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3月18日リーズ・ドゥ・ラ・サール(p)クラシック音楽のスターBR-KLASSIK

2024-03-19 06:00:23 | 音楽夜話(クラシック)
3月18日リーズ・ドゥ・ラ・サール(p)クラシック音楽のスターBR-KLASSIK


・バッハ: 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV 903
(J.S. バッハ/リスト:ピアノ作品集(ドゥ・ラ・サール))
・モーツァルト: ロンド イ短調 K. 511(50モーツァルト)
・ラフマニノフ: ピアノ協奏曲第4番ト短調
(フィルハーモニア・チューリッヒ:ファビオ・ルイージ)
チューリッヒ歌劇場管弦楽団
YOUTUBE
Piano Concerto No 4 - Rachmaninoff // Danish National Symphony Orchestra & Lisa De La Salle
デンマーク放送交響楽団、デンマーク国立交響楽団として知られる。(WIKI)
https://www.bing.com/videos/riverview/relatedvideo?&q=lise+de+la+salle+piano&&mid=6B3F42A3F0733B1BC8C96B3F42A3F0733B1BC8C9&&FORM=GVRPTV
https://www.youtube.com/watch?v=DHxU9xpYtTk&t=1s


・ガーシュウィン「When do we dance?」
「バルトーク/ラフマニノフ/ラヴェル/スクリャービン:ピアノ作品集
(いつ踊ればいい?)」
・シューマン:リスト編「献呈」(部分)


他の音源
Lise de la Salle - Bach Unlimited - 2/ T. Enhco: Sur la route
https://www.youtube.com/watch?v=9K_PlcZYvoc


HP
https://lisedelasalle.com/


「リーズ・ドゥ・ラ・サール(仏: Lise de la Salle、1988年5月8日 - )は、
フランスのピアニスト。」(WIKI)


今年36歳になるフランスの女流ピアニスト。この番組で初めてその名前を
耳にした。独奏曲、協奏曲などアルバムもリリースしており、
フランス国内でもその名を馳せ、世界規模でオーケストラのソリストとして
コンサートに参加していたりする。昨年は札幌交響楽団と共演。
ファリャ:「スペインの庭の夜」で共演した。

粒立ちのいいピアノというのが第一印象だった。
指も大変よく回る。
番組では流れなかったけれど、バッハのイタリア協奏曲など、
尋常でない速さで弾きこなし、ある意味爽快感さえ生みだしてくる。
チェンバロ演奏でさえこんな早い演奏は聞いたことない。
演奏の必然があるからそうしたのかもしれないけれど、
譜面にその速度指示はないと思うけれど、ある意味聴き手を
納得させるものはある。
半音階的幻想曲とフーガのバッハなどは、ちょっとロマン派入っている
ような情緒もあるけれど、ご本人のベクトルがそのような方向にあり、
仕上がってくるのだろうと思う。これは聴き手の好みになるかもしれない。
こういう演奏もありなのだ。
短調のモーツァルトは結構端正で格調高い感じで弾かれている。
バッハよりも時代感を持たせている感じがした。

ラフマニノフの生誕150周年に合わせたのか、協奏曲全集を作っていて、
そこからの4番。なかなか珍しい曲だとおもう。
3番まではある意味コンサートにかけられたり、CDでも出てたりするけれど、
1・4番はそれほど機会がない。YOUTUBEではオケ違いで部分の演奏がUP
されている。
技巧とロマンティックな感情処理のバランスがいいようにも思う。
これは指揮者の技量もあるかもしれない。
最後のガーシュインの小品。この手の曲をアルバムに入れており、
ジャズ的な要素のある曲もレパートリーの範疇にあることがわかる。
ほかのピアニストでもアンコールに使ったり、作曲をするピアニストでは、
それらをプログラムに入れてきたりする演奏家もいるし様々だ。
バッハのアルバムにも、現代のジャズピアニストの作品を連弾で
入れたりしているから、ある種のコンセプトを持ってアルバムを作って
いることもわかるし、聴いてもらうために何が必要か演奏家は常日ごろ
考えていることがわかる。
心技体が高いところでバランスしている演奏家なのではないかということが
わかる。美人の女流ピアニストは多いものの生き残るのは結構大変で
あることもこういう事例からわかったりする。スターの一人だと思う。



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