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まつちんの北海道周遊記

北海道内をあちこちドライブで出かけ、風景を中心に書き込んでいきます。たまに小ネタも混ぜますんで、ひまつぶしに見てね。

復元された箱館奉行所

2010年10月07日 | 渡島管内
前回からのつづき

五稜郭の中央付近には、
今年7月に復元・公開されたばかりの箱館奉行所が建っておりました。


1854年、日米和親条約の締結によって開港された箱館に奉行所が設置されました。
当初は箱館山の麓に置かれましたが、
港湾から近く防衛上に問題があったことから、
1864年にこの地へと移転することとなります。



やがて、旧幕府脱走軍によって五稜郭は占拠され、箱館戦争の地となります。
その後、脱走軍は降伏し、奉行所も新政府へと明け渡されますが、
1871年に開拓使本庁舎の札幌移転に伴い、
建物は解体されてしまいます。
この地に建物があったのは、わずか7年間でした。


それから140年後、奉行所はこうして復元される事となりました。
復元されたのは全体の3分の1にあたるおよそ1000平方メートル。
主要な部分のみの復元とは言うものの、それでもかなりな規模です。



中はと言いますと、まずは畳の間が続きます。
特に72畳もある大広間はひたすら広いの一言です。
こちらは大広間の奥にあった表座敷。
奉行の執務室だったそうです。



さらに中庭を見ながら進みます。

明かりとりの目的もあったようです。
上のほうには太鼓櫓もあります。


この後は箱館奉行所や五稜郭、箱館戦争について解説した展示物や
奉行所の復元工事の模様を紹介するハイビジョン映像へと続いていきます。
ただ、個人的には映像のほうは、奉行所が置かれた時代背景や
箱館戦争の流れについてと言った当時の状況を紹介したもののほうが
もっと興味を持って見れたのになと思いました。



奉行所の裏手では何やら工事が行われているようでした。

まだ、何か新しいものが出来るのかもしれません。

・・・・・・
これで五稜郭散策を終えて、
次へと向かいましょう。



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五稜郭内を散策

2010年10月06日 | 渡島管内
前回からのつづき

五稜郭タワーから下へと降りました。



五稜郭の周りをとりこ囲む堀は周囲1.8キロにも及び、
最大幅30メートル、深さは4~5メートルもあるそうです。
堀を見ながら、歩いて一周するだけでも結構な運動になりそうです。



五稜郭の中へと入って行って、すぐの所にある石垣。

てっぺんの所が出っ張っていて、敵が石垣を登って侵入してくるのを
防ぐ構造となっております。
武者返し、忍び返しとも呼ばれております。



さらに進むと見えてきたのが、
五稜郭の設計にたずさわった武田斐三郎(あやさぶろう)の顕彰碑。


彼の名はほとんど言っていいぐらい知られていないと思います。
ただ、たった一冊の書物をもとに五稜郭を考案したと言いますから、
きっと相当、優秀な人物だったのでしょう。
そのせいか、この碑にはなでると頭が良くなるという言い伝えがあるそうです。
この歳になって今さら遅いかもしれませんが、
それが本当なら、いくらでもなでてみたいところです。



こちらは箱館戦争時に使われた実際の大砲です。

左がブラッケリー砲で、
旧幕府脱走軍が湾内攻撃のため築島台場に設置したもの。
射程距離は1000メートルです。
右がクルップ砲で、
新政府軍軍艦「朝陽」の艦載砲だそうです。
射程距離は実に3000メートルもあるんだとか。



その奥にあったのが当時の建物を復元した休憩所です。

この歴史を感じさせる建物にあからさまに自動ドアが付いて、
さらにソフトクリームの看板と言うのは、ちょっと微妙な気もしますが。。。
以前この辺に博物館があって、土方歳三の写真なんかも
展示されていたのですが、建物そのものが無くなっておりました。

どこにいっちゃったんだろ。


・・・・・・
無いものは仕方ないので、
次はいよいよ復元されたばかりのあそこへと行ってみますよ。



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五稜郭タワー

2010年10月05日 | 渡島管内
8月15日(日)
2日目のスタートです。

森のホテルを出たとたん、のっけから雨が降ってきました。
しかも結構な降りっぷり。
こういう時に限って、天気予報は外れてはくれません。



とりあえず国道5号線を南下し、函館市内へと入りました。
この日のドライブはこれでほとんど終わり。
あとは市内をぐるぐると走る予定です。




で、最初に訪れたのは五稜郭タワー。

旧タワーの隣接地に建てられたこの新タワーは107メートルの高さがあり、
以前よりも40メートル程高くなっております。
旧タワーは登った事がありますが、この新タワーに登るのは初めてです。



こちらが上からの眺め。

五稜郭を間近に一望し、その大きさを実感する事が出来ます。
ただ、五稜郭が大きすぎて、一枚の写真に収まりませんが・・・



五稜郭は1853年に締結された日米和親条約にもとづいて開港した
箱館の防備を強化するために築造された要塞です。


この星型の城郭は銃や大砲が発達したヨーロッパの城郭都市をモデルとしており、
防御側の死角を生みにくい形状となっております。



1867年に大政奉還がなされ、江戸幕府が倒れた後、
旧幕府海軍副総裁榎本武揚は新政府への軍艦引渡しを拒否。
蝦夷地へと脱走し、この五稜郭を占拠します。



旧幕臣による仮政権を樹立、蝦夷地の開拓を目指しますが、
新政府軍に攻め込まれてしまいます。
圧倒的な戦力の差の前に土方歳三らの戦死などもあって、やがて降伏。


ここが戊辰戦争の最後の地となったのでした。


タワー内には土方歳三のブロンズ像がありました。

あの有名な土方の写真をもとに制作されたものだそうです。


ここが戦地となったのが140年ほど前。

かつて戦っていた人達はこの地が
ここまで発展するとは思いもしなかったでしょう。


・・・・・・
それでは下へと降りて、五稜郭内を散策することにしましょう。



<この日の走行距離>森からここまで44キロ


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道の駅「YOU・遊・もり」

2010年10月04日 | 渡島管内
前回からのつづき

虻田から噴火湾沿いに南下を続け、
この日の宿泊地である森へと入りました。
とりあえずは道の駅「
YOU・遊・もり」に立ち寄ります。


ここの2階で夕食をいただきました。
目をひいたメニューが「ながつかフライ定食」(700円)。


ながつかって何だろうと思ったら、ガンズの事だそうです。
ガンズとは釣り針飲み込んだら離さないあのやっかいな魚ですよね。
あれ食えるのかと思っていたら、
そもそもカマボコの原料になるんだとか。
実際食べてみると、とっても淡白な魚ですね。
個人的には普通のソースよりもタルタルソースの方がいいかな。



道の駅の展望ラウンジからは駒ケ岳を見ることが出来ました。


わずかに夕陽色に彩られた姿が絵になります。


<この日の走行距離>釧路からここまで531キロ(虻田から108キロ)



雨という天気予報をかいくぐり、
どうにかここまで降られることなく、たどり着きました。


ですが、翌日はまさに大雨真っ只中の予報。


どうやら、雨は避けられそうもありません・・・

<この日の総走行距離>534キロ


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長万部温泉ホテル

2009年10月15日 | 渡島管内
前回からのつづき

豊浦から国道37号線を進みまして、
この日の宿泊地である長万部へと入りました。
お宿は長万部温泉ホテルです。


建物の古いのは致し方ありませんが、
ここの凄いのは夕食。


これだけあります。

多すぎ!

鉄砲汁にジンギスカン。


刺身もホッキ、エビ、ホタテ、アワビなどと盛りだくさん。


とどめは毛ガニ。

2つって・・・

これだけ食えば、いいだけ腹いっぱいになります。


お腹ぱんぱんのまま、床につきました。


<この日の総走距離>238キロ




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楽天トラベルのホームページ(長万部温泉ホテル)


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静狩湿原

2009年05月24日 | 渡島管内
前回からのつづき

5月4日(月)
3日目のスタートです。



長万部から国道37号線を噴火湾沿いに北上。
その途中、国道をはずれ、ダート道を突き進み、静狩湿原に到着。


ここに至るまで、道路脇の看板は小さく、目印となるような建物も無いので、
たどり着くのは容易ではないかもしれません。



しかも、たどり着いてはみたものの、
「湿原」と言う割には、背後に広がるのはただの野っぱら。


湿原という感じがしません。

それでも、足元を見れば、
ここが湿地帯なんだというのをうかがう事が出来ます。



静狩湿原は北海道の高層湿原としては、最南端に位置します。
氷河期が終わった後、数千年かかって泥炭層が出来上がり、
そこをミズゴケが全体を覆って、高層湿原となりました。



夏になると、トキソウ、イソツツジ、モウセンゴケ、
サワラン、ミズトンボ、ワタスゲなどが咲き誇る自然の宝庫です。



モウセンゴケなんて、食虫植物ですよね!?
そんなのが、ここで見れるなんて驚きです。



しかしながら、かつて300haあった湿原も、
戦後の食糧増産を目的とした開発により縮小。
今ではその10分の1程度、
34haになってしまっております。



そうした開発は天然記念物の指定を解除してまで行われたそうですが、
あまりうまくいかなかったそうで、今ではほぼ放棄状態となっております。



これから先、ここに人の手が加えられる事はほぼないでしょうが、
湿原そのものは果たして、どうなるのでしょうか。


とりあえず、ここでは木道などが整備されるという動きはないみたいですので、
へんに観光地化される事はないでしょう。
それはそれで、自然にとっていい事なのかもしれませんね。



・・・・・・
訪れる人のほとんどない自然の中から、さらに先へと進みますよ。


<この日の走行距離>長万部からここまで10キロ


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ホテル四国屋

2009年05月23日 | 渡島管内
前回からのつづき

美利河ダムから国道230号線を東へと進み、
やがて長万部(おしゃまんべ)町に到着。
町の中にある長万部温泉の「ホテル四国屋」がこの日のお宿。



とにかくここ、ご飯の量に驚かされます。

天ぷら、さしみ、そば・・・

さらには豚しゃぶ、



毛がにと盛りだくさん。

油断してると、食べきれなくなります(笑)

そして、朝食もこんな感じ。

これで1泊2食付き8400円はいいんじゃないでしょうか。

<この日の総走行距離>291キロ

・・・・・・
温泉にゆっくりつかって疲れをとり、
3日目にそなえるのでした。



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楽天トラベルのホームページ(ホテル 四国屋)


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「三八飯店」のあんかけ焼きそば

2008年08月10日 | 渡島管内
前回からのつづき

伊達からは噴火湾沿いに国道37号線を進み、長万部へと到着。
ここでお昼ご飯をいただくことにしました。
立ち寄ったお店は「三八飯店 長万部店」。
あんかけ焼きそば(中)を注文しました。


で、出てきましたのがこれ。

直径30センチもある大皿にどーん
あんかけ焼きそばがのっかってます。

野菜たっぷりの焼きそばはとってもおいしく、
量ともに大満足でした。


ていうか、これが「大」になると、どんな量になるんですかね。

お店の住所は長万部町字中の沢。
長万部の町から南へ行ったところ、国道5号線沿いにあります。


・・・・・・
満腹になったところで、次へと向かうことにしました。



<この日の走行距離>苫小牧からここまで161キロ


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道の駅「YOU・遊・もり」

2008年05月19日 | 渡島管内
前回からのつづき

虻田からは噴火湾沿いにぐるっと南下。
しかし、豊浦を過ぎたあたりから雨が降り出し、
やがて前が良く見えない程の豪雨に。


雨男返上したかと思っていた自分が甘かったようです


結局、どこにも寄る事が出来ないまま、ひたすら走り続け、
道の駅「
YOU・遊・もり」に到着。


ここに至ってもまだ雨は止まず、

上にちらっと見えているのが傘です。

屋上の展望ラウンジから見えるはずの駒ヶ岳の姿を拝む事も

出来ませんでした。

せっかくここまで来たっていうのに、なんてこったい。
もはや、自分の雨男ぶりにあきれるばかりです。


仕方がないので、道の駅の中で、いかめしだとか、乾物だとか、お菓子だとか、
地元の特産物を買いあさっておりました。


ものの10分程だったと思いますが、
買い物を終え、外に出てみると、何だか空が明るい。
何と、さっきまでのどしゃ降りがうそのように止んでおりました。



道の駅の裏手の公園では、ちょうど桜が咲いておりましたが、

雨上がりの桜はとっても綺麗に見えました。




ついさっきまで見えなかった駒ヶ岳も

ばっちりカメラに収める事が出来ました。

こいつはやっぱり雨男返上か!?

・・・・・・
雨が止んだところで、さらに先へと進む事にしましょう。



<この日の走行距離>札幌からここまで230キロ

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島崎渓谷八景(その2)

2007年11月30日 | 渡島管内
前回からのつづき

島崎渓谷八景を巡り、さらに島崎川の上流へと向かっていきます。


⑤虹懸巌
岩根に虹がかかることからこの名前が付きました。
だそうなんですけど・・・

険しい道を走るのに精一杯で・・・
どうやら見落としてしまいました。
ということで、ここも写真ナシです。
ゴメンナサイ


⑥駒ケ岳ダム
険しい山道が一転して突然広がるこの光景は感動すら覚えます。

向こうに見えるのは次に出てくる新島崎大橋です。

⑦新鳥崎大橋
駒ケ岳ダムで出来たダム湖を横断する橋で、
橋から見える湖面の眺めが素晴らしいんです。


波一つない水面に浮かぶ山はとっても綺麗でした。

山奥のダム湖はいつまでも眺めていたかったのですが、
いかんせんこの橋、それ程大きくありませんで、
車がすれ違えるかどうかの幅しかありません。
あんまし長くここにおりますと、邪魔になってしまいますので、
そそくさと次へと向かいました。



この橋を過ぎて、程なくいきますと、
ついにダート道に入ってしまいました。
ダート道をゆっくりゆっくり走り、2キロ程行ったところで、
八景の最後、上大滝に到着。


⑧上大滝
アイヌの人々が「大きな滝」と名付けた滝です。

この滝、とにかく水の勢いが凄い。
今まで見た滝の中でもかなりの水量じゃないでしょうか。



ただただ、この滝の迫力に圧倒されて、見とれてしまいました。
ここまで苦労して来た甲斐があったというものです。



・・・・・・
ここから折り返し、次へと向かいましょう。




<この日の走行距離>森から上大滝まで12キロ


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