球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

インスピレーション

2006-02-12 | オケと音楽
を鋼球鎖(ダンテ)のようにひゅるひゅると飛ばして、
蛋白質の作用で決してしなやかになんてなりようがない棘は僕の受容体と適合するか!?
それが俺と君とのインスピレーション勝負。



もっと経験を中心に話をしよう。
18日に本番を迎えるOBオケ(エレティール)の練習があった。
今日が、ブリテン : 青少年のための管弦楽入門のGPであったので、
ナレーションをつけて演奏をした。
そこでのナレーション(普段は別件でお世話になっている先生である)を聞いていて、血が騒ぐ。

『君たちは、オーケストラの演奏を、ナマで聞いたことがあるかな?』
これを訊いている主体は誰なのだろうか?
ナレーターが質問をしているというよりは、ナレーターは曲の意志に組み込まれた一種の傀儡のようではないか。

この曲は自分の楽器(チェロ)が紹介されていないときは休みが多いので、
ついついナレーター代わりにしゃべってしまいたくなる。

『チェロはねぇ、一番人間の声に近い音を出すと言われる弦楽器だよ。
 機能美という面から言えばそれを前提にした管楽器にはかなわないけど、
 俺がやっている楽器だしそりゃ素晴らしいんですよ。
 ちなみに、彼女(ちぇろ)の音域と僕の声域は殆ど同じなんだ!!
 濃い紅色のリボンのようなものを聴きながら想像してね。』

演劇をやるのが好きな人とかは、こんな感じで
「言いたい」言葉、あるいは「なりたい」キャラクタがあって、
それを表現したいに違いない。すごおく。

強力な刺激というのは、そういった感じで何かしら人にインスピレーションを与えるものだ。
受容体を持つ人にだけ。

今日は別にたいした話はしていないけど、
当Blogで「インスピレーション」という言葉を使ったことがあまりなかったので、
ちょっと強調して書いたといったところである。
コメント (2)
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