球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

渋谷の坂はいつも雨

2006-02-21 | マジメな話
世間ではよく晴男、雨男などといいますが、
あれはどちらかというと場所の相性と考えた方がしっくりくると思い続けて…。

僕の中では、渋谷の坂は、いつだって雨が降っています。
雨は活気を湿気と寒気で包んで、車のあげる水しぶきが街の音楽。
誰もが聞いたことのある、沈黙を表す音の配列。

◆HMVの話
最近のオケ活動でやる曲は既に1枚持っているという理由であまり買う気にならず、
久々にシベリウス制覇計画を進行させることとしました。

今日買ったCDは
オケ:エストニア国立交響楽団
指揮者:パーヴォ・ヤルヴィ(ネーメ・ヤルヴィの息子)
作品番号:26,28,29,31(の一部),92,95,110
基本的に合唱が入る曲らです。

達成度:66/117
次あたりにはOp.71「スカラムーシュ」とOp.3 アリオーソ<姫君の季節>、Op.40「パンセ・リリック」を買いたいところです。
メジャーな順番で、という基準ですが…
達成度が90を超えてくれば一気に揃える気概が湧いてきそうですが、今のところはまだまだ遠いですね。

たとえば伝記とかを読んで、
その人が「~年に~を作曲した」という記述があったとして、
曲を一つ残らず知っていたら、その行その行にいちいち感情移入しながら伝記を読めるのではないかと思っています。

きちんと勉強して伝記を読むのって、かなり幸せな作業だと思いませんか?


◆渋谷のPOLAの話
今月26日まで、Bunkamuraのザ・ミュージアムで
「渋谷で出会うポーラ美術館の印象派コレクション展」
なるものをやっています。

昨年のエレティールの練習でもちょっとこの手のネタを取り上げたことがありますが、
印象派にはなぜかかねてから興味があって、見に行くことにしました。

ここでの展示は、主にゴーガンやルノワールといったいわゆる印象派、
あるいはそれ以前の作品を中心に取り上げています。

今日の画像に載せたのはルノワールの《レースの帽子の少女》という作品です。
多分、どこかで見たことがあるものと思います。
今日見た作品の中でもひときわ優美な雰囲気を漂わせていて、新居にはこの絵を壁に掛けたいとさえ思いました。

…値が張ったので買ってませんけどね。


◆思い出した歌の話

おいでファンタジー 好きさミステリー
君の若さ 隠さないで
不思議したくて 冒険したくて
誰もみんな ウズウズしてる
大人のフリして あきらめちゃ
奇跡の謎など 解けないよ
もっとワイルドに もっとたくましく
生きてごらん

ロマンチックあげるよ
ロマンチックあげるよ
ホントの勇気 見せてくれたら
ロマンチックあげるよ
ロマンチックあげるよ
トキメク胸に キラキラ光った
夢をあげるよ

これって初期ドラゴンボールのエンディング曲です。
こんなこと歌ってたんだねこの人… って感じで、
この歳になって、味が出ました。

いまどき、こんな台詞を素で言う女性がいたら、多分僕は気に入ると思います。
サビ部分がなくてもいい。



良質の刺激は恐らく自分の芸術観を磨いていくような気がして、
こういう日はあったことを何かに書き付けるのがとても楽しいです。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする