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建築を旅する

幕張のお店

2014-01-21 18:31:40 | Weblog
昨年末に幕張にでっかいイオンモールが出来たのですが、そこに入ったブッフェスタイルのレストランを設計しました。
しゃぶしゃぶや天ぷら、寿司などできたてを食べる事が出来る、『和』の良さを感じるお店です。

12月20日にオープンしました!
120坪と大きめです。



落ち着いた雰囲気です。


照明器具は京都の和傘やさんが、和傘の技術をつかって作ったものです。
セミオーダーで、和紙の色や素材を選んで組み合わせました。

棚のディスプレイは、『西ドイツ製』の陶器などです。
デッドストックで、もう製造されていない貴重なものです。
正直、素敵です。



壁は米松のパターン貼り。奥は漆喰のサインです。


大谷石を沢山使いました。
素材感がとてもいいです。
大谷石もパターンを作って貼っています。


エントランスは白色LEDのサイン。
サインやロゴなどもデザインしました。


幕張はちょっと遠いし、まだまだ混んでいますが、お近くの方は是非!



ハルカスのお花屋さん

2013-12-22 10:56:06 | Weblog
エッグデザインで設計をさせて頂いたお花屋さんがオープンしました。



あべのハルカス1Fです。



壁面は杉板型枠のコンクリートの様な見え方ですが、オリジナルで作った板材です。

天然木にグレイッシュな下地染色をほどこし、白系の拭き取りで木目を表した、ちょっと凝った作りになっています。



ファサードは樹木や葉脈の広がる様なイメージで、ロートアイアンで制作しています。

ユニークなシャンデリアは、オランダの同世代のデザイナー、ベルトイアン・ポットがデザインしたものです。
『セリ科の植物Heracleumからインスパイアされ、自然の植物のように枝状にのびた先に光る白い葉(花)のようなシャンデリア』

Heracleumはハナウドの学名ですが、確かに似てます。
お花屋さんにぴったりです。




お近くの方は是非!

ショーモンのお茶会

2013-11-26 17:58:14 | Weblog
4月から開催されていた、ショーモン国際ガーデンフェスティバル。
この11月で半年の展示も終了しました。

ガーデンショーはともすると、1~2週間程度の期間で解体されてしまうことも多いのですが、このように長期に渡るガーデンショーは一つの理想かも知れません。

雪の溶ける4月から晩秋の11月まで。
四季折々の姿をみせてこそガーデンショーの醍醐味があります。

自分は水田の庭で参加しました。

春はまだ水が張られているばかり。
5月の末にきれいな稲の幼猫を田植えし、夏に向けて青々と成長します。
実りの秋には、稲穂も実りその頭をもたげる姿に時の流れを実感する。

季節に応じて様々な感じ方の出来る庭を提案することが出来るのも、ショーモンのような長期に渡るガーデンショーならではの良さです。


10月にはお茶会を行いました。
日本からお茶の先生(佃一可先生)達に来て頂き、盛大に開催することができました。
奇麗な秋晴れに、野点のようなお茶会は、参加された方々も喜んでくださり、すばらしい思い出となりました。


フランスで稲穂も実をつけました。


ゲストを招いて煎茶と抹茶のお手前でおもてなし。


桟橋には沢山のギャラリーの方々が。真剣にお手前をみております。




穂垣も色が抜けて、自然な美しさをたたえています。


リラックスした風景。こういうのが作りたかった。

フランスと日本の自然な融合は、水田の庭の本懐を遂げたものでした。






パトリックブラン、ショーモンに凱旋

2013-09-12 13:42:21 | Weblog
パトリックブランは、ショーモンガーデンフェスの卒業生なのは前回書いたとおり。

実は、その後活躍して、今度は招待作家として凱旋した。

凱旋作品がこれ!


ショーモン城の兵舎などがある一画の厩の中庭。


ショーモンに展示されるパトリック・ブランのVertical Garden。
これは2009年に完成した新たな作品' SPIRALE '。






植栽が生き生きとしている。

センスいい!

今年で22回目を迎える『ショーモン国際ガーデンフェスティバル』は10月末まで。
フランスのロワール地域にあるショーモン城の敷地内にて。

エッグデザインの森も『Garden of paddy ~水田の庭』を出品しています!


パトリック・ブランの処女作とショーモン

2013-09-12 13:26:31 | Weblog
パトリックブラン。

垂直緑化で今や世界的にも有名なアーティスト。

パリにも沢山作品があった。
特に、ジャンヌーヴェルとの仕事が多いようで、
ケ・ブランリー美術館やカルチェ現代美術財団のエントランスにもとても印象的な作品がある。

もちろん、日本の金沢21世紀美術館もとても有名だ。

ガーデナーというにはちょっと違う、やっぱりアーティスト。

パトリック・ブランの処女作、いわゆる出世作は実はショーモンの敷地内にある。


これが処女作!


これは、1994年第6回のショーモンガーデンフェスティバルに出展された作品で、
移築され、現在も見る事ができる。


3月の写真。
作りは今とほとんど変わらない。スチールの骨組みにフェルトの様な下地に植物を活着させる。
中には揚水機があり、上部からしとしとと水がしたたる仕組み。



パトリックブランはショーモン国際ガーデンフェスティバルのこの作品から世界へ羽ばたいて行ったそうだ。

ショーモンの作家たちや、自分にとって、憧れの先輩といっていいのかもしれない。

ショーモン卒業生、頑張ってます。