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フランソワ=グザヴィエ・ロト指揮南西ドイツ放送交響楽団演奏会 2022.5.28

2022-06-08 18:55:32 | 音楽夜話(クラシック)
6月6日


03:00-05:00 20.00-22.00 SWR


 マーラー:交響曲第7番 ホ短調「夜の歌」
  I. Langsam - Allegro con fuoco
 II. Nachtmusik: Allegro moderato 2743
III. Scherzo: Schattenhaft  4154 
IV. Nachtmusik: Andante amoroso 
V. Rondo - Finale


フランソワ=グザヴィエ・ロト指揮南西ドイツ放送交響楽団
2022年5月28日 バーデン=バーデン、祝祭劇場


私にとっては新曲。巨大な作品であることは解説などを読んで知った。
今まで1459大地の歌は、一応、聴いてきたが、その他はまだまだだ。
23678。大曲が残ってしまった。ハマるには時間がない。


初めから、マーラーのメロディー・リズム・ハーモニー満載。
間違いなく彼の音楽ですね。


6番は聴くのに大変だったが、7番はそうでもなく進んでいく。
これは若しかしたらの予感。こういう流れにはまっていくのだろうな。
1楽章は20分以上の大作。序曲2つ分だ。


明るく暗く音楽が進む。
「生も暗く、死もまた暗い」。一体マーラーはどのような世界を生きてきたのだろう。
このような命題は若いときに引っかかるものだ。還暦を過ぎてしまうと、どちらかというと
彼岸に近くなってきたりするので、この様な命題は、ある意味寄り添ってきて「いろいろある」と
つぶやいてくる。つべこべ考えずに彼の曲に身を任せるしかないのだ。若い時との違いは
このようなことにある。


各地に放送交響楽団がある。その使命である放送に乗せられる演奏を目指しているのだろうと
おもうが、大体、放送に載るような団体は実力派だ。ある意味なんでもそつなく演奏してしまう。


2楽章「夜の歌」行進曲風な流れもあり、夜という雰囲気はあまり個人的には感じられないのだけれど、
明るい感じの流れもあり、深刻さはない。ここでもマーラーの旋律が生きてくる。
室内楽的響きも綿密に演奏される。別の意味の聴きどころかもしれない。


このような楽曲は楽章単位で親交を深めるしかないので、多分、これ以降パート聴きしていくようになる曲だ。


シンメトリーの中心部分の3楽章。マーラーの歌曲をイメージする様な感じ。
4楽章は夜の歌の2.深まる夜のなかでの営みを現しているような。まったりゆっくり時間が
流れるようなイメージ。


終楽章。明と暗の明の部分か。輝かしい雰囲気を持って進んでいく。こういうマーラーも
あったのかという感じ。より現世的な感じがする。終演後、ブラヴォーが飛んでいた。
これは、好きな方も多いのではと聴いて感じた。ある意味入っていきやすい扉がある。
部分聴きから進めていこうか・・・。



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