トレジャー・シティ展に行ってきた。
http://treasurecity.net/
大学時代の先輩がディレクションをしている様で、誘って頂いた。
以前より、展示什器などの制作のお手伝いをさせてもらったりの縁もある。
トレジャーシティ展。
これは、時代と共に変化が著しい『新宿』という、熱い生命体の様な都市の記憶を捉え、作品化していく試みの様である。
『新宿という大都市に様々な手段で深く分 け入り、埋没した財宝(トレジャー)を発見する かのごとく、そこで体験したことを作品化』
しているとの事。
東京工芸大学、武蔵野美術大学、IAMASなど、大学関係の方々や学生さんも加わり、一つの『新宿』という、テーマでありあがらも、多面的な表現がされていた。
岐阜にあるIAMASの作品は、3Dモデル化された新宿の隙間を駆け抜けるような作品。
なんというか、複雑で雑多な都市形状から新宿を読み解こうとしている様な作品なのだと思う。
単純化された3Dモデルの中をバーチャルに動けるのだけれど、自分の目線の先は、何処までもビルを突っ切って、谷間が開ける様に新たな路地が出現する。
都市の断面という、普段お目にかかれない視点を獲得する。
他にも、新宿副都心の『陰』をモデル化し、建物を消失させたような作品などもあり、興味深かった。
なかなか無い視点。
上記は、新宿のスペースというか、造形的な都市に目を向けた作品だったが、やはり、新宿といえば、そこに集う人間のパワーがすごい。
中でも一番好きだったのは、H.584/IAMAS ロカティブメディア・プロジェクトの映像作品。
http://treasurecity.net/group/iamas/
そこに集い住まう人達のインタビューを交えつつ、時に生々しく、時にポエジーに、今の『新宿』を切り取っている。
正直、最近は、新宿独特のあの整備しきれない雑多な雰囲気にのまれて、また、どうにも捉えきれない闇の部分を感じもし、いつも落ち着かない感触をもっていた。夏は臭いし、冬も臭い。
ただ、学生時代には、そんな新宿が逆に居心地よく、常に通っている場所でもあった。
近頃、新宿に通わなくなり、自分自身が変化したのか、新宿から引いてみる様になった事で、認識出来ない不安定感の様なものが自分の中に増幅してしまったのかもしれない。
しかし、今回の展示で、歌舞伎町や新宿各所に生活する人達の生の声に触れる事で、また、新宿の雑多さが心地よく感じる様になった。
イメージの持つ力というか、人間の知覚に及ぼす影響を感じた。
今朝の新聞に、『カラーバス効果』という事が書いてあった。
カラーバス効果とは、特定の物や色等を意識することで、今まで見えなかったものが見えるようになる事らしい。
色を浴びる、カラーバスと。
たとえば、今日は赤を探して歩こうと考えると、思っても見ないほど、赤いものが世の中にある事に気づく。
普段は、見落としている視点。
都市を見るとき、今回の展示、トレジャーシティ展で得た視点の様に、自分の目線を一つ変えてあげることで、『埋没した財宝(トレジャー)を発見する』事が可能となるのだとあらためて知る事ができた。
結婚してから、タバコもやらないし、随分と健康的な生活になった。
だからかなあ、新宿は、ちょっと不健康がピキーンと来る街であるなと、視点はそこかもなと思いました。
それから、地元の方は、皆誇りをもっていた。やはり魅力の歌舞伎町。
http://treasurecity.net/
大学時代の先輩がディレクションをしている様で、誘って頂いた。
以前より、展示什器などの制作のお手伝いをさせてもらったりの縁もある。
トレジャーシティ展。
これは、時代と共に変化が著しい『新宿』という、熱い生命体の様な都市の記憶を捉え、作品化していく試みの様である。
『新宿という大都市に様々な手段で深く分 け入り、埋没した財宝(トレジャー)を発見する かのごとく、そこで体験したことを作品化』
しているとの事。
東京工芸大学、武蔵野美術大学、IAMASなど、大学関係の方々や学生さんも加わり、一つの『新宿』という、テーマでありあがらも、多面的な表現がされていた。
岐阜にあるIAMASの作品は、3Dモデル化された新宿の隙間を駆け抜けるような作品。
なんというか、複雑で雑多な都市形状から新宿を読み解こうとしている様な作品なのだと思う。
単純化された3Dモデルの中をバーチャルに動けるのだけれど、自分の目線の先は、何処までもビルを突っ切って、谷間が開ける様に新たな路地が出現する。
都市の断面という、普段お目にかかれない視点を獲得する。
他にも、新宿副都心の『陰』をモデル化し、建物を消失させたような作品などもあり、興味深かった。
なかなか無い視点。
上記は、新宿のスペースというか、造形的な都市に目を向けた作品だったが、やはり、新宿といえば、そこに集う人間のパワーがすごい。
中でも一番好きだったのは、H.584/IAMAS ロカティブメディア・プロジェクトの映像作品。
http://treasurecity.net/group/iamas/
そこに集い住まう人達のインタビューを交えつつ、時に生々しく、時にポエジーに、今の『新宿』を切り取っている。
正直、最近は、新宿独特のあの整備しきれない雑多な雰囲気にのまれて、また、どうにも捉えきれない闇の部分を感じもし、いつも落ち着かない感触をもっていた。夏は臭いし、冬も臭い。
ただ、学生時代には、そんな新宿が逆に居心地よく、常に通っている場所でもあった。
近頃、新宿に通わなくなり、自分自身が変化したのか、新宿から引いてみる様になった事で、認識出来ない不安定感の様なものが自分の中に増幅してしまったのかもしれない。
しかし、今回の展示で、歌舞伎町や新宿各所に生活する人達の生の声に触れる事で、また、新宿の雑多さが心地よく感じる様になった。
イメージの持つ力というか、人間の知覚に及ぼす影響を感じた。
今朝の新聞に、『カラーバス効果』という事が書いてあった。
カラーバス効果とは、特定の物や色等を意識することで、今まで見えなかったものが見えるようになる事らしい。
色を浴びる、カラーバスと。
たとえば、今日は赤を探して歩こうと考えると、思っても見ないほど、赤いものが世の中にある事に気づく。
普段は、見落としている視点。
都市を見るとき、今回の展示、トレジャーシティ展で得た視点の様に、自分の目線を一つ変えてあげることで、『埋没した財宝(トレジャー)を発見する』事が可能となるのだとあらためて知る事ができた。
結婚してから、タバコもやらないし、随分と健康的な生活になった。
だからかなあ、新宿は、ちょっと不健康がピキーンと来る街であるなと、視点はそこかもなと思いました。
それから、地元の方は、皆誇りをもっていた。やはり魅力の歌舞伎町。