前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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31日、高浜原発事故を想定した原子力防災訓練。福島原発事故をふまえたものか

2014年08月29日 | Weblog
 31日には、高浜原発事故を想定した原子力防災訓練がおこなわれます。
福島原発事故の態様がどれぐらい反映されたものとなるのか注目されます。つまり、原発事故時の住民の不安や疑問にこたえる内容かが、問われます。

 福井県議会はいつも視察団をだしてきましたが、今回も希望議員による現地視察がおこなわれます。
原発問題住民運動福井県連絡会、嶺南センターなど住民運動団体のみなさんも調査活動をおこなう計画です。

 内容をしっかりと観て、9月県議会にのぞみたいと思います。

 振り返れば、私が県議会にでる以前は、住民参加の原子力防災訓練がおこなわれていないのは原発立地県で福井県だけでした。
ほかの災害訓練では住民参加訓練が当然なのに、なぜ原発事故想定の訓練は役所だけでおこなうのか?
 まさに、「原発は事故を起こさない」という安全神話に取りつかれていたからでしょう。

 ヨウ素剤の配備も当時は敦賀と小浜の保険所に置かれているだけで、配布計画も非現実的なものでした。
これについても改善がようやくはじまりました。

 ひきつづき、県民のみなさんの命と安全を守るためにがんばります。
原子力防災訓練の充実が大事です。あわせて、危険な原発の再稼動は許さない! がんばりましょう!

以下、報道です・・・・・・
■産経・・・高浜原発で31日に大規模訓練 福井
2014.8.27 02:09

 県は26日、原子力災害が発生したとの想定で、31日に関西電力高浜原発3号機(高浜町)で行う原子力防災総合訓練の概要を発表した。原発からの避難区域を30キロ圏(UPZ=緊急防護措置区域)に拡大した県内では初めての訓練。30キロ圏内の避難住民へのヨウ素剤配布や京都府舞鶴市の避難対象住民の拡大などもあり、過去最大規模の訓練になる。通行車のスクリーニング(放射線検査)を行うゲート型モニターを使った全国初の訓練もある。

 訓練は、高浜3号機で全交流電源が喪失し、原子炉の炉心冷却機能が失われ、炉心が損傷。放射性物質が周辺に放出された-との想定で実施。関係約120機関と30キロ圏内の住民が参加する。昨年の美浜原発での訓練の参加者(関係機関約1500人、住民約千人)を上回る規模になる。

 発生後は原発から5キロ圏(PAZ=予防防護措置区域)の若狭高浜病院や福祉施設の患者、内浦小中学校の児童生徒が避難開始。住民が防護対策施設の旧音海小中学校に一時避難する。

 30キロ圏の高浜、おおい、小浜、若狭の4市町の一部住民や小浜病院患者、松永小学校児童らが避難するほか、高浜町健康福祉センターなどでヨウ素剤を緊急配布。また、舞鶴市の住民も避難や屋内待避する。おおい町の住民が舞鶴若狭自動車道(小浜-敦賀)を避難ルートとして利用し、若狭町役場上中庁舎に避難する訓練も行われる。

 同上中庁舎など2カ所に避難する通行車のスクリーニングを行うゲート型モニター3台を設置する。

 県は26日に改定した広域避難計画要綱の内容を今回の訓練に反映する。30キロ圏の学校や病院など個別の避難計画などを追加した内容。県は訓練で実効性を検証するとしている。・・・・