みやまいの「ぷりてぃ~ウーマン」プロジェクト

カッコいい女を目指した私の奮闘記だったり、つぶやきだったり、愚痴だったり・・・

『金メダル』と『金メダリスト』。

2014-02-16 09:21:14 | ちょっと論じる
やってくれましたね、羽生クン。
大雪のニッポンを一気に華やかにしてくれました。

SPまでは“緊張しない”と言いのけていた彼をも飲みこんだ五輪の“魔物”。
FP最初の4回転後の転倒(←実はこのちょっとあとに起きたのでリアルには見ていない)、
トリプルジャンプでのステップアウト(←ここから見た)など、
嫌ぁ~な予感を漂わせた。

が、そのあと彼は自らの演技を立て直し、「魅せる演技」を披露してくれた。
それが、続くチャン選手にもきっとプレッシャーになったんだろう、
チャン選手も細かいミスを連発し、五輪の女神は羽生くんに微笑んだ。

本人は悔しさをぬぐえないようだが、立派な金メダル。
“五輪アスリート”らしいドラマを携えた、金メダルらしい金メダルだったと思う。


そして金メダルは、別のドラマも呼ぶ。
『金メダリスト・羽生結弦』という“個人”のドラマだ。

皇帝・プルシェンコへの憧れ・敬意。
髪型まで真似てマッシュルームにする、なんて微笑ましい裏話もあるほどの強い気持ち。
それが、一方的なものではなく、今や皇帝から「僕のアイドル」とまで
評されるに至るなんて、フィクションの世界で描いたら凄過ぎてつまらないけど、
リアルな世界で起きているからこその、素晴らしいドラマだと思う。

日本人らしい礼節を携えている姿勢も、金メダリストとして認められる要因の1つだろう。
演技後、リンクの各方向に向けて行う丁寧過ぎるくらいのお辞儀。
リンクを去るときの一礼。
表彰台にあがる前の一礼。
国歌をはっきりと口ずさむ姿。
記者会見での10代とは思えないしっかりとした受け答えといい、
どんなにひねくれた人でもケチのつけようのない立ち振舞い、清々しさ、
ついでに加えれば可愛い笑顔とリンク上の凛々しさというギャップも、
「羽生クンに金メダルを・・!」と願う人々を増やしたんだと思う。
また、実際に金メダリストとなった彼は、周りへの感謝の気持ちを忘れない。
ファンはもちろんのこと、自分が憧れた先輩たち、コーチ、スタッフ、協会、国・・、
自分と関わったすべての方への感謝の言葉をごく自然に、何度も口にする。
ファンならずとも嬉しくなってしまい、ついついファンになってしまうのではなかろうか。

恐らくは彼はそのルックスもあって女性ファンが先行してついたタイプだと思う。
私の周りでも女性ファンは圧倒的に多いし、男性はひがみも含めて否定的な見方を
している方が多かったように思う。
でも、このオリンピックでの活躍と彼の人となりを目のあたりにして、
羽生くんにココロ奪われた男性陣も多いはず(笑)。
これも、金メダルがもたらしたドラマの1つではないだろうか。


『金メダリスト』にはまだまだ影響を及ぼしてほしい。
羽生くんを含めたフィギュアスケーターは、脚光の裏で多くの苦難に悩まされている。
練習環境の整備不足、多額の費用負担などだ。

今朝見たテレビで言っていたが、スノーボード界などは小学生の頃から
複数のスポンサーがついていることもあるらしい。
理由は、単純に言うと「スポンサー名を記載する空白的余裕があるから」ということみたい。
ボードとか、ウェアとか。
一方のフィギュアの世界は、衣装のどこにもメーカー名は入っていないし、
シューズもどこのものか全然分からない。
ので、メーカーさんにとっては「スポンサーするメリットがない」ということらしい。
(この商業主義は大変残念であるが、オトコギだけでスポンサーすることができない現状を
 顕著に表しているようにも思う。)

そんな実態に、羽生くんが具体的にどうにか解決してくれまいか、、などという期待は
難しいと思うが、こういう実態が金メダリスト不出の背景にあったということが
『金メダリスト』という栄光の裏にある実態として報じられ、世間に知られて行くことで、
コメンテイターや世論を巻き込み、ビジネスモデルの変化や協会・国からの援助など、
何かしらかの改善に結びつくようなドラマを起こしてくれることを期待したい。

実際、変化をもたらした『金メダリスト』がいた。
荒川静香さんだ。
彼女は、トリノ五輪で見事金メダルに輝いた。
余談だが、もうあれから8年経ったことに驚いた。
このブログに歓喜の投稿をしたことをよく覚えているが、
改めて読んでみるとアホさ満載で情けない。。

話を戻すが、彼女は金メダル獲得後の会見等で「仙台のアイススケートの練習環境の悪化への懸念」を
口にし、栄光の陰にあるスケート環境の実態に世の注目を集めさせた。
その後、金メダリストとして故郷仙台に凱旋するなど仙台をフィギュアを盛り上げようとされた
荒川さん個人の尽力もあり、2004年に閉鎖されていたスケートリンクが県や市などの支援を受けて
営業を再開した。

これが、羽生くんの通っていたリンクだった。
金メダリスト荒川静香の計らい・影響がなければ、今の彼はいなかったのかも知れない。
彼が荒川静香を尊敬してやまない理由の、大きな1つと言えると思う。
だからこそ彼も、『金メダリスト』としての自らの立ち位置を自覚し、
決しておごることがないのだと思う。


羽生くんが3.11被災者であることは有名な話だ。
練習中に地震が襲い、着の身着のままで避難したらしい。
自宅は倒壊し、避難所生活を余儀なくされたそうだ。
一度はここで選手生活をやめることを考えている。
継続を決めてからも、被災地のことが色々なカタチで彼に悩みや葛藤を与えたそうだ。
当事者じゃなければ分からないことを多くいうことは避けたいが、
彼はそんな“色々”を乗り越えて精神的にたくましくなり、金メダル獲得時のインタビューで
「五輪の金メダリストになれたからこそ、復興に役立てることもあるんじゃないか」と
コメントするに至ったんだと思う。
自覚ある金メダリストの貢献に期待を寄せたい。


五輪における『金メダル』のドラマ。
個人を取り巻く『金メダリスト』のドラマ。

銀も銅ももちろん素晴らしいし、
「参加することに意義がある」というオリンピック精神、私は大好きだ。
メダルが獲得できなくても「自分らしく臨めた」「楽しめた」と言い切れるくらい
全力投入できる舞台は本当に特別なんだと思う。

が、そんな素敵な舞台の中でより一層輝き、より一層意義があるのは
やっぱり【金メダル】なんだ。
それは、断言する。


ここまでのドラマを生み、これから先のドラマを期待させる。
それが、金メダルのパワーなんだ。




moyamoya・・・

2014-02-11 20:59:23 | PWへの軌跡(我が思い・つぶやき)
休日を有効に過ごそうと、ワタシの中では珍しくみっちり集中した
部屋の片づけを敢行いたしました!

ごみもいっぱい出したし、着ない服はゴッソリ捨てたし、
通販の段ボールも処分したし、前の家のベッドで使ってた
マットレスまで捨ててやったぜ!
(あ、ちなみに前の家から持ち込んでたロフトベッドも、
今月早々にリサイクルに引き取ってもらったぜ!!)


・・・が、いかんせん生粋の片付け下手なもので、
部屋は全然すっきりしないのよねぇ・・・。
来週以降も引き続きガンバリタイけど、この「片付けられない性」は
自己診断ながら遺伝性のものとしか思えない。。

片付けしたら、気分スッキリするかと思ったけど、
いかんせん部屋がすっきりしてないもんだから、
しかも、天気もずっと曇りだったから、
気分はずぅ~~~っとモヤモヤしたままだわ。


ちょっと仕事で自分を追い詰めている感がありましてね。。

忙しいんだけど、誰かのせい、というよりは、自分で勝手に忙しくさせてる
ように思う。
色々引きうけ過ぎてたり、色々課題を出し過ぎて挑み過ぎてたり。

このストイックさ、、というか、仕事上のMっ気は
果たして誰に似たんだろう・・・。
父はよく仕事を持ち帰ってたけど、最近の私はそれはやらないしなぁ・・。
(アレは今で言う一種の“中二病”のように思ってます。)
亡くなったじぃちゃんは帰宅したら食事以外は書斎にいたけど、
アレはどちらかというと生粋の研究好きだったからなぁ・・・。


なぁ~~~んて考えてても仕方ないし、
もうこれ以上今日は片付けしたい気分にもならないし、
さっさと寝るか(笑)。

寝てるときが一番もやもやしないからねぇ・・。