ジョンポール常時林檎 音のこと なんやらかんやら 雑記

さても さても うららかな 春の海のごとく
のたのたと まったりと ふんわり ゆったり

NHK大河ドラマ

2014-02-13 15:36:02 | 日々妄言録




ここんところ、古いNHK大河ドラマを某国動画サイトで見ております。昨今は予算やら何やらの絡みで時代劇を作るのが大変らしいですな。
NHK大河ドラマも源平もの、戦国もの、赤穂浪士もの、幕末ものと4大相場が決まっていたのですが、マンネリになってくると架空の人物が主役になったり、時代劇とは関係無かったり、ひどくマイナーなヒロインが主役など、あれこれあがきながらも安定性ということで4大に戻って行きを繰り返しているようです。
個人的な好みとしてはやはり戦国時代ものですな。主役であろうと脇役であろうとほぼ絶対お馴染みの面々が出てきます。でもってエピソードもほとんど変わらんし、楽しみなのが鎧やら兜のデザインとか、合戦シーンの規模やら、お城。特に絵図面も古写真も現存してないので大阪城や岐阜城のように再建、復元など文化庁の許可が下りず、未だによくわかっていない信長の安土城ですわ。8角形で最上階がキンキラキンの造形はいかにも信長の城という感じですわな。
まさに時代の人なんですが、信長所用と伝わっている甲冑は意外と正統派です。ドラマでも流石にNHKさん、あんまりはみ出したことはしないようで。これが民放にゆくと銀色の西洋甲冑にマントだったりします。ある時の大型正月時代劇ではほとんどロボコップ信長でした。こりゃあんまりだとも思いますが、信長ならありかなあと思えてしまうからしょうがない。
時代に己を刻みつけるような苛烈な生き様ですが、その最期も天下統一目前で、明智光秀の謀反により本能寺で遺体も残さず、居城もあとを追うように全焼して、まるで最初から存在しなかったかのように跡形もなしです。
戦国大河ドラマには欠かせないキャストです。ですがあまりにも強烈なため最後まで信長主人公ものはあまりありませんようで。走りっぱなしな強烈過ぎる個性は、一年というスパンには長すぎるんでしょうか。享年49歳で老後自体ありませんし。
「人間五十年 下天のうちをくらぶれば 夢幻の如くなり ひと度生を享け、滅せぬもののあるべきや」
「死のうは一定、忍び草には何しよぞ 一定語り興すよの」との愛唱謠にインスパイアされた一生というのもかっこいいすわな。
 長文お粗末。