サライ9月号。
「文体の面白さを教えてくれた『赤頭巾ちゃん気をつけて』」。
高見沢 俊彦氏(THE ALFE)。
これが、彼の琴線に触れた。
俊彦氏は3つくらい私の年上の人だけど、個人的には友人の姉さんが友人に
教え、その影響で友人が読み、それを我々に伝えてきた作家さん。
「赤ずきんちゃん気をつけて」は庄司 薫氏の作品だが、当時は、私的には
彼よりも奥さんの中村紘子さん(ピアニスト)の方が知っていたりした。
主人公の語り口はスマートで面白く、マネして口をついて出てきそうな感じが
当時あった。東京の日比谷高校とか、東大に佃煮にしていれるような学校の名前が
出てきているが、個人的にはそのような学校群は高値の華で、そういう事書ける
偏差値の作家さんなんだと思った。一時期、年下だけど流行ったものを読んでいた
というところに共感できた。
彼は「音叉」という作品をこの夏出版した。
機会があれば、読んでみたい。
オール読物2017 9月11月 2018 2月 4月完結 出版。