昨日は、北京出張から帰ってきた弟と昼飯。いろいろ中国の状況など聞けて興味深い。
午後は母の実家・鯖波へ墓参に。伯父さん、伯母さんともお元気でなにより。伯父さんは82歳。あるお茶メーカーの俳句に応募し、採用?され、来春発売されるお茶に印刷されて販売されるのだとか・・・・。なんと2度目だという。前回は10年前、72歳の時だそう。
これでわたしの三墓(実家、義父、母方の祖父母)参りも無事に終わりました。
共産党の不破哲三前議長が新聞インタビューに。84歳。
先日の会議でもお会いしましたが、大変お元気で驚きました。歴史の生き証人、かつ現在でもスターリン秘密史などさまざまな歴史、理論の探究の最前線にたたれて執筆、講演・・・・いつまでもお元気で。
しかし、不破さんの話を読んでも自民党政治の劣化はひどいもんです。不破さんが指摘しているように、ゆとりのない政権であり、ポッキリ折れるのは時間の問題でしょう。もちろん、そのためには国民の運動で、集団的自衛権、原発再稼働、消費税増税とともに無駄遣いと社会保障改悪・・・・に痛烈な反撃が必要です。
■毎日新聞
安倍政治どうですか:/3 異質さ、際立っている 共産党前中央委員会議長・不破哲三氏
◇不破哲三氏(84)
--戦後政治の中で安倍政権をどう位置づけますか。
◆「軍事、外交で米国の言いなり、経済で財界の言いなり」という自民党政治の流れにありながらも、極めて異質な政権だ。一つは、根底に大東亜戦争肯定論が牢固(ろうこ)としてある。それが憲法改定の怨念(おんねん)に結びつき、その怨念の底には明治憲法へのあこがれがある。もう一つは、いままでは財界本位の政治といっても、政治なりに色づけをしていた。池田(勇人元首相)さんの所得倍増計画や、田中(角栄元首相)さんの日本列島改造論など、国民の生活がこう変わるという主張があった。安倍(晋三首相)さんの場合、「大企業がもうかれば国民に流れる」というあまりに直球の話だ。財界の口移しのような言い方だ。昔の政治家はこんなことは言わなかった。
--その異質さはどこから来るのでしょうか。
◆昔の自民党には保守の良識派がいた。三角大福も方向は同じでも、みんな違いを持っていた。ところが安倍さんは自民党を一色にしてしまった。良識ある部分の居場所がない自民党にしてしまった。これが今の政界をおかしくしている。
--集団的自衛権の行使を容認する閣議決定も強引さが批判されました。
◆安倍さんは衆院選でも参院選でも集団的自衛権を訴えていない。そのうえで国会をとばして閣議決定した。選挙と国会をとばして憲法を変えようとする。ありえないことだ。今度の閣議決定のやり方は決定的だったと思う。保守層も含めた日本の世論を変えた。
--保守層とも協力できる部分はありますか。
◆安倍さんは特攻隊的な話ばかりする。でも自民党の古賀(誠元幹事長)さんは、参謀が補給の準備無しに机上の作戦で兵隊をばらまき、そのために兵隊が餓死したことを知っている。だから、戦争についての見方は我々と共通するところが出てくる。戦後の日本の政治についても、根本は侵略戦争への反省から成り立っているのだから、その部分で共通面が出てくる。日本の政治でいかに民主的なルールを踏みにじってはいけないかということも分かる。世論に背を向けてはいけないことも分かる。そういうことが保守の良識だ。
--国会で保守政治家と論戦を重ねました。
◆田中内閣での国会質問で「価格調査官(物価Gメン)」の問題点を指摘した時、田中さんは即断で改善を約束して実行した。当時の自民党の政治家は、のりしろというか、間違ったと分かれば手直しするゆとりもあったし、真剣さを持っていた。人間的に共通するところもあって仲良くもなれた。
--安倍さんはどうですか。
◆ゆとりがない。一歩でも譲ったら壊れるという感覚がある。集団的自衛権の論議も、貧弱な材料で本当に傷だらけの組み立てをしている。譲ったら全部壊れるからゆとりがないのでしょう。【聞き手・須藤孝】=つづく
午後は母の実家・鯖波へ墓参に。伯父さん、伯母さんともお元気でなにより。伯父さんは82歳。あるお茶メーカーの俳句に応募し、採用?され、来春発売されるお茶に印刷されて販売されるのだとか・・・・。なんと2度目だという。前回は10年前、72歳の時だそう。
これでわたしの三墓(実家、義父、母方の祖父母)参りも無事に終わりました。
共産党の不破哲三前議長が新聞インタビューに。84歳。
先日の会議でもお会いしましたが、大変お元気で驚きました。歴史の生き証人、かつ現在でもスターリン秘密史などさまざまな歴史、理論の探究の最前線にたたれて執筆、講演・・・・いつまでもお元気で。
しかし、不破さんの話を読んでも自民党政治の劣化はひどいもんです。不破さんが指摘しているように、ゆとりのない政権であり、ポッキリ折れるのは時間の問題でしょう。もちろん、そのためには国民の運動で、集団的自衛権、原発再稼働、消費税増税とともに無駄遣いと社会保障改悪・・・・に痛烈な反撃が必要です。
■毎日新聞
安倍政治どうですか:/3 異質さ、際立っている 共産党前中央委員会議長・不破哲三氏
◇不破哲三氏(84)
--戦後政治の中で安倍政権をどう位置づけますか。
◆「軍事、外交で米国の言いなり、経済で財界の言いなり」という自民党政治の流れにありながらも、極めて異質な政権だ。一つは、根底に大東亜戦争肯定論が牢固(ろうこ)としてある。それが憲法改定の怨念(おんねん)に結びつき、その怨念の底には明治憲法へのあこがれがある。もう一つは、いままでは財界本位の政治といっても、政治なりに色づけをしていた。池田(勇人元首相)さんの所得倍増計画や、田中(角栄元首相)さんの日本列島改造論など、国民の生活がこう変わるという主張があった。安倍(晋三首相)さんの場合、「大企業がもうかれば国民に流れる」というあまりに直球の話だ。財界の口移しのような言い方だ。昔の政治家はこんなことは言わなかった。
--その異質さはどこから来るのでしょうか。
◆昔の自民党には保守の良識派がいた。三角大福も方向は同じでも、みんな違いを持っていた。ところが安倍さんは自民党を一色にしてしまった。良識ある部分の居場所がない自民党にしてしまった。これが今の政界をおかしくしている。
--集団的自衛権の行使を容認する閣議決定も強引さが批判されました。
◆安倍さんは衆院選でも参院選でも集団的自衛権を訴えていない。そのうえで国会をとばして閣議決定した。選挙と国会をとばして憲法を変えようとする。ありえないことだ。今度の閣議決定のやり方は決定的だったと思う。保守層も含めた日本の世論を変えた。
--保守層とも協力できる部分はありますか。
◆安倍さんは特攻隊的な話ばかりする。でも自民党の古賀(誠元幹事長)さんは、参謀が補給の準備無しに机上の作戦で兵隊をばらまき、そのために兵隊が餓死したことを知っている。だから、戦争についての見方は我々と共通するところが出てくる。戦後の日本の政治についても、根本は侵略戦争への反省から成り立っているのだから、その部分で共通面が出てくる。日本の政治でいかに民主的なルールを踏みにじってはいけないかということも分かる。世論に背を向けてはいけないことも分かる。そういうことが保守の良識だ。
--国会で保守政治家と論戦を重ねました。
◆田中内閣での国会質問で「価格調査官(物価Gメン)」の問題点を指摘した時、田中さんは即断で改善を約束して実行した。当時の自民党の政治家は、のりしろというか、間違ったと分かれば手直しするゆとりもあったし、真剣さを持っていた。人間的に共通するところもあって仲良くもなれた。
--安倍さんはどうですか。
◆ゆとりがない。一歩でも譲ったら壊れるという感覚がある。集団的自衛権の論議も、貧弱な材料で本当に傷だらけの組み立てをしている。譲ったら全部壊れるからゆとりがないのでしょう。【聞き手・須藤孝】=つづく