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もく窓

~良い映画と究極の手抜き料理を探して~  

セロ弾きのゴーシュ

2007年12月02日 | 音楽
影絵劇団かしの木  アコム主催無料公演
美しい影絵に感動しました。動かし方と光の当て方と音楽と語りの融合で賢治の世界が創られていました。多くの子供たちに観てほしい優れた作品です。

敢えて一つ難を言わせてもらえば、猫にインドの虎狩りの曲を聴かせる部分は原作の迫力に追いつけなかったですネ。猫を跳ねまわらせるだけでなく、もっと大写しにして原作にあるように目やヒゲから火花が出す様子があれば子供たちがワッと沸いたのではと思います。この部分の曲もちょっと迫力不足に感じて素晴らしい作品だけに少々残念に思いました。

マーラー:交響曲第6番イ短調<悲劇的>

2007年11月17日 | 音楽
 日本フィルハーモニー交響楽団  指揮:沼尻竜典
サントリーホール14:00~ P席3200円  6割くらいの入りでした。
マーラーの6番を初めて聴きました。<悲劇的>って命名されてるので、もっと暗い感じの曲かと思っていたら、田舎芝居の悲喜劇という感じでした。カウベルを鳴らしたりササラのようなもので叩いたりして牧歌的な感じもしました。ハープ2台とチェレスタ、ティンパニ2台、大太鼓、シロフォンなど賑やかで、これでもか~というほどジャンジャカと田舎芝居の悲劇を盛り上げてる感じで、しつこくて聴いていて退いてしまいました。どこかで聴いたような旋律がたくさん出てきましたが、美しいと感じられず残念でした。初めての曲だったので、曲が私の好みでなかったのか、それとも演奏が私の好みでなかったのか分かりません。たまたま東京に出る機会があって当日券販売があったので聴いた演奏でした。改修後初めてのサントリーホールでしたが、長いこと改修していたのにどこが変わったのか分かりませんでした。ここは音はいいですね~
来年の2月に6番をダニエル・ハーディングが東フィルで振るそうです。ダニエル君だとP席は人気ありそうです。

東京フィル・第30回千葉市定期演奏会

2007年09月21日 | 音楽
千葉市文化交流プラザ(旧ぱるるホール)18:30~  指揮/大町陽一郎
【演目】
 ウェーバー/歌劇「オベロン」序曲
 ニコライ/歌劇「陽気な女房達」序曲
 シューベルト/軍隊行進曲
 シューベルト/「ロザムンデ」序曲
 ツィラー/シェーンフェルト男爵行進曲
 ユーレク/ドイツ・マイスター連隊行進曲

 ベートーヴェン/交響曲7番

 アンコール曲:ベートーヴェン/トルコ行進曲

第一部は、有名な曲でも最近演奏をあまりされない曲を集めたそうです。
行進曲はただ勇壮なだけではなく華麗で芸術的な曲を発掘して演奏することに情熱を傾けているという大町先生でした。
賑やかな曲をこれだけ聴かされると満腹~食べ過ぎ~に感じましたが、アンコールのトルコ行進曲は美しい演奏で最後の〆の清涼剤のようでした。




深沢亮子 トリオの調べ

2007年07月08日 | 音楽
東金文化会館大ホール  14:00開演
深沢亮子(P) 恵藤久美子(Vn) 勝田聡一(Vc)

クライスラー:ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
マスネ:タイスの瞑想曲
ショパン:チェロとピアノのためのソナタ 三楽章
ポッパー:ガヴォット
モーツァルト:ピアノソナタ イ長調 「トルコ行進曲付」
     ― 休憩 ―
ドヴォルジャーク:ピアノ三重奏曲4番ホ短調「ドゥムキー」

深沢亮子さん、七十才とは思えぬ美しさでした。


ウィーン少年合唱団

2007年06月16日 | 音楽
 オペラシティーコンサートホール 14:00~ Bプログラム
再びウィーン少年合唱団のコンサートへ行ってきました。
このホールはP席が25席しかないので、昨年12月の発売日にウッカリしたため取れませんでした。P席ファンとしては悔やんでも悔やみきれないのですが、止むを得ずC席2500円となりました。
この席、舞台の真横なので舞台袖に引っ込んだ少年達がバッチリ見えました。背伸びをする子、友達と話してる子、出番に備えて早々並んで待ってる子などなど、普通の小学生中学生の顔でカワイかったですよ。
コンサートですが、やはり合唱はこれくらいの大きさのホールがイイですネ。ここは音響がとても良いので、みなとみらいホールのときよりも得した気分です。今回の日本の歌は浜辺の歌、花、翼をください。アンコールは5曲、日本の歌ふるさとが入っていました。最後の〆の曲は前回と同じくエーデルワイスでした。
少年達は明日のこのホールでのコンサートを最後に日本を発つそうです。


ウィーン少年合唱団 

2007年06月10日 | 音楽
 みなとみらいホール 14:00~ P席2000円
マルティン・シェベスタ指揮 Aプログラム
9月までサントリーホールが改修工事中のため、横浜のみなとみらいホールまで豪雨の中を行ってきました。途中、高速道路が川のようになっていました。
初めてのみなとみらいホール、2000席の大ホールに立派なパイプオルガン、ホワイエからの眺めも素敵です。夜景はもっと素敵でしょう。
音響もとても良かったです。が、サントリーホールと比べるとホントに僅かですが落ちるかも。←これはP席の比較ですからネ。P席しか行けない人のボヤキですから、S席で聴いたらどうかは判りませんよ~(笑)
さて、今日の公演は26曲+アンコール4曲、アンコールに4回も応えてくれるのは嬉しいけれど、まだ幼い少年達が疲れてしまうんじゃないかと心配になってしまいました。もちろん少年達は最後まで正しい姿勢で、全ての曲を楽譜無しで歌い、最後は笑顔で手を振ってくれました。後ろを向いてP席にもお辞儀してくれましたよ♪
日本の歌は3曲入ってました。ふるさと、浜辺の歌、涙そうそう。
前の2曲はきれいな日本語で、きっと凄~く練習したんだろうと思いましたが、涙そうそうは私もも歌詞は聴き取れませんでした。一緒に行ったにそのことを話したら、ナント、二人はふるさとと涙そうそうの歌詞は分かったけど、浜辺の歌は分からなかったそうです。
♪あした浜辺をさまよえば~♪これ音楽の時間に習わなかった?と聞くと、メロディーは聴いたことあるけど歌詞は知らないと言う。こそ涙そうそうを聴いたことないの~?と聞かれてしまいました。ないんです。涙そうそうの涙は、なだと読むのだそうですネ(^。^*)ゞ
音楽教育の年令差に驚くと同時に、聴力は単に耳の機能の良し悪しでなく、知識や経験を基にした判断力が大きく係わっていることにビックリ~でした。


さまよえるオランダ人

2007年06月08日 | 音楽
「パイレーツ・オブ・カリビアン」を観たら「さまよえるオランダ人」が観たくなり、倉の中から古いLD(レイザーディスク)を捜し出して鑑賞。これはフィンランドのサヴォリンナ音楽祭で上演されたものですが、素晴しいです。荒れた暗い海を思わせる序曲が終わると水夫達がハロヨ~と掛け声をかけながら働いている歌で始まります。
湖の真ん中に建つオラヴィリンナ城の中庭が舞台となっていて、まさにオペラのノルウェーの絶壁の海岸にピッタリです。舞台美術や衣装も古典的で私好みです。ダーラント役とオランダ人役が素晴しいですが、助演の舵手のテノールがまたイイんですよ~。
難を言えばゼンダ役がちょっと老けてるし声もイマイチかな。オケももう一息の部分がありますが、録音が良く、全体として非常に良く出来ていて思わず惹き込まれてしまいます。
ちょっと前にNHKで大野和士指揮・モネ王立楽団の「さまよえるオランダ人」を放送していましたが、比べ物になりませんね。←キッパリ。
このサヴォリンナ音楽祭版をDVDで欲しいので検索してみましたが、もう17年も前のものなので出てないようです。で、LDをDVDにコピーを試みたのですがデジタルガードが掛かっているのでしょうか、どうしてもダビング出来ません。残念です、、これを聴きたいときは大きくてかさ張るうえに回転音が煩いLDをホコリを叩いて出してこないと、、。


サヴォリンナ・オペラ・フェスティバル「さまよえるオランダ人」
配役 オランダ人(バリトン):フランツ・グルントヘーバー
    ゼンダ(ソプラノ):ヒルデガルト・ベーレンス
    ダーラント(バス):マッティ・サルミネン
    舵手(テノール):ヨルマ・シルヴァスティ
指揮:レイフ・セーゲルスタム  サヴォリンナ・オペラ・フェスティバル管弦楽団&合唱団

山形由美&荘村清志デュオ・リサイタル

2007年03月14日 | 音楽
チケット1000円て安~いのに、お友達が入っている会を通してナント500円でget♪ こんなに安いのに1200人入るホールの3分の2しか埋まってませんでした。
1階の後の方の席だったのですが、このホールは音響が悪く音が前に出てこないので、休憩のあと、ガラ空きの2階の最前列へ移動しました。ここのほうが少し音が良かったです。せっかくのお二人の演奏も、良いホールだったらなぁとそればかり考えてしまい、演奏を楽しむどころか反ってストレスを感じ疲れて帰ってきました。演奏なさったお二人はこのホールでストレスを感じなかったでしょうか、心配です。

テレマン/無伴奏フルートのためのファンタジー、アルベニス/アストゥーリアス、ピアソラ/リベルタンゴ(アンコール曲)、以上3曲はとっても良かったので、ちゃんとしたホールで聴きたかったなぁ。

アンコール曲の前に荘村さんからホワイトデーのプレゼントがあり、抽選で5名の方がチョコの包みを頂き握手してもらっていましたわん。ウラマヤシ~。


東京フィル第29回定期演奏会

2007年02月28日 | 音楽
 2007年2月28日(水)18:30~ CHIBA ぱ・る・るホール
ピアニストの菊池洋子さん、スラリと背が高く美しい人でしたが、モーツァルトが苦手なのか、表現力が足りないのか、、、? と思っていたら、20番のCDを発売しているじゃないの! たまたま今日は乗れなかったのかしらん? それとも田舎のホールだから手を抜いたのかしらん!?

飯森泰次郎さん指揮のプラハとアンコール曲、良かったです。

<プログラム>
モーツァルト:交響曲第31番 ニ長調K.297「パリ」
       :ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466
       :交響曲第38番 ニ長調 K.504「プラハ」
アンコール曲:なんか良く耳にする有名な曲でした。(*^。^*)??


東京フィル第28回千葉市定期演奏会

2006年12月13日 | 音楽
千葉ぱるるホール 18:30~
 指揮/小泉和裕
 ヴァイオリン/荒井英治

【プログラム】
モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K.550
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
マスカーニ:歌劇「友人フリッツ」間奏曲
スッペ:「軽騎兵」序曲

モーツァルトの40番はまあまあでした。
次のメンコンは昨年の東フィル定期で二村氏のを聞いて、あまりにヒドかったので今回も期待していなかったのですが、、
荒井さん、良かったです~!
CDを出してるそうなので買おうっと♪
荒井さんの熱情が伝わったのか、マスカーニとスッペの曲は気合が入ってました♪


岩永善信 10弦ギターの調べ

2006年11月23日 | 音楽
奨学金支援チャリティーコンサート、母校聖堂にて14時~15時半、2000円也。
岩永氏の技巧は素晴しかったです。
聖堂は意外にも音響が非常に良くて驚きでした。
一番後の席で聞いていましたが、キュッキュッという弦が擦れる音に心奪われました♪

<プログラム>
◆スペイン組曲  :G.サンス
 エスパニヨレタス
 バツサカリア
 ルヘーロとパラデタス
 フォリアス
 ハバーナ
 カナリオス
◆ソナタ イ長調L203 :D.スカルラッティ
 ソナタ ニ長調L418
◆パルティータ イ短調BWVlO13(無伴奏フルートのための):J.S.バツハ
 アルマンド/クーラント/サラバント/ブーレアングレーズ
   一  休 憩 -
◆タイスの瞑想曲 :J.マスネ
◆ファンタジー デイヴィジョンプ :S.ドッジソン
 モデラート エスプレツシボ
 モルト ヴィヴァーチェ
 ブイヴアチッシモ
 ボコ レント
 プレスト
 アレグレット,ソステヌート エ ソノーレ
◆エピローグ :E.グラナドス
 祭りのこだま
 物乞うひと
 スペイン舞曲第6番
◆アンコール曲 アメイジンググレースと、もう2曲。一つはたぶんピアソラの曲です。岩永氏が曲名を言ったのですがマイクを使ったので良く聴こえませんでした。聖堂はマイクを使わない方が良いのにネ。しっかし聖堂の椅子は、お祈りの時に居眠りしないように、わざと座りづらく作ってあるのかしらん。背中と腰が痛いわん。


のぎくプラザ

2006年10月21日 | 音楽
800円の読売コンサート。
今回は成東町出身の作詞家斉藤信夫氏の作品を中心にしたプログラムでした。斉藤氏の代表作「里の秋」を塩野雅子さんのソプラノと、ピアノと弦楽の演奏の二通りで聴かせてくれました。塩野さんは童謡にピッタリの素直で爽やかなお声でした。「宵待草」を歌った永安淑美さんは深みとツヤのあるとても良いお声で声量もありましたが、高音部がきれいに出なくてチョット残念。

東京フィル第27回千葉市定期演奏会

2006年10月12日 | 音楽

 ♪プログラム♪
ロベルト・シュトルツ 「ウィーンからようこそ」
J・ストラウスⅡ ワルツ「酒、女、歌」
J・シュトラウスⅡ ワルツ「ウィーンの森の物語」
アントン・カラス 映画『第三の男』よりハリーライムのテーマ
アントン・カラス 映画『第三の男』よりカフェ・モーツァルト・ワルツ
モーツァルト 交響曲第41番ハ長調k.551「ジュピター」
アンコール曲 モーツァルト「フィガロの結婚」序曲 
 千葉ぱるるホール18:30開演~20:10終了

指揮 大町陽一郎
ツィター 河野直人

いつもながら大町氏のトークは楽しい。この方が指揮すると東京フィルの演奏が引き締まる。選曲も文句なし。
今回、ツィターという楽器を初めて目にしました。ギターのように抱えて弾くものと思っていたら、机の上に置いて大正琴のように弾いていました。なかなか叙情的な音楽性豊かな楽器でした。東京フィルのワルツをバックに、ツィター奏者河野さんが自分のパート待ちをしながら目を閉じ音楽に合わせて揺れている姿が印象的でした。マンガちびまるこちゃんに出てくる"佐々木のじいさん"にソックリ?!



千住真理子 ~名曲の花束~

2006年07月16日 | 音楽
サントリーホール P席1500円
真理子さんが「P席は演奏者にとても近い席なので演奏者と同じように緊張感を持って聞いていただけると思います。」とお話してくださいました。P席万歳
今回は「日本の歌・世界の歌」と題して、歌曲をアレンジしてバイオリンで聴かせてくれました。最初の日本の歌は三枝成彰の編曲のせいか、イマイチに感じました。「歌の翼に」「私のお父さん」「ムゼッタワルツ」、良かったです。アンコールはドヴォルザーク「我が母の教え給いし歌」、モンティ「チャールダッシュ」
伴奏者の藤井一興氏のピアノ、良かったです バイオリンを最大に引き立て、曲を芸術の高みへと引き上げようとする繊細で知的な弾き方に、私は目を耳を奪われました♪