ニッポンの夏。

軽いノドの痛みを覚えつつ、「アルコール消毒したのでダイジョーブぢゃ！」と
飲みに引っ張られていったことを肯定的に捉えてトットと床に伏した昨日の夜。

・・・変な時間に目が覚めた。

あづい。・・・から？

それもあるが、何だか違和感を感じる。
何だ？このイワカンは・・・。
眠すぎて、よく分からん・・・・・・・。

・・・まぁヨイ。
あづいけど、眠いから寝ちまおう・・・。
なんて思いながら再び眠りの世界へ落ちるその直前。


・・・・プィィィィィィィ～～～～～～ン・・・。

という、独特の高音が耳元に。


跳ね起きた。
あの音は、どんな目覚ましよりもテキメンなのね・・。


オウッ！
ナンダテメェシキショーメ！！
蚊じゃねぇだろうなテヤンデイコンニャロ～～！！

・・・と、心の中で叫びながら、音をキャッチした右側の耳を
ビシバシ叩いてみる。（この頃にはもう蚊太郎は全然違う空間を
漂ってること間違いないのだが・・・。）


そんなことやって目が冴えてようやく気づいた。
さっき感じてたイワカンの理由。
・・・痒かったのだ。


ナント蚊太郎は、器用にもアタシの左手薬指第２間接部から血ィ吸ったらしい。
乙女の左手薬指を何と心得てるのだ・・・。　(-_-メ;)


蚊太郎に殺意を覚えつつ、夜の殺生はあきまへんでと両親に教えられて
育ってきたので、バチがあたるのが怖くてそれもできない。
でも、眠りに落ちようとするとまたヤツが「プィィィィ～～ン・・・」と
耳元にやってくる。がっでむ。

仕方がないからデューク更家に代表されるシュッシュポーズ
（両腕をアタマの上で合わせるようにしてあわせるポーズ）をとり、
両腕で耳を塞いで寝ることとした。

このポーズのおかげで間もなく安眠が訪れたが、肘をくわれてました・・。


しかし最も痒いのは左手薬指・・・。
可哀想に、赤く腫れてます。
ブヨじゃなくてよかったけどさぁ・・・・・。


今晩も蚊太郎と格闘か？
いまのところ、ヤツの姿は見えぬ。
アルコール濃度の高い血を吸って、中毒されたかしら？？？？


蚊太郎との格闘が始まるとは・・・
・・・もう夏ですね。