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ジョンポール常時林檎 音のこと なんやらかんやら 雑記

さても さても うららかな 春の海のごとく
のたのたと まったりと ふんわり ゆったり

春来りなば。

2015-04-10 17:24:24 | 男のギター道

まあ毎日楽器修理と、そのための道具をこさえる日々ですが、この手の道具、米国の専門店がおおもとです。カタログやらネットでの価格は国内で買うより3割くらい安いのですが、送料やら手数料で結局同じくらいかかります。ま、しかしまとめて注文なら一ヶ所ひと手間で済むってのがいいとこですかね。
こういう道具があったらいいなあ、というツボを押さえた道具が次々にマイナーチェンジされて出てきます。その度に欲しくなるんですが、この手のお道具は自分の作業内容、作業環境に合わせて改造するか自作するか、となってしまいます。楽器の形はそれほど千差万別、一台一台微妙に違うもんなんですなあ。




iOSが8.3となりましていろいろバグ対策されとるようですが、Google検索の文字入力は相変わらず引っかかります。


修理の為の工具作り。エジプトの墓泥棒。

2015-04-07 16:16:15 | 男のギター道

再開したブログですが、ここんとこすっかりギター修理(改造)の為の忘備録となっておりますが、
フレット打ちと並行しての工具をあれこれ作っております。
初めてギター修理した時の学習により、今回はサウンドホール側から打ち込んでおります。
これによって、溝の幅、深さ、フレットのR、などチェックをしつつ、問題点を洗い出し、工具をさらに工夫、作成という手順でございますが、こういうことに手を染めると自分は楽器をもって 何をやりたいんだろう?という疑問にかられますが、一度かかるとそれこそ寝食を忘れるほど没頭してしまうことから、これも道楽でございますな。



ギターリペア、製作家御用達のお店Stew&Mac社のフレットプレスですが、市販のCクランプに取り付けられるよう改造しました。でもってフレットに直接当たり、指板に押し込んでいくジグを、指板のRに合わせて作製、これはホームセンターの3mmアルミプレートを切断して指板Rで成型、打ち込んだフレットに両面テープでサンドペーパーを貼って研磨、フレットに当たる凹を付けます。と、色々作るんですが、やはり最後はハンマー打ちとなりますわな。


自作道具は続く

2015-04-07 00:01:51 | 男のギター道

フレット溝が広くて、フレット足を拡げてフィットさせたい。というフレット難民さんへのお道具は、あることはあるのですが国内のお店で買うと12,500円超えで、直接注文すると色々含めてやっぱり同じくらいかかります。てなわけで

自作。

いちおうフレット足は拡がります


まあ微妙な力加減が要りますが…
しっかし楽器の手入れのために部品を交換、その装着のために道具を自作。その都度あれやこれや工具、ツールなどが必要になるもんで結構な時間とお金がかかります。これならばプロに頼んだ方が結局お得ですな。などということを何度思い知らされ、この先何度思い知ることになるんだか。

…そしてフレット打ち2台目。
今度はフレット溝が狭くて打ち込み難くて、指板が黒檀材で硬くてもろい。というさらなるハードルがおじちゃんを待っていたのであった。
南無三。

作業BGVは

これ某大陸では
男女糾察隊ってタイトルで放映されてるんですな。


とかくフレットというもの

2015-04-04 23:58:47 | 男のギター道


全国1千万のフレット打ちファンの皆様、こんばんは。
去年購入したはずと思い込んでいたフレットタングクリンパー(フレットの足の幅を拡げる道具、フレット足幅より指板フレット溝が広くてゆるい場合に使います)が、完全な勘違いで、記憶力がすでに何かの兆候を示している哀愁の52歳。ジョンポール常時林檎でございます。

やっちまったなあ。ということで、フレット打ち。このギターだけフレット溝がちょと広い。フレットゆるゆるやん。わざわざ米国から取り寄せるのもなあ。どっか国内ショップで…と探しましたがなかなかありやせん。
しゃあない。溝にタイトボンド流して乾燥したとこで再度溝切りでもって打ち込みという流れですね。今回からフレットを一定のRつけて曲げる道具やら、フレットを指板に圧着させるプレスもあります。しかし打ち込みはプラスチックハンマーが早くて確実ですわな。打ち過ぎ、打ち損じの凹みも確認できますし。さすがにフレットに一定のRがつくといい感じで高さが揃ってきます。手で曲げるとやはりバラツキが多く、合わせるのが容易でないですわ。
弦のビビリ、弦高などに関わってきますのでこの工程は慎重に行きます。



慎重に行きますとか言って作業中はテレビ代わりのPC動画でございます。1977年NHK大河ドラマ「花神」。遠山の伝七親分が和蘭陀の歌を、イネ・リリー松岡さんと歌っております。かと思えば、雅俊さん三味線抱えて「ふれあい」ならぬ🎵三千世界の~、を秋吉おうのさんにラプソディー。
この頃の大河は司馬遼太郎さんモノが結構幅利かせていて、これは「花神」ですがいろんな原作からエピソード引っ張ってきてますね。土方歳三さんの最期はほぼ「燃えよ剣」からですし。

さてまた戻ったら2台目にかかりやすか。


修理迷走記

2015-04-03 05:01:20 | 男のギター道

久しぶりに楽器調整すると、年々目が悪くなってるのが身に沁みてわかります。つい先日また歳をとったもんで思いはひとしお。
そんな中、かかっておりますのは寺田楽器製のEL DIGAS NO 300という、3年前に滝川のリサイクルショップでケース付き7000円の代物。
実際弾いてみてなかなかいい音するではないの、ということで即購入でしたが、ネックはこれでもかというほど反っていて、塗装剥がしてわかったのがオール合板。言ってみりゃ丁寧に作られたベニアですわな。
ま、乗りかかった舟の亭主は波平さん。(実は再婚だったという設定らしいすな)早速定番の改造から。

300っつうから実売価格30,000くらいのギターなんでしょう。ナットはプラスチックで接着剤で貼り付けです。これだとすり減って交換となると剥がさにゃならん。ま、だいたいその作業の際、焦って無理にやると指板やら溝を痛めてシャレにならんことになります。カッターなどで隙間を作りゆっくりはがしまして、接着剤も取り去って、黒檀材でナットの受けを作ります。できた溝の隙間にナットを切り出して装着します。溝の平滑さが肝ですわな。

でもって、ブリッジ周りは、弦の止め方を3通り楽しめる改造でございます。弦巻きの部分を半分削り、弦の通し穴を2ホール式にして、なおかつブリッジから表面板裏まで垂直に穴を開けて象牙のチップで止めるやり方です。1ホール、2ホール、裏からチップ止めでそれぞれテンションが違います。ナイロン弦にあまりテンションをかけると音の伸びやら高音やらがあまり芳しくありません。
なにぶん硬い木材なので削るのも一苦労です。悲しき単純作業。
こんな時はつい心の中で妄想が膨らみます。

ギレンとドズルの夢のデュエットでお送りする「兄弟船」。
ギレン総帥の「ア バオア クーで逢いましょう」。
兄を想う一途な妹の真心を謳う「キシリアのバラード」~わたしのお兄ちゃん~(倍賞千恵子さんカバー)
🎵あーなたーとわーたしの合言葉ぁ~ アバオアクーでー 逢いましょう🎵

…まあ、写真は半分切り取った図と、サドル溝用に半分くらいに削った彫刻刀、でもってブリッジが隅の方若干浮いてます。とりあえず弦張ってこのままにします。飛んだら飛んだ時じゃあ。