ジョンポール常時林檎 音のこと なんやらかんやら 雑記

さても さても うららかな 春の海のごとく
のたのたと まったりと ふんわり ゆったり

ストラップ。

2010-04-30 21:41:49 | 音楽一般
クラシックギター用のストラップをあれこれ物色していたのですが
面白いものがありやした。

「ストラップピンを自分でつけてもいいのだけど、穴あけるのもなんだかなあ。」

「ま 座って弾けばいいんでないかい。でもみんな立ってるし
自分だけ座ってるとなんかエラそうで.....一人だけ浮いてるみたいでやだ。」

ということで、例のサウンドホールに引っ掛ける首から下げるやつをつかっていたのですが、
両手をはなすと手前にギターがコロン。自分のギターならともかく借り物だと
洒落にならんときがあります。
ライブなどでマイクスタンドを調節せにゃならんとき、片手はきびしいですわな。しかも細いので長い時間だと首がきついです。そこで


LUTHIER ( ルシエール ) / LU-STRAP
これは良さげです。上からも吊ってるので両手はなしても安心。
某サウンドハウスでは3000円ちょっと。(諸費用いれて)
3000円かあ 3000円ねえ........
まあ 我慢すればいいかあ。と、ここであきらめたのなら、
ただルシエールの回し者。別にわざわざブログのネタにはしませんわな。そこで

エレキギター用の普通のストラップ両端にフックをとりつけて、サウンドホール上下から引っ掛けるものを自作してみました。

これがなかなか使える。両手はなしても大丈夫。
この手のタイプのストラップは下手すると300円とかであるし
家にある不用のベルトでも代用できます。
ただ、普通のストラップのかけ方だとヘッド側が下がってしまう そこで
先ほどのお兄さんにもう一度ご登場していただいて

逆にかけるとけっこう安定しました。















ああ 耳コピ 妥協と追求とあきらめと執着の輪舞曲

2010-04-29 03:30:19 | 音楽一般
最近は曲のコピー譜など、根気よく探せば意外とネットで拾えることもあるようで
重宝しますな。ギターソロの曲などは譜面やTAB譜にMIDIデータが付いていて
それらしい音で再生も出来るし、テンポやピッチも変えられるし。
どうしても無い場合は、海外のサイトから輸入もできるし 国内のものなら通販で入手できます。いい時代だわぁ。
それこそなけなしのお小遣いはたいて 譜面集やらコピー集をいちいち買ってたのが遠い昔。店頭になくて取り寄せたはいいがお目当ての曲が無かったり、
「FREE SOLO」「adlib」とくっきり書かれておたまじゃくしが無かったり、
そのくせ、「アーティストが誕生した歴史的文化的背景」などと講釈だけ充実してたりなど詐欺すれすれな物もあった。
 そんなダマシを数多く喰らっていると どこのメーカーの譜面、どのギター弾きが採譜したコピー集の良し悪しもなんとなく掴めるようになってくる。
 しかし欲しい何曲かのために、要らん曲も込みで2~3000円は当時(も、今も)きびしいものがあるので、耳コピーをするようになりやした。

 当時はカセット時代で、聞くごとに劣化していきます。普通に聞くのではなく
耳コピですからそれこそ何十、何百回と聞き込みフレーズを聞き取るわけですからテープもやがてモコモコになり、テープが駄目になる。
なんかいい方法は?とあれこれ探してると オープンリールのテープレコーダーで テープスピードを落として聞き取る方法がみっかりましたが、あいにくそんなものは無し。
そんなある日、音楽雑誌に載ってたのが「必殺!カセット耳コピー術」と題して
カセットデッキに改造を施し、再生スピードを変える方法でした。
カセットデッキのモーターには速度調整用のネジがありそれをいじると。
元に戻すときは、あらかじめ音叉の440hzを録音したテープを再生して合わせれば良いと。
なかなか重宝しました。
あとは ギターアンプにつなげて聞き取ったり、ギター用のイコライザーやらコンプをかまして聞いたり等、今思えばたかが1曲の、しかも演奏するかどうかもわかんないフレーズのためにずいぶん要らん時間をかけたもんですわな。
下手したら楽器持ってる時間の大半が耳コピ。
あの時僕らは若かった。

昨今はパソコンに音楽データをぶち込んで、ピッチを調整し、欲しい帯域を強調し、タイムストレッチをかけて同じkeyでスピードを変えたり、曲を小節ごとにわけてマーカーをつけて何度も聞いたりなど、テープレコーダーを改造してた頃と比べると環境の進化はすごいものがあります。
ですが......結局テープレコーダーがパソコンに変わっただけで
相変わらず楽器と五線紙と鉛筆と消しゴム。そして耳。30年たってもこれは変わらない。
「欲しい曲 パソコンに入れて ENTERで 譜面になって プリントアウト」
ぐらいの芸当は出来てもよさそうなんだけどなあ。
あるいは 楽曲のサービスの形としてマルチトラックのまま販売とかダウンロードとか。お客さんのお好きなバランスでミックスしてくださいとか。
あらかじめ世界の一流エンジニアのミックスデーターがプリセットされていて
お客さんのお好みのエンジニアのミックスでお楽しみくださいとか。

まあ、譜面やらコピー譜、TAB譜など入手したり、耳コピして譜面におこしたり、それでもういつでも安心、演奏できる気になってそれで満足して本棚の肥やしになってる例が自分の場合、多々あるもんですからエラそなことは言えんのですが
結局、曲を手に入れることと 演奏能力は全く別のものですな。

Rock and Roll - Led Zeppelin







アンデス興業

2010-04-28 01:35:09 | 音楽一般
5月に再び集まって演奏してみます。
そのためのリハビリ中なのですが、いい機会なのでレパートリーをまとめて
譜面ノートに書き収めてみる。まあ怪しいこと。
唄ものとインストものと分けて作業してますが、昔、耳コピして書きとめておいた譜面やら、聴き取りのみの必殺カタカナ歌詞やらでてくる出てくる。
中には五線紙に譜割りの線にコードネームだけというのもあり 曲名すら書いていない。弾けば思い出すだろうと弾いてみたところ やっぱりわからない。
ま 気長にやりましょ。

ギター関連で愛読しているHPに、「中出六太郎氏ギター」のことが出ていた。
なんでも小山心平氏から進呈されたとのこと。今年1月、参加した「ソンコ・ワイラ」で、小山氏が持参して弾いていた2本のうちの1本。写真左(右の1本は自分が頂いた)ネット上であるがお互い大切に生かしていきましょう とのやりとりをする。奇縁です。

キャッチ=22 ひとりごと

2010-04-25 15:32:39 | 昭和モノ



最近、多少目が悪くなり、読書が苦痛になる。
特に昔の文庫本は文字が小さく読みずらい。だが、気に入って何度も読み返す性質なので、昔からの蔵書は捨てられず、ただでさえ狭い部屋のお荷物となる。

今は出版関係の仕事をしているのか、家業を継いでいるのかわからないが、
高校時代の友人が当時、ミニコミのようなものを始めて自作の短編小説やら詩やらを編集しては周囲に回覧させていた。面白半分に深夜ラジオに投稿するハガキ職人のような感覚で自分もいくつか投稿していた。

卒業後、何年かしてその彼から手紙が来た。小さな出版社に勤務する傍ら、自身で発行しているミニコミ誌が添えられていた。
手紙には昔、投稿した自分の短編小説のことが細かく書かれていた。
「お前の書いたのとよく似ている。ぜひ読んでみてくれ」と、一編、小説を紹介された。

「キャッチ=22」舞台は第二次大戦中のアメリカ空軍基地。
さまざまな奇人、変人、あるいは狂人が死地に向かう。
そこには軍規22項「狂気に陥ったものは自ら請願すれば除隊できる。ただし、自分の狂気を意識できる程度ではまだ狂っているとは認められない」など
不条理な軍事規定が兵をしばりつけている。

全編これ不条理のかたまりで、ストーリーの時間軸すらバラバラ。
だから冒頭からまじめに読むとわけがわからない。
が 読み進むうち 頭の中でひとつひとつのエピソードがジグソーパズルのようにかみ合う。
どこから読もうが読み始めが読者にとっての冒頭シーンとなる。

「世の中こんなもんすよ」と作者が自嘲気味に笑っているように思えただけの
、初めて読んだ20代の頃からずいぶん時間もたっている。
世の中で現実に起こるさまざまなことが、この小説を後追いしているかに思える場面にいくつか遭遇もした。

「ね 言ったでしょ こんなんでしょ」と作者は相変わらず半笑いだ。

これを観られるとは ありがたし

2010-04-24 01:23:50 | 昭和モノ
James Paul McCartney (Japanese Broadcast Version) [Best Quality]

編集ものだがまぎれもない「NHK 世界のワンマンショー」ヴァージョン。
自分が見たのは1976年だった。テレビの前にラジカセ置いてはじめてライン録音。そのテープはいまだに持ってるが、こうして映像で観られるとは....
ビデオなんてまだまだ出回る前だから この頃のテレビは真剣に見てたなあ。

思えば1975年。Paul McCartney&Wings来日が最初の頓挫(薬物犯罪歴でビザ取り消し)しょうがなくオーストラリア・メルボルンのライブをテレビでやってたっけ。