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バッハの管弦楽組曲を聴く(2) 管弦楽組曲 第2番 ロ短調 BWV1067

2024-02-29 22:20:47 | 音楽夜話(クラシック)
2・29


バッハの管弦楽組曲を聴く(2)
初回放送日: 2024年2月27日


ご案内:赤塚健太郎/バッハの管弦楽組曲 第2番 ロ短調を中心にお楽しみいただきます。

バッハの管弦楽組曲を聴く(2)



管弦楽組曲 第2番 ロ短調 BWV1067から 序曲、ロンドー、サラバンド


バルトルド・クイケン(フラウト・トラヴェルソ) 、
ラ・プティット・バンド(合奏) 、
シギスヴァルト・クイケン(指揮とバイオリン)
作曲: バッハ(10分46秒)<キングインターナショナル KKC-5361>


管弦楽組曲 第2番 ロ短調 BWV1067から
ブーレ、ポロネーズ、メヌエット、バディネリ


バルトルド・クイケン(フラウト・トラヴェルソ)
ラ・プティット・バンド(合奏)
シギスヴァルト・クイケン(指揮とバイオリン)
作曲: バッハ(8分42秒)<キングインターナショナル KKC-5361>


管弦楽組曲 第2番 BWV1067(初期稿)から 序曲


ヤス・モイスィオ(オーボエ) 、 アンサンブル・マスク(合奏) 、
オリヴィエ・フォルタン(指揮とチェンバロ)
作曲: バッハ(6分52秒)<ナクソス・ジャパン NYCX-10315>


オブリガート・チェンバロとフルートのためのソナタ ト短調 BWV1030a


有田千代子(チェンバロ) 、 有田正広(フラウト・トラヴェルソ)
作曲: バッハ(18分18秒)<日本コロムビア COCO-73343>


バッハの管弦楽組曲第2番に出会ったのは、たぶん中学時代だと思う。
ラジオから流れるそれは耳を惹いた。
全曲短調なのに舞曲だからか、ある意味喜怒哀楽とは
別のところにあるような音列は、ひきつけられた。
当時はマクサンス・ラリュー とパイヤール室内管弦楽団で聴いていた。
このころはパイプオルガンのトッカータとフーガ二短調とか、
バッハ入門編を探っていた時期だ。昭和の時代はまだまだラジオ
全盛でFMが聴けるだけましだったかもしれない。
そんな時期、朝早く「バロック音楽の楽しみ・・・皆川達夫」氏
なんか聴いていた。


管弦楽組曲 第2番 BWV1067(初期稿)から 序曲
ヤス・モイスィオ(オーボエ) 、 アンサンブル・マスク(合奏) 、
オリヴィエ・フォルタン(指揮とチェンバロ)


プログラムにあった(初期稿)の全曲演奏をNMLで聴いた。
オーボエ楽器の音域に合わせたのか、1音程下げられ
編曲者はアノニマスとなっており不明ですが、
ロ短調からイ短調に転調されています。
フルートからオーボエに代わることで、ロ短調の調性から
イ短調の調性に代わることでの曲の感じが変わるかどうか。
初期稿と一般的な稿との聴感上の違いなど、付点音符の処理など
違う感覚で演奏されてることもあり、時代感覚が感じ取れ
面白かった。




アルバム・ライナー・ノートより。
「管弦楽組曲ロ短調(BWV 1067)は、バッハの後期ライプツィヒ時代の
作品です。資料によると、1739年頃から1740年代半ばにかけての演奏が
証明されている。しかし、それは非常に困難です。
作品がどのように生まれたかを再構築します。
原稿部分の多数のコピー・エラーもともとはイ短調のキー(全音低い)で
あったため、おそらく別のソロ楽器(現在の録音のようにオーボエなど)を
取り上げているでしょう。
この組曲のほとんどすべての楽章に協奏曲の原則が組み込まれており、
独奏管楽器とは対照的です。弦楽器の伴奏グループを持つ楽器。
それは厳粛な美しさの作品であり、対位法の技巧と哀愁の表現力が
組み合わさり、非常に個性的です。
尖った正確なダンスのリズムで。この作品で、バッハは
彼が生涯にわたって吸収した作曲技法、そして形式と様式
多元主義表示、表現力と知的力の向上と同様に、晩年の作曲を予想する」



2 コメント

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バッハ:管組2番 (mobu)
2024-03-01 11:37:42
レコードの世代で育ったものとしては、
教会の天井の高いホール・エコーの
しっかりした録音は雰囲気が感じられ
ふっくらとした音像はいやされますよね。
確かに、古楽奏法は音楽家・研究家の
範疇なので、リスナー的には、
好きなものを聴けばいいので、
このような時代の音楽家の演奏を
愛でてもOKですね。
当時は、ミュンヒンガーも
正統派だったと思います。
こういう演奏、今でも好まれる層は
あると思います。
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Unknown (azumino)
2024-03-01 08:28:03
こんにちは

バッハの管弦楽組曲ですが、僕も中学生の時に買ってもらったレコードで親しみました。カール・ミュンヒンガー指揮の シュトゥットガルト室内管弦楽団の演奏でしたが、お気に入りになったレコードです。

現在は、古楽系の演奏が主流になっているのかもしれませんが、バッハのこのへんの曲は、特にそういう奏法でなくても、いい気がします。特に、コンサートホールソサエティレーベルのカール・シューリヒト指揮のものは、颯爽としたもので、これまたよく聴きました。

回想になってしまい、恐縮ですが、バッハの管弦楽組曲のご紹介、楽しめました。ありがとうございます。
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