MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

ベートーベン2020 西東ディーバン・オーケストラ演奏会

2020-12-21 09:25:07 | 音楽夜話(クラシック)
ベートーベン2020 西東ディーバン・オーケストラ演奏会


西東ディーバン・オーケストラ
ピアノと指揮者。ダニエル・バレンボイム


ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン
ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 作品37
交響曲第5番 ハ短調 作品67


ボン・オペラハウスからのライブ
LIVE: 250 Jahre Ludwig van Beethoven – Jubiläumskonzert aus der Oper Bonn I WDR 3
https://www.youtube.com/watch?v=P3mHwTJZ3PQ


しかし、このコンサートの中心にあるのは、
ベートーヴェンが平和で喜びに満ちた人間の共存への
自信を表現するために音楽の声を上げたという考えで
あることに変わりはありません。
彼の音楽は人間性への訴えであり、私たちは皆、
一体感という道徳的な核によって結ばれている
という信念に基づいています。(番組解説より)




多分、シリーズでコンサートは行われているのではないかと思う。
その中の1つなのだろう。一時期、BSでバレンボイムのベートーヴェン
ピアノソナタ集を放送していて、多分彼がDVDのメディアに録画したものを
放映していたのではないかと思うが、ベート―ヴェンの発想に寄り添うような
演奏なのかもしれないと思って画面を見ていた覚えがある。
割とかっちりした演奏だったと思う。


今回は指揮振りでの3番。多分5つの協奏曲の中で、一番聴いてる曲なのでは
ないかと思う。それ程個性的な演奏ではなく、大筋ある意味予定調和的なところは
あるのだろうけれど、それもまたよしというか、こういう演奏もありだし、
力の抜けた自然体のものに近かったような気がする。


5番も同様に、昔のなにかぎらぎらするようなところが抜けて、オケを
あまり煽ることもなくより自然体な演奏なのではないかと思った。
でも後半終盤は、まとまりもよく、自然に熱を帯びて、盛り上がっていく。
これは巨匠の芸なのかもしれない。それが当たり前のようにできてくる感じ。
なかなかでした。



コメントを投稿