じ様な店で、「京都祇園ボローニャ」ってのがあるが、似てるなあ。

違いは、こちらの経営者の満氏は今でも朝からパンを焼く。
割と古くからやっているようだ。

新宿の曙橋にある「満」というコンセプト店に下見に行く。
満というのは、経営者たるおやじさんの名前。
グループ内では気合いが入った店。

京都らしい、いや、一見パンやとは絶対解らないような佇まいのお店。
隠れ家的な銘店といった所を目指している風である。

内部は、まさに京都の和菓子屋みたい。ガラスケースにちょっとだけ入ってるパンは、少し寂しげ。
しかし、なかなか作りはしっかりしてそう。
デニッシュ専門と言うが、デニッシュだけではなく、いわゆる食事パンも多い。
旨そうな、ナッツやレーズンの入ったパンを購入。
しかし、こんなんでやっていけるのだろうか。
好きなパンを少しだけ作る感じは好きではある。

因に、味はなかなかで、ちょっとなんだかパウダーがかかってる感じのパンは、やはり和風な感じもした。

さあ、どんな店にするか。
燃えます。

http://www.boloniya.com/index.html

mini色

2005-06-16 13:14:47 | Weblog
色に依って物というのはかなりイメージを変えてしまう。

空間もそうだし、服もそう。
で、車。

マーチが出た頃は、その色に感銘を受けた。
なんだか、シャレた色使いで、日本車ばなれしてた。
今は、その頃の色は廃色となり、ビビッドな色が増えている。
廃色となった色のオーナーは、希少となって嬉しいんだろうな。

で、mini。

こちらも色に掛けてはバラエティーに富んでいる。
赤か、黄色か、黒か、シルバーか。
全然別の個性の車に見えるから不思議。

好きなのは、ベルベットレッド。
とっくに廃色。
更に、今度エレクトリックブルーも廃色になるらしい。
希少価値が上がりそう。

中古でベルベッドレッドのクーパーの黒屋根か同色が有ったら、欲しくなるだろうな。

またまた

2005-06-14 08:18:02 | Weblog
十和田市のアートセンター設計者に西沢立衛氏!

またまた日本に面白そうな美術館計画決定。
行きたい建築ベスト10ランクインしそう。
以下、記事より抜粋。

『青森県十和田市は、市の中心地に計画している野外芸術文化ゾーンの中核施設となるアートセンターの設計者選定にあたって指名プロポーザルを実施し、西沢立衛氏を最優秀設計者に決定した。市は今後、西沢氏に設計を委託して今年度中に設計を終え、2006年度に着工、2008年度にオープンさせる予定だ。』

なるほど、08年な。

『西沢氏の案は、アートセンター内の個々の展示室やギャラリースペースを「アートのための家」として独立させ、敷地内に建物を分散配置。これによって、敷地内に屋外展示スペースやイベントスペースをつくっている。それらをガラスの渡り廊下でつなぎ、「アートの街」を構成する。』

今回は、SANAAではなく、個人の作品みたい。
しかし、十和田湖って、青森で、しかもかなり寒そうなんだけど、ガラスの渡り廊下どんな感じになるんだろう。
うまく出来れば、冬の豪雪時に行きたい。
ガラスの廊下ならぬ、かまくらの廊下になっててほしいな。
絶対狙ってそう。
そうそう、新潟のキョロロも雪の時期に行ってみたい。

日本は、建築に意欲的でいいなあ。


http://www.sanaa.co.jp/
http://www.net.pref.aomori.jp/city/towada/machidukuri/ybzone/top.htm
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/const/379718

fu do ki

2005-06-13 10:58:37 | Weblog
「近所に素敵なギャラリーができました!」
という、元同僚からのメール。

場所は、都営三田線の蓮根駅。
板橋区高島平のちょっと手前。

なにやら、青山にあったギャラリーがこちらの場所に新装オープンしたらしい。
名前は、fu do ki。
布土木。

しかも、建築(リノベ)は中村好文氏。

中村氏は、木の匂いがする、なんとも素敵な建築を作る方。
近く感じる方であり、好きな建築家の一人。
僕の学校の大先輩でもあり、サークルの後輩も所員でいたりする。

様々な著作を出していて、そっちのほうが有名って感じもするが、滋味のある建築は、真っ当な人間の建築であるよなあ。

昨年、「建築家の流儀」展って中村氏の個展が汐留の松下電工のギャラリ-であった。
これは、なかなか難儀な展示で、というのは、展示用の小冊子を入口でもらい、その冊子(ボリュームあり)を読みつつ展示を鑑賞するといったスタイル。
この辺、著書が多い中村氏の独特の展示だなと思う。ちょっと勝負所が違う気がして、正直好きでは無かったけれど。

しかし、展示の方は、やはり、手に触れるスケールと言うか、非常にヒューマンなデザインで、心地よし。
女性に素晴らしく人気があるようで、これは納得。
住宅建築にウサギちゃんの椅子とかあるし、ちょっとオークビレッジの雰囲気。
手作業の良さ、工夫が満載。
特に気に入った(感動)のは、手すりの展示。実物が設置されており、実際握ると、こう、手のひらから幸せが。
気持ちいい手すりで、ずっと握ってたい感じであった。好文にノックアウト。

最後にビデオなどもあり、ライフスタイルを提案する中村氏が素敵に料理したり、素敵な器に盛りつけたりの映像が流れてた。
あ、後輩も映ってるなどと騒ぎつつ、調子に乗って、

「うはっ、よく見たら、中村氏っておすぎにそっくりな。」

などと爆笑していると、すぐ後ろになんと、本物のおすぎ(いや違った)、中村氏が立っていた。
まあ、隣の方と談笑していたので、聴かれたかどうかは、微妙であるが。
ビビった。


まあ、それは(ほんとうに)さておき、中村氏の美術館建築。

as it isという、有名な古民具の小さな美術館がまずは頭に浮かぶ。
民具という、とても人間臭い展示物に合った、手触りの良さそうなナチュラルな土の蔵の様な空間。
行こう行こうと思いつつ行けてない建築ベスト50の一つ。
しっとりとしたギャラリー空間は写真で見ただけでもとても印象的。

今回のfu do ki。
黒い木の焼き板の様な外観は、磯崎氏のハラミュージアムアークを思い出す感じ。
近々行ってみよう。
展示も興味深い。




http://www.fudoki.co.jp/gallery/

赤プリ

2005-06-10 23:16:55 | Weblog
今日は、赤坂プリンスホテルで、雑誌ディテールジャパン発売記念の第一回セミナーがあった。
隈研吾氏の講演もあるってことで勇んで参加。

赤坂は、何時来ても、いわゆる東京だなと思う。
これが東京だといった都市計画ですな。
風情もあるしね。

ディテールのドイツ本社の編集長なる方が来ていて、現代欧州の建築の解説があり、その後、建築家の岡部憲明氏の話。
岡部氏は、レンゾピアノと組んで、関西国際空港を作った方で、非常に理知的な感じの方であった。
関空と、小田急ロマンスカー(素晴らしい)の設計の話をして下さった。

その後、隈氏。

作品は魅力的であるのだけれど、初めて会った隈氏も非常に魅力的な方であった。
なんというか、子供っぽい感じがあるというか、『建築好き!」って感じ。
才能と、運(努力もあるだろうけれど)がある人間は、楽しそうであった。

ああ、建築楽しい!って共感するなあ。
所員はさぞかし楽しい事だろう。
「まだ、発表してない」という住宅作品など、スライドを交えて、約30分。
石の美術館や、ディオールなどの苦労話など。

その後、懇親会たる立食パーティー。

隈氏を間近で見てると、とても気さくで、いいおっちゃんだった。
ああなりたいなあ。

いい刺激になった一時であった。