前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

徴兵は命かけてもはばむべし 母祖母おみな牢に満つるとも。あなたも戦争準備許さないたたかいに

2014年08月13日 | Weblog
  昨日は打ち合わせや、事務作業、地域訪問活動などでした。地域訪問では、県政課題にたいする共産党の取り組みについて、「現場の職員もストレスで疲弊している。苦労をわかってほしい」との声もお聞きしました。
 県民の幸せのためにこそ仕事の喜びを感じるべき職員が、ノルマ・成果主義のもとで逆に形のうえでは県民と「対峙」し、苦しまなければならないのは本末転倒でしょう。そこに、給与削減など、「仕事を給与ベースでも評価されないような」仕打ちがつづきます。

 公務労働のあり方が歪められてきているのではないでしょうか。

 これからさらに安倍政権のもとで・・・・・
・集団的自衛権行使で、隊員が不足すれば徴兵制度の担い手になる危険
・消費税増税や社会保障改悪で、いっそう生活困窮する県民に無理やり「滞納整理・差し押さえ」などの場面の増加
・原発再稼働で、事故がおこればまさに「地域崩壊、自治体崩壊」のリスク

    などなど明るい展望はみえません。
 
 まずは、安倍政権にお引き取りねがうことが、国民にとっても、公務員にとっても不幸をとめる道でしょう。


 赤旗に、こつこつと9条守れの署名を集めつづけた「9条おじさん」の訃報のコラムがありました。


      少年兵のままに還らぬ友顕(た)ちて署名に歩くさくら散る道


 不幸な戦争を繰り返してはならない。その最大の保障が憲法9条を守り抜くこと、と集めた署名は59470人。
その9条が死文化される集団的自衛権行使容認の動きを聞きながら、心中は穏やかではなかったのではないでしょうか。


      徴兵は命かけてもはばむべし 母祖母おみな牢に満つるとも


  私も侵略戦争反対貫いた日本共産党の一員として、また、故人となられた井上ひさしさんや加藤周一さん、小田実さんらがよびかけた9条の会の運動を福井県内ではじめてきた一人として、集団的自衛権行使容認許さないために全力をあげます。


 市民団体のよびかけで、17日日曜日は夕方4時から福井市中央公園で集会・リレートーク、デモ行進がおこなわれます。
 24日日曜日午後2時から、福井県教育センターで井上さとし参議院議員の集団的自衛権国政報告会がおこなわれます。こちらは日本共産党主催です。

   ぜひ、ご参加ください。あなたの愛する人の命を守るために。あらたな戦死者・遺族をうみださないために。


■赤旗・・・・

 5万9470人。「9条おじさん」と親しまれた蓑輪(みのわ)喜作さんが集めた9条守れの署名の数です。〈雨の日も風の日もありし署名板いつしかわれの分身となる〉。数々の短歌を残し5日に急逝。85歳でした
▼署名を始めたのは2005年12月。居住地、東京・小金井市で「9条の会・こがねい」が発足してまもなくでした。「会の下ささえ」になればと思ったと語りつつ、口ばかりでなく行動で示したかった、と。ひょうひょうとして笑顔を絶やさない人の剛毅さを感じたものです
▼1929年、新潟県十日町市で生まれました。農業切り捨て、過疎化の波に追われる地で16歳のときから44年間、学校用務員を務めます。非人間的扱いの悔しさに泣いた日々を経て、用務員室は新しい教育に燃える教師たちとのたまり場に。日本共産党の支部を結成したり農村労組を組織したり。古里は「たたかう自信」を育んでくれました
▼〈少年兵のままに還らぬ友顕(た)ちて署名に歩くさくら散る道〉。その古里から侵略戦争に狩り出されて逝った幾多の人々。死者の代わりに、生者には語る責任がある。二度と戦争をしないという憲法を守りぬきたい。蓑輪さんを署名に駆り立てた思いです
▼豪雪地帯の古里から、95年、次男の住む小金井市に。病を抱え、己とたたかい、戸別訪問で、公園で、バス停留所で、こつこつ集めた9条署名
▼10日の告別式には蓑輪さんの勧めで署名した若者の姿も。〈せいいっぱい生きて愛してたたかってこの世終われば悔いなかるべし〉