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MOBU'S MUSIC MAZE

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ディマ・スロボデニゥーク指揮ボストン交響楽団 ペルト:タブラ・ラサ モーツァルト:レクイエム

2025-04-02 09:28:02 | 音楽夜話(クラシック)
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09:00-11:30 20.00-22.30 WCRB


ペルト:タブラ・ラサ
モーツァルト:レクイエム ニ短調 K.626
エリン・モーリー(ソプラノ)
エイヴリー・アムロー(メゾソプラノ)
サイモン・ボード(テノール)
モリス・ロビンソン(バス)
タングルウッド祝祭コーラスディマ・スロボデニゥーク指揮ボストン交響楽団
2025年3月29日 ボストン、シンフォニー・ホールから生中継


現代音楽に一石を投じたペルト。現代音楽の無調・不協和音・難解
から、距離を置いた作風は支持され聴き継がれている。
「タブラ・ラサ」は、「何も書かれていない白紙の状態」という意味合いを持ち、
Vn・p(プリペアード)・弦楽合奏の曲。独特な旋律を持ち、何かずっと続いてしまいそうな
流れを共有する。「祈り」の様な物もイメージすることができる。
不思議な感性を持つ曲。






上記の曲に組み合わされた、モーツァルトのレクイエム。
「祈り」のイメージは定着し、次の曲に弾き継がれる。
これは、いい選曲かもしれない。


割と大編成に組まれたものの様で、コーラスが分厚い。
割と鳴らしてくる。シンフォニーホールの音響も深い感じで、
鳴りがいい。涙の日は何かオペラチック。こういう作り。
始終こういう流れで最後まで行く。今どきのモダンオケと
コーラスでするとこのようになりますというひな型を
示したようだ。

「BSOとゲスト指揮者のディマ・スロボデニウクは、
静寂、空間、精神性を探求し、20世紀の音楽の形を
静かに変えたアルヴォ・ペルトの「タブラ・ラサ」をはじめ、
静かな瞑想と熱烈な祈りの交差点を探求します。
コンサートは、時代を定義するオーケストラと合唱の
作品であるモーツァルトのレクイエムで締めくくられます。」
番組解説より。