mokoangelの青島日記

夫との7年間の中国留学を終え7月に帰国しました
これからの日本での生活を模索中です

21時間の夜行列車の旅~愉快な仲間たち

2013-06-07 22:10:47 | 旅行

計画では武漢の後に南京に行く予定だったが、1日ずれ込んでしまったのと

南京はゆっくり時間をかけて観光したいので、後日改めて訪れることにする


車中泊を加えて7泊8日の旅は老骨の身には少々こたえた・・・そんなに疲れた!感は無いのだが

途中、何度か自分のベッドでゆっくり寝たいと想った・・・日頃は中国の習慣に従って昼寝の癖が付いてしまっている

ともあれ、7日目を終えようとしている

成都まで2泊3日の汽車の旅を経験したが、寝台車だったので楽だった

普通席の1泊2日はどんな旅になるのだろう

 

 

中国は大きな施設に入場する時は必ず荷物のエックス線検査がある

写真でお分かり頂けるだろうか? 入口の両側に長い列ができている

面倒だが中国では仕方のないことだ

 

漢口駅は2階が待合室になっている

皆どこに行くのだろうか? 凄い人、人、人・・・

 

 

 漢口が始発の汽車だったので早めに乗車する

 

私たちの前の座席には二人の若い女性が座る

若い女性なので話しかけるのを躊躇っていたが・・右の女性の方から話しかけてきた

驚いたことに、偶然同じ青島大学の学生だった  4年生でもう就職も決まったとのこと

左の女性も初めはつまらなそうな顔をしていたが、次第に和らいできて話に加わった


色んな話をした・・・仕事の話、出身地の事・・そんな話の中で食べ物の話になった

日本のカレーを食べたことが無いと言うので・・では、近いうちに作ってあげるから食べに来て!と、約束をした

 

通路を挟んだ向かいの席には男性ばかりで(後で女性が一人いたことが分かる)、初めはこんな風だったが


時間が経つにつれて、通路を挟んでの話が始まった・・・私たちが日本人と分かって興味を持った人もいて

自分の席からわざわざやってきて話し込んでいく。


いつも思うのだが、中国人は初めは少し警戒した様子を見せるが話し出すと一気に親しくなる

中に一人、とても陽気な男性が居て・・色んなことを話してくれるので

「貴方はとても博学ですね!」と言うと・・「何言ってるんだ、俺は小学校5年間の学歴しかないんだよ!」と言いながらも

更に面白い話を続ける・・これは学校で学んだ知識ではなく、社会に出て実践で学んだ知識なんだと思う

人の魅力は学歴ではなく、人間性なのだ


このおじさん話し上手で、しゃべりっぱなしだったが聞いていて飽きがこない・・それで? それで?

時にはボケ&突っ込みを一人でやる 

深夜だったか、早朝だったか忘れたが途中の駅で降りて行った・・又、会いましょうね!と自然に出てくる

 

私は途中で眠ってしまったが、汽車の旅が大好きな夫は眠れないでいる

次の駅はどこ? その次は? ・・・ と、思ってしまうのだそうだ

今回も丹念にメモを取っていた

 

夫のメモから(興味のある方がいらっしゃるかもしれないので書いておきましょう)

漢口 17:10 → 考感 18:00 → 広水 18:56 信陽 19:47 → 駐馬店 21:05 →  22:00

許昌 22:40 曹操が都を置いた街 → 鄭州 23:40 河南省の省都 → 開封 0:45 宋の都 →

商丘 2:05 この間うとうと寝る → 砀山 3:00 →徐州 4:07 軍歌でお馴染み → 棗庄 5:15 → 

兖州 6:40 → 泰安 7:45 泰山登山口 → 済南 8:40 → 淄博 9:55 → 潍坊 11:30 → 

青岛 14:15


隣のボックスの男性たちと話をしていたので眠気も冷めていたのかもしれない

途中でうっすらと眠りから覚めて、会話の一部が耳に入った(すぐに眠ったので後は分からないが)


「日本人は木耳を食べるのか?」・・「食べますよ」

「どんな風に料理をするのか?」・・「無言」


実際、中国の木耳は美味しい! どんな料理にも入っている 

日本で売られている物と全く違う・・私も日本では滅多に木耳を食べることは無かったが

中国に来て木耳を食べ、嵌ってしまった・・・今では、何の料理にも使うことができる


夫も驚いたと言っていた


何故、日本人が木耳を食べるのか知りたかったのか?

私を起こしてくれればよかったのに!  きっと話が弾んだだろう

 

そんなこんなで(心配していた割には意外とぐっすりと眠れ)・・寝ている間以外は楽しい話をしていたので

21時間もアッと言う間だった気がする

 

青島についての第一声・・・寒い!

濃い霧が立ち込めていて、半袖のままだったので本当に寒い!

昨日まで30度以上もある所を旅していたのが嘘のよう


どこで出会った人も・・青島から来たと言うと、「青島は気候が良くて、綺麗な所だよね!」と全員が口をそろえて言う



先日広州在住の友人が青島を訪ねてくれた際にも・・「青島はポイント高いよ!」と言ってくれたが


私の健康にも青島は好いのかもしれないと思った

 

私の旅行の目的の一つに「人との出会い」がある

今回も色んな人に出遭い楽しい旅行となった

 

旅行で出遭った人たちがこの後も元気に楽しい生活を送れますように

そして・・又、いつか、どこかで・・・

 

長い間、拙い旅行記にお付き合い頂いたお友達の皆さんありがとうございました


武漢市内観光②

2013-06-07 14:24:27 | 旅行

黄鶴楼は武漢随一の名勝地であり中国の江南三大名楼の一つである

  地図上の④→⑤への移動はタクシーに乗って

このタクシーの運転手さんもとても親切で通り路のガイドをしてくれ、楽しい移動になる

途中、広大な敷地を持つ武漢大学の傍を通る・・運転手さんもこの大学に誇りを待っているのか素晴らしい大学であることを力説する



 運転手さんは親切にここからの方が近いからと、東大門に案内してくれる

 


 

遠くから見たらツツジの花かと思ったが、ブーゲンビリアだった・・とても綺麗に咲いていて疲れた心が慰められる

 

入園料は80元で、ここも半額になる

 

 

 

 

誰の像だろうか、この前から遊覧バスが出ていたのでこれに乗って行くことにする(10元也)

遊覧バス専用の路を走る・・・緑いっぱいで心地よい

 

 思ったより新しいと思ったら

三国時代の223年、呉の孫権によって軍事目的の物見櫓として建築され、その後、幾度の戦火にて焼失と再建が繰り返され現在の黄鶴楼は19世紀当時の姿を参考にして1985年に再建されたもの らしい

 

私は残念ながら楼に登る力は無いので、周辺の景色を楽しみながら夫の帰りを待つ

以下は夫のカメラから拝借したもの

 黄鶴楼にまつわる伝説(タイル絵)

昔、辛氏という人の酒屋があった。そこにみすぼらしい身なりをした仙人がやってきて、酒を飲ませて欲しいという。辛氏は嫌な顔一つせず、ただで酒を飲ませ、それが半年くらい続いた。 ある日、道士は辛氏に向かって「酒代が溜まっているが、金がない」と言い、代わりに店の壁にみかんの皮で黄色い鶴を描き、去っていった。 客が手拍子を打ち歌うと、それに合わせて壁の鶴が舞った。そのことが評判となって店が繁盛し、辛氏は巨万の富を築いた。
その後、再び店に仙人が現れ、笛を吹くと黄色い鶴が壁を抜け出してきた。仙人はその背にまたがり、白雲に乗って飛び去った

 
西大門を望む

 鶴の羽に見立てた?反り上がった屋根


前方に白雲閣を望む・・手前は千年吉祥鐘

 

有名な李白の詩「黄鶴楼に登る」に謳われているれている長江の流れ

今では高層ビルと霞ではっきりと観ることができない



 
西大門から入ってきた人たちを観察しながら

夫が下りてくるのを待つ・・・私が待っているのを気遣ってか夫は早々に下りてくる

資料を見るとまだ沢山の展示物があったように思うがカメラには収まっていなかった

 

時計はもう14時を指そうとしている・・気が付くとお昼御飯も食べていない

汽車の時間は17:10発なので急いで駅に戻らなければならない


残念ながらゆっくりできないが出口を探しながら見物して歩く

唐代の詩人李白の手になる壮観の書。 
壮の字に点が付いているがこれは李白が黄鶴楼のあまりの美しさに見惚れて誤って付けたとも、美しさに感動して
壮観さを強調するためにわざと点を入れたとも言われている

 

運良く私たちは南大門に向かって歩いていたらしい

南大門付近の池の壁に刻まれた?九十九羽の鶴の図を観ることができる

 

この土産屋通りを抜けて南大門から出る

 

運よく通りがかりのタクシーを捉まえることができ・・・荷物を取りに武昌駅に戻る

武漢には武昌駅と漢口駅の二つの駅があり、青島行の汽車は漢口駅から出るので漢口駅まで行かなくてはならない


空腹を抱えた私たちは、それでも漢口駅まで行ってから許された時間でゆっくり食事をすることにする



荷物を受け取り漢口行のバスを探していると、私たちを待っていてくれたかのようにバスが来る

やはり、武昌で食事をせず先ず漢口駅に行くことにしたのは正解だった

 


2階建てのバスだったので、2階に座り景色を楽しむ


 長江にかかる橋を渡り 

          支流の漢河を渡り  


・・・までは好かったのだが、漢口駅が近づくにつれ渋滞が酷くなり、交通マナーの悪い車が多くなる(ハラハラ)

街の至る所でこの様な状態を目にする・・漢口の開発は始まったばかりなのだろう



1時間ほどで漢口駅に到着・・・15:20 是ならちょっとゆっくり食事ができる 早くレストランを探さなくちゃ!

すぐ近くに珍しく西洋料理のレストランがある

今回の旅行では、三峡クルーズの船の食事以外はまともな食事をしていない

乗り物の連絡が良すぎて食べるのを逸したり、夜は疲れて「食事より睡眠!」状態だったのだ

 

 とても素敵な雰囲気で・・・これなら期待できそうと

夫はTボーンステーキ(オニオンブレッド、スープ&サラダ付き) アップルジュース

私はそんなに食べられないのでスパゲティーを注文する レモンジュース

夫はライスを食べたかったのだがなかったので、お粥を追加 (慌てていたのか写真撮り忘れ、途中で気付いて撮ったが無残)


なかなか来ないので少しイライラ・・・その間、とても美味しい生ジュースが気持ちを落ち着けてくれました

やっと来た! Tボーンステーキは美味しかったけれど・・スパゲティーは空腹を満たしただけのお味

 

食事を済ませ、スーパーで夜食と朝食用のパンと水、土産物を買う

ゆっくり時間があると思っていたがバタバタだった

 

寝台が取れなかったので普通席に座っての21時間の汽車の旅になるが・・・眠れるのだろうか


お祝いの食事のつもり・・・

2013-06-06 16:41:15 | 日々の出来事

我丈夫及格HSK6级 HSK6级及格了。  今天我们为庆贺及格去日本餐厅吃炸猪排(tonkatu)。

这次考试他很努力准备,太辛苦了! 

 

少し前の話になりますが・・・4月20日に夫がHSK(汉语水平考试)を受験していました

旅行で帰宅した翌日に合格していたことが分かりました


今回受験したのは最高級の6級・・5級まではあまり真剣に準備をしていなかったように見えたのですが

今回はとても真剣に取り組んでいました

受験者の中には・・放課後HSK専門の学院に通ったり、家庭教師に着いたりして準備をする人もいます


その点、我が夫は自力で・・・時間との戦いだから!と、ストップウォッチを片手に作戦を練りながらの勉強でした

傍で見ていた私も、なかなか大変なんだなぁ!と、感じていました


合格は自信が無いと言っていた夫でしたが・・点数は満足は行かなかったものの合格でした!


おめでとう!  彼の労苦を労うために・・豪華な食事に行きましょうと提案しましたら

「豚カツで好い!」との事・・・新しくできたステーキのお店の宣伝が出ていたので「豪華にステーキといきましょう!」

・・の提案も却下され、よほど気に入ったのでしょう、青柳の豚カツでお祝いをすることにしました

 

私の体調を考えて、外食は昼間にすることにしています

早く、早くと思いながら・・・なかなか都合がつかず、今日、急に夫の笛のレッスンが休みになったので

青柳の豚カツを食べに行ってきました

 

これに今日はフルーツが付いて38元なのです!(今回は写真を撮らなかったので前回の写真です)

私たちはお酒を頂きませんので、何ともささやかな祝いの膳です

 

物事にあまり執着の無い夫も、今回の合格はとても嬉しいようです

そうね、もう一度受験勉強のストレスを味合わなくて良いんですものね、おめでとう!


私は豆腐ステーキか焼き魚定食にしようと思ったのですが・・・

つい、メニューの美味しそうな写真につられて我慢できず


これ! 天丼にしました。  青柳のご主人はどこの出身かしら?

丼物は私の出身地福岡の味とは少し違うようです・・・でも、天丼なんて何年ぶり?美味しく頂きました。

 

余談ですが・・私はまだHSKに挑戦したことがありません

夫は「5級は大丈夫!」と、言ってくれるのですが・・まだ決心がつきません


折角ここまで勉強してきたのだから5級くらいはチャレンジしてみようかな



いつになるかなぁ


旅行七日目~武漢市内観光①

2013-06-05 06:33:03 | 旅行

昨夜武昌wuchangに着いたのが夜8時頃でもう暗くなっていた

中国は駅前と言えども真っ暗で、辺りの様子があまり分からない・・しかし、人出は相当なもの

取り敢えず、ここならと入ったホテル・・部屋に入るなり何だかかび臭い!

南部の古い建物では仕方のないことだろう・・暫くするとそれも慣れてきた


何時ものように外で夕食を済ませ、帰りの汽車の切符を買いに行った。

武漢から青島までの汽車は1日17:10発の列車1本しかない

止むを得ずこの列車で帰ることにしたが・・寝台車は満席で一般座席指定券(硬座yingzuo对号票duihaopiao)しか

買うことができなかった


   

寝るだけで良いと思っていたが、何と湯船があり久し振りでゆっくり湯船に浸かって疲れを癒す

 

 

計画では今日は南京観光の予定だったが、武漢の市内観光を終えていないので汽車の時間まで市内観光をする

南京は観光地が多く1日では足りないように思われたし、私たちは十分疲れていたので

後日ゆっくり行くことにする

 

 
今日の観光予定は・・・東湖周辺景観地区→磨山景観地区→黄鶴楼 今日も駆け足観光になりそうだ

 先ずは武昌駅に行き荷物を預けて身軽になる(地図①)

明るい中で見ると武昌駅はとても大きい・・地下にタクシー乗り場があり、早朝だと言うのに長蛇の列

夫は運転手に「東湖周辺景観地区に行ってくれ」と言ったのだが、その地区には色々見るべき所があるようで

 


 湖北省博物館の前で降りるように言われる(地図②)

 

当初は此処は予定になかったのだが会館時間の9時を待って見学することにする

 

入ってみると、4階建てのとても大きな博物館で色んな展示部屋があったが・・他の部屋は余り興味がなく

 

 

     

秦、漢時代からの陶器が並べられており・・陶芸の大好きな私にはとても興味深かった

私は高台の器が好きなのだがこの時代から作られていたのだと知り驚く(写真2番目)

 

1時間ほど見学した後、徒歩で東湖大門に向かう(地図③)

 



 渡船の船賃と磨山景観地区の入場料を含め

120元の所、老人割引で60元になりました(日本でもそうでしょうか?)とてもお得感があります

 

 折角の綺麗な湖も・・・・

 霞んでいて景色がよく見えない

   遊戯施設が沢山あるようだ

船着場は写真中央の林付近にあるらしく、景色を楽しみながら歩く


 渡船は結構大きくて綺麗

船から見る景色も霞んでいてはっきりと見えなくて残念

 



25分ほどで磨山景観地区の桟橋に到着する(地図④)

この地区には観るべき所が沢山あるが・・時間の関係で全てをパスし徒歩で磨山を目指す

 


歩いてくると少しの距離の様でも随分疲れた・・・ここから遊覧バスが出ているようなのでこのバスに乗ることにする





 1周一人30元で、途中の乗り降りは自由になっている

 

 楚城・・・新しく観光用に作られたものの様に見え、下りて観る人は誰も居ない


以下、車中から目についた物を拾ってみた

    

 

 11:20に楚天台に到着 ここで殆どの乗客が下りる

 石段を登り切ると展望台を兼ねた楼がある

別途入場料が必要・・ここでも20元の所、半額の10元で入ることができる

そこから又石段を上って舞台のある部屋へ

私はもうへとへとです!

 

幸運にも11:30から始まる鐘楽舞の演奏に間に合い、楽しむことができる

初めて聴く音楽で・・鐘の演奏の仕方が面白い

演奏は30分ほどで終わる・・・次は13:30からだそうで、聴けて本当にラッキーだった

 

夫は展望台に上がってみると言うので私は下で待つことにする(以下は夫が撮影してきた写真)

 

途中の階にあった、戦国時代の楚の国に関する展示物



          


                 楚国の大臣屈原 

彼はもうすぐ始まる端午の節句の由来になった人物

 

下りてくる来る夫を待って、遊覧車に乗って戻る


 

余談ですが

バスを待つ間に近くにあったトイレへ・・・・

 新しかったので大丈夫だと思って入ったのですが

日本の皆さんは見たこともないでしょうが・・田舎の方ではよくあるトイレ


分かりますか?この溝にまたがって用を足すのです・・溝には前に用を足された方の落し物も残っています(汗)

ここは最近作ったものなので仕切りがあったり、溝が綺麗だったりですが

酷いものになると仕切りが無いので、別の方と同席?して・・「ニンハオ!」と言うか言わないか?

中高年の方は大体トイレをする姿を見られても平気な人が多いようです(ドアのあるトイレでも開けっ放しでする人も)


私は中国のトイレにも大分慣れてきましたが・・できるだけこういうトイレには入りたくないですね

この時は誰もいませんでしたので、急いで用を足しカメラに収めてきました

 

この後は黄鶴楼に向かいます


旅行五日目~赤壁古戦場

2013-06-04 15:06:01 | 旅行

6時起床、朝食もそこそこに身支度をしバスセンターへ

今回の夫の誤算は荊州から赤壁行の直通バスがあると思っていたが・・廃止されており

一旦、咸宁xianningと言う所まで行って、そこから赤壁行のバスにならなければならないのだ

中国通の夫にも咸宁は初めて聞く名前だったらしい

 


 7:45咸宁行の小型バスに乗る

 

中国では大型バス以外はこの様にフロントガラスに行き先が書いてある

 

しかも、乗り場がはっきりしてなく、係員に尋ねても・・大概が「あっち!」と言うだけなので、戸惑うことが多い

 


8:00出発→10:20武漢まで50K地点
→10:55軍山長江大橋を渡る→11:50咸宁バスセンタ到着

 
 幸か不幸か発車までに10分しかなくトイレに行ってすぐに乗車

 


12:00出発→13:20赤壁バスセンター→13:30乗換バス発車→14:20赤壁古鎮到着
                          




車中、私たちの後ろの席で二人の男性が赤壁の話をしている

        暫くして夫も加わり話が弾む 

 

 

 親しくなった男性と一緒に観光することに

折よく白タクを掴まえ(一人2元とのことで合計6元) 男性が私たちを気遣って「我请客!私のおごり!」

 

案内図を見ると・・・とても広~い(全部歩いて回れるだろうか!?)

 

 私たちは老人割引で半額で入場(75元)

 

中に入ると・・自然が一杯、観光客もまばらでここは空気が違って感じる

 

観光順路は一方通行になっているようで・・鐘鼓楼を上って行く

 

 孫子の兵法〝36計”を表示してある階段を上る

「36計逃げるに如かず」 「鉄は熱いうちに打て」 「苦肉の策」等・・・知っている言葉があって、面白い

 

歩き回って少々お疲れの夫・・・劉備、関羽、張飛の像の前で一休み・・・とっても嬉しそう! 

 

 この周瑜の像まで来ると赤壁は近いらしい

 

 やっと辿りつきました!  夫の少年時代からの夢が叶いました!

赤壁までは急な石段を降りなければならないので、私は此処で待っていようかと思ったけれど

ここまで来て赤壁を見ないで帰ると後で後悔するだろうと、思い切って下まで降りて行った


赤壁の戦いとは

中国、後漢末期の208年、曹操と、孫権劉備の連合軍とが湖北省嘉魚県の西にあたる赤壁で行った戦い。袁紹を討って華北の平定に成功した曹操は、208年丞相となり、南下して劉表の領土になっていた荊州を攻めた。劉表の子は曹操に降り、表の客分であった劉備は、いったん南に逃れたが、諸葛亮(孔明)の活躍で孫権との同盟に成功した。孫権の部下のなかには曹操に降伏しようと説く者もあったが、周瑜魯肅が孫権に、劉備と同盟して荊州を占領することを勧めたのである。孫権の武将黄蓋(こうがい)は火攻めの計を案出し、鎖でつないだ曹操の軍艦に火をかけ焼き払った。そして陸に逃げた曹操の軍は関羽の軍に破られ、さらに疫病も流行していたので曹操は北に帰り、天下三分のもとがつくられた。

 昔書かれたものだろうか

 

 赤壁を見てしまうと後はどうでもよいようなもので・・時間も迫ってきたので駆け足で出口へと向かう

 

 

 最後は疲れた私を気遣って私のリュックを持ってくれる夫

しかし、いつも時間との戦いで・・・最後までゆっくり観光できないのが残念!

 

夜8時から始まる表演を観てから帰ると言う男性と馬場で別れたが・・とても誠実な気持ちの良い青年だった

広州周辺でホテルマンをしていると言っていたが・・・これからの生活が幸せで有りますように

万事如意!

 

予定ではこの日武漢に戻って市内観光をする事になっていたが・・到底観光は出来ないだろう

とにかく今日の内に武漢まで戻りたいのでバスセンターまで行くことにする

重い足を引きずりながら歩いていると・・・運よくタクシーが来たので止める

運転手さんの話だと・・赤壁から古鎮まで客を乗せて来たけれど、空では帰れないので、古戦場まで行けば

客が居るかもしれないとこちらに向かって来たそうだ


夫が赤壁バスセンターまで行きたいと交渉すると80元でよいと言う

バスセンターまで行くバスがあるかどうかも分からない(中国にはバスの時刻表が無い)ので即OK

彼はとても陽気な話好きな人で大声でいろんな事を教えてくれる


「赤壁からのバスはもうないだろうから汽車で帰りなさい!」と勧めてくれ、

丁度、交代時間にかかっていたにも関わらず赤壁駅まで行ってくれると言う


彼は退役軍人で25年間西蔵(チベット)で働いていたらしい

中国で旅行は何処がお勧めかと聞くと・・・新疆xinjiangだと言う

よく話を聞いてみると新疆は彼の故郷なのだ

景色も良くて、素晴らしい所だと力説する彼に・・・「では、機会があれば必ず行ってみる!」と約束をする

時間が来ても戻ってこない彼に、相棒から電話があって・・・途中でその相棒さんを拾って駅に急ぐ

普通だとこういうことも有り得ない事なのだが、彼の人柄だろう

 


旅行中には時々面白いタクシーの運転手に会う事がある

 

この彼は特別面白かった・・・いろいろありがとう! 祝你工作顺利!(お仕事が上手く行きますように)

 

 

 

駅まで走る間にこの様なトラックが列を連ねて走っている(何台いただろう)

車の大きさの割に積み荷が凄い・・・藁か葦のようなもので重量は軽いのだろうが

運転手さんにこれはどうするのかと尋ねると・・・工場に運んで紙を作るのだそうだ

 

 18:15 赤壁駅に到着

心配していた切符も手に入るが、指定席は1枚しかない

仕方なく夫が立ち(別車輌)、私が座らせてもらった


私の周りの席には若い男性たちが座っていて・・・話しかけてくる

彼等は出張帰りや旅行帰りの人たちで友人ではなさそうだったがいろんな話をしていた

私にも何処に行ったのか? 中国ではどこがよかったか? など色んな質問をしてくるが

一切を夫任せで、ついて行くだけなので・・地名などは直ぐに忘れてしまう


急遽、電話で夫を呼び、彼らに話してもらうが

もっと、中国の地理や歴史を勉強しておかないと内容のある会話は出来ないと反省した


 

 

18:32発赤壁の列車は20:00に武昌wuchangに到着、辺りはもう暗くなっている 

取り敢えずは、駅周辺のホテルを探しチェックインする

 

今日はたくさんの出会いがあって楽しい一日だった

一緒に赤壁古戦場を観光した青年、親切な運転手さん、赤壁からの列車内でであった青年たち・・・

ありがとう! きっと何時か、何処かで・・・ 


薔薇が咲いた!

2013-06-03 17:48:25 | 青島の状況

最近青岛的天气很好,空气也很干净。

在青岛玫瑰花到处盛开,我们都能够观赏它。

 

最近、青島はとても暖かくなり空気汚染の指数も優や良を維持しています

気温は上がっても青島は海風が吹くのでとても爽やかで気持ちが良いのです



今、青島は薔薇の花盛りです

あちこちにピンクの蔓薔薇の花が咲いています



大学のキャンパスにも満開の蔓薔薇があちこちに咲いています


 

昨日行った教会のある団地の中にも・・・

 

 

 

 

 

 

 お花好きのお宅の庭にも・・・

手前は芍薬です

 

大学の正門前の植え込みの満開の薔薇をバックに・・写真部の学生さん?が撮影会をしていました

 

 

おまけの話

昨日、教会に行く珍しく空いていたバスの中で・・・

 可愛いお花の刺繍のブラウスを着たお嬢さんに

「素敵な服ね! 写真を撮っても構わない?」と言うと・・すぐにポーズを取ってくれました

日本だと絶対にない話ですよね!  中国人のこういう大らかな所がとても気に入っています


旅行四日目~荊州

2013-06-02 08:16:51 | 旅行

旅行も4日目となると疲れが出るものだが・・三峡下りは大事をとって疲れるオプションツアーには参加せず

景色を楽しみながら殆ど自室で過ごしていたのであまり疲れを感じない


私はこのまま青島に帰っても好いと思うが・・夫は折角ここまで来たのだから三国志所縁の地は外せないのだ



16時過ぎに荆州に到着・・その足で明日の赤壁行のバスの切符を買いに行く

ところが赤壁行のバスは廃止されており、「咸宁xianningまで行きそこで赤壁行のバスに乗りかえるように」言われる

取り敢えずは咸宁までの翌朝一番の切符を買い・・ホテル探しをする


 隣はマッサージ店

城壁の外側なので、なかなか見つからずしばらく歩く


好い部屋は満室で・・普通の部屋にチェックインする(169元也)

  

思ったより新しくきれい! これで3000円一寸なら十分

 

時間が無いのでクロークで地図を買い、観光地をチェック(荆州古城&关帝庙

ロビーにたむろしていた地元のおじさんたちがいろいろアドバイスしてくれるが・・・

あじさんは近いので歩いて行け!と言うが・・中国の地元の人の近いはあてにならないことを学習していたので

 やっと掴まえたタクシーで荆州古城を目指す

 

荊州古城は中国の春秋戦国時代・楚国の都でした。古くは江陵と呼ばれ、三国時代関羽が守った城として有名です。
現在は荊州古城と長江の港町.沙市の2つの部分からなっています。
3世紀の三国時代に、関羽が城を築いたのに始まり、その後破壊と再建を繰り返し、現在の城壁は明代の1646年に再建されたものです。高さ9m、幅10mの堂々とした城壁が東西に細長い楕円状に約10kmも張り巡らされています。
城門は北門、東門など6つ、長江沿いにあり、洪水に備えて水門は閉じることができ、排水設備なども完璧です。
城壁の内側にはホテルや民家などが建ち、城壁沿いは緑の生い茂る美しい市民公園で、人々の憩いの場所になっています。

 

古城を一周する遊覧バスがあるが、5時を過ぎていたので乗ることができない
ゆっくり古城内を遊覧できたらよかったなぁ

私たちの旅は行き当たりばったりなので・・よくこういうことがある


仕方がないので西門付近から歩き始める

 西門

 

西門上から見た市内の様子

 

 西門近くにある関羽祠を見学する

5時を過ぎていて入れないとのことだったが・・好意で、しかも老人割引(10元)で入れてもらう

 

 巨大な関羽像の前でご満悦な夫

                                         

 桃園の契り

私にとってはあまり重要ではないことも、三国志通の夫にとっては重要な意味があるようだ

 

ここから南門まで歩いて15分くらいの距離だそうなので歩いて行くことにする

 途中からは城壁上を歩く

 所々はこんな路が残っている

 

堀沿いには民家があり、家庭菜園などを楽しんでいるようだ


              

 

 私たちはけもの路をのぼって城壁を歩いたが、南門近くには整備された階段があって

 降りた所に綺麗な公衆トイレがある

南門 タクシーは少なく、バイクタクシーが沢山走っている

 

城壁沿いの市民公園には散歩をしている人や物売りの人たちが出ている

 

 城門外の市場? 

彼女たちはいつまで座っているのだろうか?

 

広場の北側に关帝庙guandimiaoがあり、ここも夫にとっては外せない場所らしい

参観時間はとっくに過ぎていたが・・外国人で老人だと言うことであろうか無料で参観を許される(感謝)

 


 

 

 

 


参観を終わるともう夕暮れ時・・・堀に映る太陽がとても綺麗!

 

お腹も空いてきたので・・・

 レストランを探して賑やかな路地に入るが・・・

      衣料品の店ばかり・・・

途中で見つけたこんなものでちょっと遊んでみる(足は叩かないでね!)

 

結構歩いたので疲れ果て・・到底歩いてホテルまで帰れそうにない

タクシーはつかまらず・・・中国生活5年目にしてバイクタクシー初体験

中国人の乗客?は運転手にしっかりつかまっているが、老人と言えども私は知らない男性の腰に手など回せない!

運転手のシャツの両端をしっかり掴まえ振り落とされないようにしていたが(ヒヤヒヤ)

私の後ろに乗った夫はもっと大変だっただろう

 


何とか無事にホテルまで帰り着くことができ一安心(意外と近距離だったのにタクシーと同じ7元だった)

 


空腹より疲れには勝てず・・食事もせずにバタンキュ~

 

私たちの旅行にはよくあることではある

 

 

明日は赤壁へ行きます


三峡下り④~三峡ダム

2013-06-01 12:07:32 | 旅行

いよいよ三峡クルーズも最後の日となった

午前中、三峡ダムを観光し・・13時過ぎにチェックアウトの予定


8:30頃に接岸し

 
 船着場前には老黄陵庙と言う建物があるが

見物はせずに、待っていた観光バスに分乗して三峡ダムに向かう

 

  ガイドのJさんは早口で色んな説明をするが半分位は聞き取れていたのだろうか?

お土産の紹介もあり、 夫は記念にと三峡旅游全攻略と言うDVDを買った

 

途中、バスの中から前夜通った水門を見ることができた

 

バスは25分ほどでダムを見渡せる高台付近に到着(地図ピンクの〇


エスカレーターが設えられており、展望台まで一気に登る

 

更にこの展望台に上がり周りの景色を見る


三峡ダム(地図の左)

 

運河の下流方面(地図の右)

 

 

 

調べてみると、三峡ダムについては賛否両論あるようだけれど・・電力不足の中国にとっては重要な電力供給源となっているのだろう

 

続発する四川地震はこの三峡ダムに原因があると言う説もあるらしいが・・・本当だとしたら怖い話だ

 

 その後、園内の遊覧バスに乗り園内を1周するが・・何も記憶に残っていない(涙)

この日もMご夫妻はとても素敵!・・私たちも70歳、80歳になってもこんなに素敵でいられるだろうか?

 

三峡の最後、西陵峡を抜けて・・・

 

唐時代に白居易・元微之・白行簡の三人が訪れ詩作をした処で有名な三游洞sanyoudong前を通過し


 

  船は13時過ぎに宜昌yichang(地図☐)手前に接岸

13:45にチェックアウトし、無事3日間の三峡下りの旅を終える

 


次の観光地荆州jingzhouまで行くにはバスに乗らなければならず、宜昌の長距離バスセンターまでの交通手段が

なく、ガイドさんが包車を手配してくれ、夕方の飛行機の時間まで宜昌の観光をするという親子三人家族と同乗する

船では人見知りでなかなか話ができなかった女の子もご機嫌、名刺交換し記念写真を撮って別れる

 又、会いましょう!

 バスの切符はすぐに買えたが、出発までに10分しかなく慌ててバスに乗り込む

 荆州までは90K

三国志所縁の地とあって夫はとても楽しみにしている


三峡下り③~船長主催送別夕食会

2013-06-01 07:43:05 | 旅行

 

小三峡見物を終えて戻ってきた私たちを巫山wushan(地図①)で船が待っており、そこで乗り換える

 巫山巫峡長江大橋(地図②)の下を通り巫峡に入る

 前方には巫山十二峰の一つ神女峰(地図③)が見えてくる

船は快調に小舟を追い抜きながら進んでいく・・・気分爽快!

 

 

18時から船長主催の送別食事会が催される



いつも同じメンバーで食事をしていたのだが、ゆっくり話すこともなく過ぎていた人たちとも

ゆっくり話をすることができる


 80代と70代のMさんご夫婦
                      
                            

他の方たちの情報も聞いたのだが、忘れてしまった

Mさんご夫妻とは毎回席が隣り合わせ話をしていたので・・アドレスを交換し合う

 

   

   

   

  皿数がとても多いが、1時間ほどで食べ終わる

旅行が終わって随分時間が経ってしまったので、料理の味は忘れてしまったが・・どれも美味しかったように思う

中でも宫保鸡丁(写真7番目)はとても美味しく・・「私はこれが大好き!」と言うとM夫人が「全部食べなさい!

私も作れるから、家に来たら作って食べさせてあげるよ」と言って下さる。


お二人がお元気な内に一度お訪ねしてみたい気もしている

 

 巴東市を通過

食後は満腹になったお腹を落ち着かせるため甲板で風に吹かれる

 

観光中ずっと気になっていたのだが・・・ダムができて水位が随分上がったというのに

草木の生えている部分と生えていない部分がはっきりと別れている

ずっと以前はその境まで水があったのではないかと考えていたが

この建物のを見て納得する・・・やはり、以前は此処まで水が来ていたということだろう

 

その後も別の場所でこういう現象をみたが・・・中国の水不足は非常に深刻だ!

 

 巴東長江大橋通過後

夜中に三峡ダムを下る予定なので、仮眠をとる



23時ごろに目覚めて外を見ると・・・

 

三峡ダムに到着 運河に入る 水門が開き始め 

開き終わると船は中に入り 水位が下がり始める

この時点で、入った時から30M以上下がっている。  これを3回繰り返し ダムの下流へ降りて行く。

 

この工程を見たさに寝ずにいた人たちがバルコニーから見物・・・時に歓声が上がる

翌日、聞いたところではダムからの脱出劇は3時間以上はかかったらしい

私たちは体調を考えて1時過ぎには就寝していた



午前中は三峡ダム見学の予定