mokoangelの青島日記

夫との7年間の中国留学を終え7月に帰国しました
これからの日本での生活を模索中です

平遥①~特産料理

2014-05-26 21:10:07 | 旅行

我が家の旅行は・・殆ど夫が計画をして、私はただそれに乗っかるだけです


夫が「今回の旅行は平遥pingyaoにしようと思う」と言われるまで、平遥がどこにあってどんな街なのか全く知りませんでした

偶々、今の相互学習の相手のXさんの故郷で、しかも世界遺産に指定されていると聞いて俄然興味が湧いてきました

さんに見どころや、特産物などの話を聞き、PCでも色々調べて置きました

平遥の名物は牛肉と知って、牛肉大好きな夫はとても期待しているようでした


 
さて、晋祠から包車で1時間40分程(260元)かけて平遥古城に到着です

運転手さんを誘って昼食を一緒に摂ることにしました


何処のお店が美味しいかなどの情報はつかめていませんでしたので

地元の人に聞いてみようと思っていたのでした


注文は運転手さんにお任せしました


先ずは、土豆烧牛肉tudou shaoniurou;ジャガイモと牛肉の煮込みと言ったところでしょうか

大きな牛肉の塊です・・味見をしてみるととても塩気が効いています

ここは内陸なので牛肉を塩漬けにして保存したのではないかと思われます


運転手さんお勧めの栲栳栳kaolaolao;山西省は面食mianshi(小麦粉で作った食品の総称)で有名です

特に刀削面daoxiaomianが有名ですが・・栲栳栳はこの形に特長があるようです


面白い名前なので中国のサイトで調べてみると・・栲栳と言うのは柳の枝や竹で編んだ升形の入れ物のことだそうです

材料は莜麦youmaiと言うカラスムギによく似た燕麦の一種を使っています

やはり山西省名物のお酢にニンニクや唐辛子を入れたタレを付けて食べます

何もつけないで食べてみるととても素朴な味がして・・お味見のつもりがいくつも食べてしまいました


炒碗秃chaowantuは上の栲栳栳も山西省特産の小吃xiaochi(軽食)です


刀削面は中国各地にありますが・・作り方(お味)はまちまちです


以前、世界遺産の一つである山東省の泰山に行った時、名物料理とのことで食べてみましたが

「名物にうまいものなし!」の感を強くしたものでした

他所の刀削面は具はなく、スープだけの所が多いのですが・・

肉や野菜がトッピングされソースも特徴があり、ミートスパゲティを思い出しました


運転手さんのチョイスは的確で、この地の名物料理を味わう事が出来ました・・感謝!

私は刀削面だけで十分だったのですが・・夫と運転手さんはこれにご飯を食べ、たくさん残ってしまいました

残りは運転手さんが喜んで打包して持って帰ってくれました


この食事で99元(今のレートで1600円位)ですからお安いでしょう!

更にこの運転手さん、ご馳走になっただけでは申し訳がないと思ったのか

「ここは泊まれるので、自分が交渉してきてやる」と、1泊168元の所を150元にして貰ってくれました

私たちは古城内の“客栈kezhan”に泊まるつもりで、いくつかピックアップしてきていました


しかし・・運転手さんの好意を無にするわけにもいきませんし

“ご縁”を大切にしている私にはこれもご縁と想えたのです


部屋は特に何の特徴もない普通の部屋でしたが・・お値段も安く

古城の北門のすぐ近くでしたので結果的には好かったのだと思いました



感激の出来事

部屋に入って暫くすると、ドアをノックする音が・・誰?

そこには彼の運転手さんが立っていて・・私の携帯を持った手を差し出した!

あっ、携帯をタクシーの中に落としてきていたのだった


中国では旅行中に携帯を盗まれるのはまれではない

私は瀋陽に旅した時にバスの中で携帯を盗まれた経験がある


届けてくれなくても・・運転手さんが取ったなどと思いもしないだろうに

その時の彼のにこにこした顔は今でも浮かんでくる


中国のタクシー運転手の明暗を味わった一日であった


 

 

今日は遅くなってしまいましたので、ここまでとします

明日は城壁からの古城内の風景をご紹介しますので、お楽しみに