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藤田真央(ピアノ) ルーツ・ラインハルト指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 グリーグ・モーツァルト・ライネッケ

2024-06-24 07:08:39 | 音楽夜話(クラシック)
6.24




03:03-05:00 20.03-22.00 DeutschlandRadio


グリーグ:組曲「ペール・ギュント」第1番 op.46
第1曲「朝」(ホ長調)
第2曲「オーセの死」(ロ短調)
第3曲「アニトラの踊り」(イ短調)
第4曲「山の魔王の宮殿にて」(ロ短調)


モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466(ライネッケによるカデンツァ)


ソリストアンコール1グリーグ:抒情小曲集第一集より第5曲 愛の歌
         2ブラームス:8つのピアノ小品Op76‐8ハ長調 カプリツィオ


ライネッケ:交響曲第2番 ハ短調 op.134「ハーコン・ヤルル」




藤田真央(ピアノ)
ルーツ・ラインハルト指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
2024年6月13日 ライプツィヒ、ゲヴァントハウス




グリークのペールギュント組曲は、中学当たりの音楽鑑賞の時間に聴いた
記憶がある、それ以降も何度か聞いており、旋律などは、どこか記憶の淵に
あり、思い出すことができるのはある意味不思議。プログラムは、ライネッケの
教え子のグリーグの曲にちなんで取り上げられているか。


有名な20番のピアノ協奏曲。久々の藤田真央氏登場。
ライネッケ(1824年6月23日)という作曲家の生誕を祝ってのプログラムか。
若干のタメがあったり、工夫が見られた、テンポは気持ちゆったり始められて
それが維持される。1楽章の第2主題がニ短調で再現さたのちにカデンツァがある。
その部分がライネッケが創作したものを使ったか、割と派手に作られていた。
(wiki)にこの曲のカデンツァについての表記があって、7-8人の
作曲家がこの曲のカデンツァを創作している。ベートーヴェンとブラームスが
有名で、表記がなければ、だいたいベートーヴェンのそれをつかっているとのこと。
3楽章にもある。これも、華麗なピアノを持って2楽章の主題も再現されたり、
内容てんこ盛りでいわゆる演奏者のフリースペースなので、ある意味何でも
アリなのだろうけれど、節度を持って作られたものが残っているのかもしれない。
藤田氏はこれを暗譜で通したのだろうけれど、普段はベートーヴェンを使っているかは不明。




カール・ライネッケは「1860年にライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の楽長、
音楽院の教授に就任する」(wiki)。
楽団とのつながりも深そうで、再演に関してもこのようなプログラムが組めるつながりを
持っていたのだろうと思う。


ロマン派風の作りの2番。後半のメイン・プロに持ってくるだけのことはある。
シューマンに師事しているし、メンデルスゾーン・シューマン・ショパンの影響がある(WIKI)。
確かにロマン派の薫り高く、それでいてくどくないところがいい感じに聞こえる。
聴きこんで、するめのようになってくると、その面白さや良さがわかり好きな1曲になる作曲家に
なるタイプかも。初めて聴いたけれど、聴き通せる感じの曲だった。ここという一番の旋律は
見当たらなかったけれど、総じてよくできている感のあるもの。


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