1日(日)に開催した韓国・昌原(チャンウォン)JCと日本・宗像JCとの意見交換会の続きです。
松尾コーディネーターの言葉にもありますように、今回の意見交換で私がどうしても韓国のJCメンバーにお聞きしたかったテーマでした。
本音で率直な意見を語って欲しい、そんな想いで、敢えて靖国神社参拝や竹島問題、歴史教育の問題について言及しましたが、結果的には今まで触れられなかったデリケートな部分まで踏み込んだことで、お互いの今後の課題と責任も明確になったように思います。
Jaycee(JC会員個人の意)は修練と奉仕活動を通して友情を培っていく。
であればこそ、交流のための交流でなく、お互いの使命と責任を果たす努力と犠牲を果たし、真の友情を築いていくのがこれからの日韓JCの役割だと、今回の意見交換会でお互いがコンセンサスを得たと感じました。
続いてのテーマは今後の国際交流事業のあり方についてです。
これについては次回のブログで紹介します。
以上が二つめのテーマ「日韓の外交問題とJCの世界平和への役割」についての意見交換でした。
松尾コーディネーター
次のテーマは国際平和を考える上で、今後のJC活動のあり方についてです。
実はこのテーマは宗像JCの井上理事長が一番強く願っているテーマであります。
日本において先月、リーダーが小泉首相から安倍首相に替わりました。
そのことで日韓の情勢は揺れるわけですが、これについて井上理事長から語っていただきたいと思います。
宗像JC理事長・井上
韓国と日本の国家間の政治的な関係は良好とは言い難いと感じます。
一方で我々のような民間人の文化交流はうまくいっているのに、どうして摩擦を生むのでしょうか。
そこで、率直にお聞きします。
日本の首相の靖国神社参拝や竹島(韓国においては独島)の領土問題・歴史教育の問題について、昌原JCとしては、どのようにお考えでしょうか?
是非、本音でお話ししてください。
松尾コーディネーター
ソン会長が先にお話しされると、他の方が喋れなくなるので(笑)、まずはカン国際交流委員長からお願いします。
昌原JC・カン国際交流委員長
井上理事長が言われていることは充分に理解できます。
政治と文化交流は別問題だと私は思います。
政治的な問題が民間人の文化交流に影響を与えてはいけないと思います。
しかし、政治的・社会的問題が文化に影響を与えることは事実です。
JCは世界平和の実現という理念に基づき、韓国と日本の友情を持続させていかねばなりません。
そのため韓日のJCは、もっと互いに配慮し、譲歩する友達の気持ちを持つことが大事だと思っています。
何よりも大事なのは、過去に関係なく新しい考えを持って、韓日の政治的な問題は、民間交流を通じて解いていかねばなりません。
それには韓日のJCメンバーの犠牲と努力が必要だと感じます。
靖国神社参拝問題は、過去にこだわらずに、韓日の若者達が友情の絆を強めれば、容易く解決できる問題だと思っております。
後の問題(竹島問題・歴史教育問題)について私は答えたくありません。
松尾コーディネーター
では宗像JCの田中君からお願いします。
宗像JC・田中直前理事長
この問題に対して、韓国・日本を問わずJCの持つ役割は非常に大きいと思います。
やはり国と国では政治的には様々な問題を抱えています。
国が違うことで言葉の壁もあります。
しかし近代ではなく、ずっと昔の長い歴史を振り返ると、同じアジアの人として自由に交流していた時代もあります。
今のJCは良いことも悪いこともしっかりと自分の目で見る必要があると思います。
その上で心と心の交流から、まずは韓国と日本、そしてアジアへとうまくまとまっていければと思います。
大切なのはお互いの文化と相手に対して尊敬の念を抱くことだと思います。
松尾コーディネーター
最後にこのテーマの締めくくりをソン会長からお願いします。
昌原JC・ソン会長
国際平和を考える大きな視点からJC活動は、小さな活動や目の前の活動を、自分の役割に忠実に行うことが、国際平和に繋がる道だと思っています。
いつかはここにいる人達が政治の道に進まれるかもしれませんが、今は政治家ではないから、政治的な問題は政治をしている人に任せて、独島(竹島)問題と靖国問題は私としてはあまり深く考えたことはありません。
JC活動をするのに忙しいですから(笑)。
それで、宗像JCと昌原JCはお互いに有意義な事業と活発な交流で、政治家達の見本となるように、心を開いて自尊心と与えられた役割に最善を尽くしており、お互いに良い関係にあると信じます。
こういう意義のある意見交換の場が、小さいけれど大きな韓日の問題を解決していく機会になればと願っております。
このような機会を少しずつ前進させ、良い関係を持っていったとしたら、靖国問題とか独島(竹島)問題というのはお互いに理解して譲歩しながら、韓日の関係に良い影響を与え、近いうちに解決すると思います。
そこで、ここにいる宗像JCと昌原JCが(外交問題の)解決に向けて前進していくことを願い、皆さんに感謝致します。
松尾コーディネーター
難しい問題は政治家に任せて、先ずはJC活動に邁進し、お互いの理解を深めていこうと言っていただきました。
松尾コーディネーターの言葉にもありますように、今回の意見交換で私がどうしても韓国のJCメンバーにお聞きしたかったテーマでした。
本音で率直な意見を語って欲しい、そんな想いで、敢えて靖国神社参拝や竹島問題、歴史教育の問題について言及しましたが、結果的には今まで触れられなかったデリケートな部分まで踏み込んだことで、お互いの今後の課題と責任も明確になったように思います。
Jaycee(JC会員個人の意)は修練と奉仕活動を通して友情を培っていく。
であればこそ、交流のための交流でなく、お互いの使命と責任を果たす努力と犠牲を果たし、真の友情を築いていくのがこれからの日韓JCの役割だと、今回の意見交換会でお互いがコンセンサスを得たと感じました。
続いてのテーマは今後の国際交流事業のあり方についてです。
これについては次回のブログで紹介します。
最後に:卒業するの止めます
それで今度いろいろと感想を聞かせてください。
では、郡山で男の酒を酌み交わしましょう!!