もく窓

~良い映画と究極の手抜き料理を探して~  

レ・ミゼラブル

2013年02月05日 | 映画館

お気に入り度:銅        トム・フーパー監督 2012年

大々的にしつこく宣伝しているので、とうとう乗せられて観てきちゃいました。
なかなかの娯楽大作でした。
作り手側が何か伝えたいものがあって作った作品ではなく
観客に観て楽しんでもらうための映画でした。
多くの名作映画を彷彿させるシーンあり
俳優さんの体当たり熱唱ありで
見どころ満載でした。泣きどころも山盛りでした。
舞台に忠実に映画化されたそうですが
映画よりも舞台に向いている作品のように思いました。
先に舞台で観ていたら、とても上手く映画化したと思って
もっと評価を高くしたかもなどと勝手なことを思いました。

ミュージカルですが、歌だけでダンスはありません。
全編2時間40分の間、歌漬けになるので映画館を出るときは
Look down
I dreamed a dream
Do you hear the people sing?
3つのうちのどれかを口ずさんでると思います。 ♪ ~~

中盤で、たくさんの人がそれぞれの思いを込めて歌うtomorrowの歌は
映画ウエストサイドストーリーでそれぞれが決意を込めて歌う五重唱の
tonight : quintetにはおよびませんですネ。






≪追記≫ 小学生のころに子供向けの「ああ無情」を読んだだけでしたので
レ・ミゼラブルの背景をちょこっとネットで調べてみました。
ヴィクトル・ユーゴーは激動の時代を生きた作家であり政治家だったのですネ~。
小さな偶然を見つけましたョ。
ジャン・バルジャンがコゼットを引き取ったのは1823年、
ユーゴーが初めての子を授かり、そして亡くした年でした。
もう一つ、ジャンバルジャンが投獄されていたのが19年、
ユーゴーが亡命してパリを離れていたのも19年でした。
レ・ミゼラブルの解説は
早大、川崎研究室の『ヨーロッパ文化講義録vol.6』が面白かったです。

 ヒュー・ジャックマンは市長になってからのビシッと決めた服のときよりも
最初の囚人の時のほうが素敵でしたヮ。

 


 



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