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MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

クラウス・マケラ指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 マーラー「巨人」

2025-04-14 10:39:05 | 音楽夜話(クラシック)
4・13


18:03-19:56 11.03-12.56 ORF


シェーンベルク:浄夜 op.4
マーラー:交響曲第1番 ニ長調
クラウス・マケラ指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
2025年3月21日 ウィーン、楽友協会大ホール


より、マーラー交響曲第一番ニ長調「巨人」。


1996年生まれ。20代でオスロフィル、パリ管、さらにコンセルトヘボウへ
2027年にコンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者。2027年9月から5年間、シカゴ交響楽団音楽監督。
飛ぶ鳥撃ち落とす勢いのマケラ。人気があるので、アンチもいる。
しかしながら、楽団員を引き付けるオーラがあるらしい。多忙を極めるなかで、スコアを勉強する
暇はあるのかどうか。マーラーの1番は陽性。出てくる音が明るい。これはこれで、聴くだけで
爽快な気分になれた演奏。やはり惹かれる要素はあるのではないかな。





ボリス・ベレゾフスキー(ピアノ)ドミートリー・フィラートフ指揮ウラル・ユース交響楽団 ラフマニノフP協1・3番 パガニーニラプソディー 他

2025-04-10 09:07:19 | 音楽夜話(クラシック)
4・8


01:00- 19.00- YouTube_Zaryadye Hall
БОРИС БЕРЕЗОВСКИЙ | УРАЛЬСКИЙ МОЛОДЁЖНЫЙ СИМФОНИЧЕСКИЙ
ОРКЕСТР | ДИРИЖЁР — ДМИТРИЙ ФИЛАТОВ


ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番 嬰ヘ短調 op.1
スクリャービン:夢想 op.24
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 イ短調 op.43
ソリスト・アンコール:パガニーニ/ラフマニノフ編「愛の悲しみ」
同:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 op.30
アンコール;ラフマニノフ協奏曲第3番 第三楽章より。


ボリス・ベレゾフスキー(ピアノ)ドミートリー・フィラートフ指揮ウラル・ユース交響楽団
Уральский молодёжный симфонический оркестр
2025年4月8日 モスクワ、ザリャージェ・ホールから生中継




ここのところウラルフィルでの協奏曲を聴いていたりする。YOUTUBEでの収録なので、絵付きなので、
普段と違うこともある。絵に集中している感もあるので、音はどうかというところにちょっと気が
行かないところもあるかな。でも、ベレゾフスキーは快調に弾きこんでいる。1番の協奏曲は
多分初めて聴くけれど、ラフマニノフは実力のある作曲家だったのかもしれない。これだけの数の
音を連ねて、聴き手を引き込む才能があったことがその後の彼の活躍を見たらわかることもある。
中にスクリャービンの管弦楽曲を挟み、ラフマニノフの名作を2曲。これはこれで面白いものだった。
パガニーニラプソディーは3曲の協奏曲には入らないけれど、割と以前から聴いてよかった曲。
18変奏が肝だけれど、ベレゾフスキーの指は良く回っていて、反射神経もいいのだろうなと思ったりする。
今日はウラルフィルのユースオケだけれど、それでも遜色なく聴ける。ロシア系の音楽界の深さと
いうか、きっちり仕上げられているようで実力も備わっている。盛り上がりも見せた。


3番の協奏曲は、コンクールの最終曲目の一つとしても取り上げられたりする。2番もさることながら、
音数も多いし、3番も難しそうだけれど、ステージで取り上げられる回数も多い。
それだけ手の内にしなければならない演奏家もいるかもしれない。
ロシアの演奏の力強さが伝わる。他の国のかたのそれよりも「力」パワーが伝わる。ロシアの大地
というような「気」を感じる。お国の演奏というのはそういうものなのかもしれない。
何かの違いを感じることができる。アンコールに答えることも、大サービスというか、
最近ここまでのコンサートは聴いたことがないので、ロシア大盤振る舞いで聴いてて
たのしくなってしまったものでした。ベレゾフスキー健在。



ジョナサン・ノット指揮東京交響楽団 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調

2025-04-06 19:32:20 | 音楽夜話(クラシック)
4・6


14:00- ニコニコ生放送_ニコ響(ニコニコ東京交響楽団)
【ブルックナー:交響曲第8番ほか】東京交響楽団 名曲全集第206回 Live from MUZA!≪ニコ響≫


 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調


ジョナサン・ノット指揮東京交響楽団
2025年4月6日 川崎、ミューザ川崎シンフォニーホールから生中継






ジョナサン・ノット ラストシーズン ブルックナー・交響曲第8番


土曜の名曲シリーズ。ミューザ川崎も結構埋まっている。
「ブル8」でだ。クラシック・ファンでもオーケストラ・ファンでもブルックナーまで
守備範囲の方はあまり出会ったことがない。長い・くどい・重い。などと言われてしまうことも
昔はあった。女性には敬遠されがちとかトイレが妙に混むとか、色々独特な習性があるようだ。
ニコニコ動画で、動画再生できるので、休みを使ってリアルタイムで鑑賞した。(会場に行けと
という突込みはなしで)。ノット氏も東京交響楽団に随分長く音楽監督を張っている。
2014年から2026年3月まで延長される。このシーズンがラストシーズンになる。
重いプログラムも振るとの事。最後のお勤めをしていくのだな。


たまたま、私のクラシックリスニングの師匠がマーラーやブルックナーまで守備範囲だったので、
私も聞くようになっただけなのだけれど、男性ファンが多い。それから一時期から
「オタク」と呼ばれるコアなファンも台頭し、ブルックナーを聴くことがややこしくなってしまった。
いろいろ重箱の隅をつつき始めると、この作曲家はつつきがいがあるようで、個人的にはオタクになれない
気質もあるので、そこまでして聞きたいとは思わないけれど、研究熱心な方は世の中にいらっしゃり
いい悪いを結論付けようとするので驚くことがある。個人的には朝比奈御大のブルックナー
8番で開眼させていただいたのでハース版。今日は、ノヴァーク(第1稿)というもので、
どう違うのかということについては、スコアが読めないのでわからない。それほど細かく聴く
事もないので、このような大曲の版問題はスルーしている。3楽章のハープが分散和音ではいって
来るところは美しかった。レガートで演奏される弦楽の美しさは、ミューズのホール・トーンと相まって、
音色の美しさが倍加する。そんな部分的な構図を見てたりする。ワーグナーチューバは、エキストラが
はいって構成されていた。編成の大きいときは、足りないところは援護射撃があるようだ。
トラの方たちの技量も高く貢献していた。


全体的なバランスも良く、管楽器も吠えすぎず、ノット氏の耳はいいのだろうな。弦の音色も
かなりいいのではと思う。海外の一般的に聴くことのできるオケと同じくらいか、放送オケの
一部辺りとは張り合えるかも。こういう曲をきちんと演奏できるようになった楽団も出てくるのは
うれしいことだと思う。ある意味平和というか、安心できるような社会でなければ、このような
ことができないから、今の社会はその意味では難しい局面をたくさん抱えてはいるものの、
演奏会が開けるような社会であってほしいと思う。ノット氏は1962年イギリス生まれなんですね。
まだ64歳、ある意味これからの方。日本だけでなく、各国で技量を発揮し活躍を期待される
逸材なのかもしれません。ブルックナーの8番を聴いてその成熟度と読みの深さに主兵の東響が
信頼を置いているのがわかる演奏に恐れ入りました。終楽章終わりの「ミレド」朝比奈御大は
四分音符三つをたたきつけるように振って(リタルダンド)終わったけれど、第1稿は、
「ミレド」が三連符か?というほど早く演奏されベース和音が残って終了みたいな感じに
なっていて、御大の演奏になれているものは、あれれ・・・。と気分の持って行きどころが
なくなる。落としどころはどこ・・・。というのが、今回の不覚でした。
演奏者に×はありません。個人的な問題です。はい。



Maria Włoszczowska(ヴァイオリン)指揮エストニア国立交響楽団モーツァルトK546 ベートーヴェンVn協 モーツァルト交29番K201

2025-04-06 04:05:48 | 音楽夜話(クラシック)
4.5


01:00-03:00 19.00-21.00 KlassikaRaadio


モーツァルト:アダージョとフーガ ハ短調 K.546
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.61
モーツァルト:交響曲第29番 イ長調 K.201




Maria Włoszczowska(ヴァイオリン)指揮エストニア国立交響楽団
2025年4月4日 タリン、エストニア・コンサートホールから生中継


「ヴァイオリニストのマリア・ヴウォシュチョフスカは、ソリスト、コンサートマスター、
室内楽奏者としての演奏など、さまざまな活動を行っています。
ENSOの前では、ソリストとして、またオーケストラのリーダーとして演奏するため、
このコンサートでは指揮者がステージに立つことはありません。


プログラムには、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲が含まれており、
このジャンルの最初の記念碑的な作品です。
作曲にあたっては、フランスのヴァイオリン学校の代表者のスタイルを例に、彼らの特徴的な名人芸の
演奏技術や、革命期のフランス音楽で流行した行進リズムを使用しました。


ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの交響曲第29番が演奏されます。
18歳の作曲家によって書かれたこの作品は、彼の初期の作品の中で最も優れたものの1つです。
交響曲に加えて、プログラムにはモーツァルトの後期の作品の1つである「アダージョとフーガハ短調」が
含まれており、彼はヨハン・セバスティアン・バッハの対位法の技法の研究に触発されました。」(番組解説より)




K546はオケ版を良く聴いた。カラヤンなども録音している。誰のを聴いていたかが覚えがない。弦楽合奏版を
意識してチェロとコンバスは分けてスコアが書かれているという。もとは、弦楽四重奏で演奏されるのが一般的
ということらしい。


ベートーヴェンのVn協は堂々としてて、居ずまいがいい。座りもいい。
弾き振りなので、どのような位置にいるのかよくわからないけれど、問題はなさそう。
Vnもうまく美しい音楽がひびいた。


29番も久々聴くけれど、きれいに流れていくのはいい。モーツァルトらしい感じが伝わる。



イム・ユンチャン 任奫燦(ピアノ2004年韓国)クリスチャン・マチェラル指揮西部ドイツ放送交響楽団ラフマニノフP協2番 マルサリス管弦楽のための協奏曲

2025-04-05 23:48:58 | 音楽夜話(クラシック)
4・5


03:03-05:00 20.03-22.00 WDR


ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18
ソリストアンコール バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV998よりアリア
                            より第13変奏 


マルサリス:管弦楽のための協奏曲(西部ドイツ放送響委嘱作、世界初演)


イム・ユンチャン 任奫燦(ピアノ2004年韓国)クリスチャン・マチェラル指揮西部ドイツ放送交響楽団
2025年1月31日 ケルン、フィルハーモニー




結構メリハリのある躍動感のあるラフマニノフの2番だった。ロマンティックな旋律を
上手く歌わせ盛り上げ方もうまかった。3番でこの方はコンクールなど受かっている。
その意味では得意なのかもしれない。20代の若手の演奏家だ。


マルサリスが委嘱されて作った作品。今度はバルトークみたいに、「管弦楽のための協奏曲」と
ある意味大きく出た。オーケストラのおもちゃ箱の様な、多彩な楽曲。いろいろな楽器が
ここそこで鳴る。単一楽章なのか、音は常になっていて、飽きさせないような音楽だった。
ジャズではない。どちらかというと、現代音楽の様な響きを持つ作品だった。再演が
あるかどうか・・・。