宇宙のはなしと、ときどきツーリング

モバライダー mobarider

地上でいちばん鮮明な“木星”画像

2008年10月12日 | 宇宙 space
ヨーロッパ南天天文台の大型望遠鏡VLTで撮影された
木星の画像が公開されました。

驚かされたのは“大気のゆらぎの影響が極めて少ない”ことなんです。

“MAD”という新型の装置を用いて撮影されているのですが、
地上から捉えた木星の画像としては、これまででもっとも鮮明な画像に仕上がっています (^^

“MAD”とは新しい技術を使った補償光学装置のことで、
まず観測する天体の近くにガイドとなる星を決めます。

次に、その星の光を観測して大気のゆらぎを測定することで、天体の像からゆらぎによる影響を取り除く技術。
これにより鮮明な天体の画像が得られるわけです (^^

ただ、大気のゆらぎ方は見る方向によって異なってくるので、
ガイドとなる星から離れすぎた天体の補正には使えません。
このため、補償光学装置の視野は普通15秒角以下に限定されていました。

一方“MDA”は複数のガイド星を追うことで、1~2分角という広い領域にわたる補正を実現しています。

今回の撮影で“MDA”がガイドとして使った星は2つ、木星の衛星“エウロパ”と“イオ”です。

木星を挟んだ反対側にあり、しかも異なる速度で移動しています。
この2つの星を追い続けることで約2時間、256枚の赤外線画像が撮影できたそうです。


そしてこの画像から分かったのが“木星大気の変化”でした。

2005年にハッブル宇宙望遠鏡が撮影した画像と比較したところ、
北半球側の明るい領域(2005年)が、今回(2008年)の画像では南半球側(6000km南)に移動してたんですねー

明るい領域は、大気の上層にあって太陽光を強く反射する窒素化合物などの“もや”と考えられています。
明るさが強くなったということは、もや自体の量が増えたか、より高い高度に“もや”が移動したことを示しているとか…

擬似色を使ってはいますが、かなり綺麗に見れるものなんですねー



ロシア向けのTouch HD? “HTC T8290”

2008年10月12日 | ~2010年 モバイル ・PC
nedge2k. comからのリーク

HTCのタッチスクリーン対応新機種です。

3.8インチ800×480 WVGA ってだけで何となくTouch HDを連想しますが、T8290はTouch HDより少し薄く、高速通信WiMax対応だそうです。



背面にはロシアで提供されているWiMaxサービス“Yota”の文字、そういえば画面の文字はキリルですね。

日本で発売される可能性は低そうな機種でしょうね。
出るとしたauから…

まぁー 他にはGSM、WiFi、Bluetoothくらいしか分かってませんが…