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前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

変動地形の典型、若狭に原発集中の危険、立石先生が強調。新幹線問題での県民福井コラム。

2012年10月22日 | Weblog
  昨日は共産党の会議、しんぶん赤旗主催の「囲碁県大会」で挨拶、公民館まつり、原発問題住民運動福井県連絡会総会、新潟大学・立石名誉教授の原発と活断層の講演、懇談会などでした。


  原発問題住民運動連絡会の会議では、この1年余を振り返り、今後の原発めぐるたたかいの方針を決めました。
当面は11月11日に東京での集会に呼応し、福井市中央公園野外音楽堂で正午から予定されている集会に参加することを決めました。この日は、県庁前行動をよびかけたSing J Royさんたちの脱原発も歌うコンサートが坂井市三国町でおこなわれるため、この企画にも連帯していくことを決めました。このコンサートは午後3時からみくに文化未来館。
宮腰理バンド、よしこの芽&安富歩、FRYING DUTCHMAN、岩上安身氏も参加します。コンサートは前売り3000円。
  今回の総会で、福井のうたごえ協議会も正式に加盟することになりました。
 
 
   講演で立石雅昭先生は、「福島で今何が起こっているか」として、「チェルノブイリに比べて、福島の子供達の甲状腺異常はより高い確率で、しかも短期間に発生している。これは被曝した放射線量がきわめて高かった可能性も考えられる」と指摘しました。
   若狭地域に原発が集中していることについて、「60~70万年前から近畿地方には圧縮の力が加えられ、隆起、変形がおこった。近畿トライアングルは変動地形の典型であり、その頂点の若狭に原発が集中しているのは大変なことだ」と指摘しました。
大飯原発でおこなわれる調査についても、「原発施設が建っているなかで正確な調査ができるのか」「F-6破砕帯は10メートルぐらい隆起したと考えられるが、いつ頃からどのように隆起したのか解明されなければならない」と述べました。

   講演会の後、有志で立石先生を囲み、杯を重ねながらさらに懇談をつづけました。
「研究者の説明を鵜呑みにするのではなく、どんどん研究者に意見をだしてほしい」ということを何度も強調されました。
私が県の専門委員会の中川委員長に意見をだすべく面会を求めたが断られたことを話すと、大変驚かれていました。
   どの世界でも謙虚な方ほど立派だと感じます。


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■県民福井・・・・コラム「非公開」

   「福井県の学生はシャイ。マスコミが入ると意見が言えないかも」。県新幹線建設推進課の男性職員の説明にあきれた。
十五日、県立大学で開かれた、金沢ー敦賀間が着工した北陸新幹線整備の必要性を説明する県の出前講義。

巨額の税金が投入される新幹線整備を若い世代はどう考えるのか。
「県民トーク」の名の通り自由な意見が聞けるかと期待したが、講義は県の説明に終始。 学生の感想や質問は公表せず、県が質問に答える次回は非公開という。

 現場で理由を聞いた答えが冒頭の言葉。匿名で情報開示を求めたが「大学が求める学生の人権への配慮」を理由に、県が選んだ意見だけを翌日になって公表した。
事業趣旨の観点からも非公開の理由が分からない。(山内悠記子)・・・・・・・・


   なぜ県がこのような対応をするのか。しかも責任を学生の側に押し付けるのか、山内記者ならずとも誰もが疑問に思うでしょう。
県立大学生も腹が立つのではないか。
マスコミの調査でも5割を超す県民が新幹線不要論。しかし、行政、政治家の「思い」ですすめるのですから、行政も、政治家も説明責任を果たさなくてはなりません。巨額の税金投入ですからなおさらです。

   しかし、ある市では市議会議員の有志が地元の県議に説明会を求めたところ、返事が来ないと聞きました。
   堂々と説明に出向けない自信がない施策なら、いまからでも方針転換して、「新幹線はいまは不要。在来線はそのままJRで」と堂々とやればいいのです。
  ちなみにその市の市長は、「新幹線は国策であり、うちの市だけが反対はできない」と議会で答弁しているとのこと。
心から新幹線を望んではいないようです。新幹線建設・在来線3セク化をすすめるには、あまりにお粗末な論理ではないでしょうか。


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  PEACE LIVE の赤旗記事です。

■赤旗・・・・原発のない平和な社会を    福井・ピースライブに1000人

「原発や平和について思うことを表現しよう」。原発集中立地の福井県に住む青年らが20日、福井市のJR福井駅西口芝生広場で「ピースライブ」を開き、約1000人が集まりました。同じ思いで手をつなごうと5月に結成されたピースアクション実行委員会の主催。

 音楽ライブではレゲエやフォークなどの11組が出演し、自然や故郷、家族を愛する故に原発のない平和な社会への願いを込めて熱唱。ボーカルが「ピースアクション」と声をかけると、観客も同様に返し、体でリズムをとりながら楽しむなど盛り上がりました。

 1分間発言のマイクリレーでは10人が発言し、母乳で子育て中の女性は「放射能汚染された、食べ物を食べたり、空気を吸うわけにいかない。だから原発には反対です」と訴えました。

 原発反対運動歴40年以上になる小浜市の中嶌哲演・明通寺住職と、会の河合良信事務局長のトークセッションが行われ、中嶌氏は「取り返しのつかない事態になる前に、廃炉を決めた海外の事例や、脱原発を決断した福島県と同様の努力を福井県もやっていく必要がある」とのべました。河合氏は福島にボランティアで行った経験にふれ、「(放射能により)一つの村がばらばらに避難し、心までばらばらにされてしまった」と語りました。

 会場には、自然エネルギー発電の体験コーナー、原発に関わる嘘(うそ)と真実を示したパネルや東日本大震災被災地の写真も展示され、参加者が見入っていました。・・・・・