球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

FFの展示を見に行った話

2018-02-25 | 趣味(旅行・娯楽・読書・食)
※画像の修正のため修正予定アリ

妻の勧めで、FF30周年のイベントに行ってきた。
こういうイベントにふらっと行けるのが東京住まいの良いところである。

イベント名は"FINAL FANTASY 30TH ANNIVERSARY EXHIBITION 別れの物語展"という。
詳しくは後で書くが、FFの壮大なスケールの物語の中で幾多の悲しい別れがあった。
その展示、という体である。
正直ちょっと無理のあるテーマだが、
あまり安いテーマにもできないという企画側の苦労が偲ばれる。

満を持してFFの30年記念展示となると否が応でもファンからの期待は高いわけで、
そのテーマが適当では困る。しかし世界観が異なるそれぞれの作品を貫く形でテーマを見付けるのも難しい。

さぁテーマは何にしよう… 
 …やっぱ恋愛? 11, 14とかどうすんの? 1,3,5もねぇし…
 …ハッキリと恋愛があるのは6と8だけじゃないすかね?
みたいな侃々諤々があったのではないかと、どうしても疑ってしまう。

まぁ、そういった勘繰りはさておき、
自分の世代の立場で書いておかなくてはいけないことを何個か書いておきたいわけだ。

書いておかなくてはいけないこととは
 ①自分がプレイしたシリーズとその寸評
 ②今回の展示を見て思ったこと(個別ブースと全体)
ですね。

FF1
展示の画像なし。
誰と別れたことになってたか思い出せない… すみません

題名に社運を賭けたと言われる第一作。
魔法の使用回数とかはウィザードリィ?に影響を受け、
サイドビューの戦闘などDQとは違った魅力を出していた。
特にオープニングが最初のイベントを終わって橋を渡るところで発生するのが
印象的だったプレーヤは多いと思われる。


FF2
展示の画像なし。ミンウが力を使い果たしてました。
他も、ヨーゼフ、シド、リチャードと男ばっかで華がないのと
なんとなく出てきた瞬間から"あ、こいつ死ぬな"っていう予感を漂わせまくってた気がする。

LVという概念を使わないことでおなじみの河津氏が指揮した
成長システムが変わり種の作品。一応ストーリーが売り。
発売から30年経ってもウボァーは生き残っている。


FF3
展示の画像なし。このシリーズも案外人は死なない。
別れとしては一応水の巫女のエリアとか、4戦士を導くドーガとウネとかいるけど、
そんなに付き合いが長いわけではなく、感情移入する前に死んでしまう印象。
特にエリアは。

ただ、エリアについては、仲間になってから死ぬまでのイベントが印象的なため、
多くの人の心をたそがれに満たした。浮遊大陸から出た直後の水没した世界、海と寂しさに包まれた世界。
孤島の難破船でエリアと会うまでの切ない時間(音楽)に浸りたくなる人は多く、
浮遊大陸を出た直後のセーブデータを取っておいている人は一定数いる。
(最低この世に1人。)

バグが多々あるけど、戦闘が楽しく、シンプルに面白いシリーズ。
ラストダンジョンが長く、夕飯までに終わらない...がために
"ラスボスは母親"で有名。我が家もそうなりました。
闇の世界のエキドナ戦で
"ご飯にしたいけど止められない"
と母親に懇願した思い出がある。

FF4
展示の画像なし。
結局テラくらいしか死人がいないため、
展示では"兄弟の別れ"が取り上げられていた。つまりゼロムス打倒後ですね。

SFCの1作目で、ATB(時間経過でターンが回ってくるシステム)に皆度肝を抜かれた。
キャラクターの魅力があり、ラスボスがしっかり強い。
自分はカインというキャラクタが今も昔も一番好き。シリーズ屈指のネタキャラとも言われるが。

FF5
展示の画像なし。
ギルガメッシュが取り上げられており、
こちらの4人パーティに別れの挨拶をしまくっていた。
戦闘画面の説明がないため、左のネクロフォビアが何物だったのかを
誰も理解していなかったと思う。

単純に戦闘を楽しみたいという人はこれ。
初期レベルクリアが出来たり、攻略の幅広さはFFシリーズ随一。
(12のガンビットシステムはよく知らない、すみません)

FF6

戦闘要員としては微妙だけど、セッツァーのダリルの墓のイベントは白眉。
今回の展示の中で、"別れの物語展"というテーマに良く合っていたのではないか。
ユーザに感情移入させる辛い別れが多い作品だしね…
ブースのメインはシドとの別れになっていたが、あまり彼を生かそうという情熱はなかったかな。
初回プレイでは、適当に魚を与えていたら死にました。

ゲームとしては後半のインフレがあって難易度はかなり低いが、
群像劇といいつつ個々のキャラに魅力があり、ストーリーは素晴らしい。
とっつきにくいキャラクタのため昔はティナが嫌いだったが、今は結構好きである。

FF7

この花束を見ると、心に音楽が流れてくる。
(SFCとは段違いの表現力をもった)PSから発売されるFFということで爆発的な人気を誇った本作。
ヘラクレスの栄光3でも有名な野島一成氏によるシナリオも秀逸…
と言いたいが、本編だけでは説明不足で結局何なのかが良く分からないまま
大半のユーザがクリアしたと思う。
ゴールドソーサーのゲームは、スノボーが苦手で、潜水艦のゲームを好んでやっていた。
リメイクはPS4で出してくれ。また新ハード買うのは嫌ですぜ。。。

FF8


戦闘のシステムが特殊(各ステータスに魔法をジャンクションしてステータス強化)。
アルテマやトリプル、オーラといったレア魔法を使うとステータスが下がり
簡単には回復できないことからやりにくさを感じたシリーズではある。
カードゲームは大人気。シュウ先輩好きでした。当時は彼らと大体同い年。

FF9
申し訳程度に一回クリアしました。
このゲームも別れらしい別れがなく、ラスボスの心情に寄り添った主人公ジタンの展示だった。



FF10~FF14
プレイしてないので良くは知らない。

10のラストと思われる部分の展示は鏡張りの部屋に
ディスプレイが多数配置された奇妙な空間を形成していて、非現実的な部分が良く表現されていたと思う。
ここが印象的だった人は多かったものと思われる。
サガ厨の自分はNO FUTURE とか言いたくなる。

FF15

久しぶりにやったFFです。
色々と言われているが、深いことは考えずに楽しくやれた。
昔に比べてゲームをやる根性がなくなっているので
魔導スーツBisが全員分揃うまでアンゲルスを狩るようなやりこみもしていない。

一応は最新作なので、一番スペースを割いて世界観の説明や
シリーズを通して出てくる敵キャラの模型?の展示もあったり。

クァールは15でもブラスターを操る強敵。

全体的に思ったこと

〇展示って難しい
 "別れの物語展"だったが、大して別れていない作品が多かった。
 このテーマにするのが妥当だったのかどうかは、僕からは何とも言えない。
 1~15までこんな感じのもの作ってステップアップしてきました~、
 これからもよろしくってレベルでも良いような気もした。
 
 まぁどういうテーマにしても粗は出る。
 しかしテーマをなまじ"別れ"としたばかりに、
 ストーリーのきわめて狭い範囲を具体的に説明する感じで、プレーしたことがないシリーズについては完全に置いてけぼりにされる感じ。
 展示の意味が分かる人が限られてくる印象だった。
 ゲームの魅力が"別れ"のシーンとは関係がない作品が多いというのもある。

ソフトのディスコグラフィーも展示されていたが、毎年何かしらの関連作品はリリースされていたんだということが分かる。

とまぁ、展示自体には決して良い感想ばかり抱いた訳ではなかった。
しかし子供の頃から遊んでいたシリーズで、愛着がある。
多くのプレーヤの毀誉褒貶をそこそこに受け止めながら、これからもプレイして楽しいソフトを開発して頂きたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする