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ブラームス交響曲第4番ホ短調OP98 聴き比べ。

2020-11-29 08:12:57 | 音楽夜話(クラシック)
ブラームス交響曲第4番ホ短調OP98 聴き比べ。

ブラームスがいい季節になりました。

11月28日
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 op.98
アルヴォ・フォルマー指揮エストニア国立交響楽団
2020年11月27日 タリン、エストニア・コンサートホールから生中継


11月29日
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 op.98
シモーネ・ヤング指揮パリ管弦楽団
2020年11月18日 パリ、フィラルモニー内ピエール・ブーレーズ大ホール




アルヴォ・フォルマー指揮
深堀はしていないけれど、流れはよく見通しもある。
歌うことはするが、それほど深い節回しはない。
全体のバランスはとれていて、それでも聴きごたえはある。


シモーネ・ヤング指揮
音をその音符の限りを伸ばして一杯に弾く。
音のダイナミックレンジを多くとっている。熱く演奏している。
旋律もゆっくり歌わせ、メリハリをつける。淡々とした演奏で
なくある種のドラマを展開している。訴えかけるブラームスという感じ。


どういう表現が自分の好みかということになるかな。
正しい演奏というのは置いといても、表現者がブラームスは
こういうものだと思いますと提出してくる演奏なので、
時代により変わってきただろうし、聴衆はそれを受け入れたり
受け入れなかったりしただろうし。今でも色々な表現方法を
編み出しているところもあるし、演奏は変わっていく。


シェフの腕一つということにもなろうかと思うが、
色々な演奏があってみんないい。的な結論になりそう。
個人的にはこれでなきゃダメというようなものはないので、
色々な演奏を楽しむことは今後も出来そう。



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