ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

そして

2014-10-22 15:13:29 | 猫病気
最期の受診から帰宅した一日は、猫はご機嫌だった。
一晩中ゴロゴロ甘え、私にしがみついて何か喋っており、呼吸苦も涎も消え
涎=痛みもあったのかもしれない…。
私の首にしがみついて寝て、失禁しては教え、手を二つぐーっと私の顔に伸ばして飛ぶようなポーズで伸びており
私がはっと目を覚ますと猫の顔が、私の顔の上で嬉しそうに覗き込んでいた。

呼吸苦が可愛そうでで胸水を抜いていただいていたけど、幸い溜まるのはいつも右側で左側は溜まっていなかった。
でも猫は最新のレントゲンを撮れば、今はどちらの肺も真っ白であろう、いずれがんが進行すれば=ガス交換ができない。
癌による炎症が胸水なだけでそれは抜いているが、癌は抜いても水をため、肺を肺として役に立たない癌塊にしていく。
炎症で水が溜まるのでステロイドで止める、胸水を抜くこと、酸素で姑息的な事をしているが、
根本のガン事態をどうできるものではない。
個人の酸素室なぞ病院と違いおもちゃ、能力に限りがあり、いれるタイミングがある。
不死男の最初の頃の治る貧血、ふとの鼻づまり、風邪程度なら出たり入ったりでもいいのだが、
こういう不可逆的なケースはぎりぎりまで低酸素で頑張って貰わないと、酸素室のなかでも皮肉にも酸素が足りなくなって苦しむ。
私は気を失ったようになっている猫を危篤、脳死だ!と、あわてて酸素酸素と三日月と不死男を入れて看取ろうと思ったのだがそこから立ち直った時が貧血の進行と酸素濃度の機械の能力で大変になった。
勿論、貧血の進行とともに、酸素の箱を穴をあけたプラケースなどで小さくすることで対処するのだが。

今回は貧血の他に水の問題がさらにある。
腹水、胸水で飼い主が猫の苦しみに手に負えなくて行きたくても、猫を一度入れた酸素室から出せなくなって病院に通えなくなってしまうのだ。車でも酸素が使えるとかならいいが、そう金魚の搬送のようにはいくまい。

先生にうかがい、顔が上がったり横のスタイルで寝れない時は、呼吸苦のはじまりだそうで、枕を使って対処すること、
腹水が呼吸を圧迫したら抜くけれど、できるだけ腹圧が苦しくないように腹を浮かす感じ、頭をあげて傾斜をつけてのようなお話、つまり私の脳は淵のどでかいドーナツ枕的なところに猫が置かれて、猫があごを乗っけているのをイメージしている。いいのか?



この寝方は苦しんでいないと解釈。

丸山ワクチンで良かった事は、先生がお腹は焼いてくださるので、私は超怖くても頑張って失明した目の近くの膨らんだ首のリンパ腺に打っていたのだが、4回目に首のリンパ節が小さくなったことである。
ステロイドで良かったことは、涎やひげを震わす呼吸苦が消えた。猫は癌が痛かったのかもしれない。また打つと明るくご機嫌になり、ゴロゴロおしゃべりし良く動いた。


21日は一晩中ご機嫌、その後悪化。
22日は夕方4時にステロイドを打ったのだが6時頃クタクタになって倒れ失禁し酸素室に入れた。
最初酸素室には小さな炬燵をいれたが、ホッカイロだけは貴重な酸素を奪うし、高熱になるしでやめた方がいいと思う。
ゆたぽん、ゆたんぽがいずれ冷えやすいけど一番いいみたいです。


先生のおっしゃる頭を上げるサインどころか、その力さえ尽きた感じで呼吸もおかしく、素人はもう最期かもと思うのだ。
8時5分に手をふみふみして8時50分には正気になりあたりを見渡し、




9時には酸素室から出て来て

私のベットの上にいて手は冷たいのだが、意識がはっきりしておりえらく甘えた。

私は数時間ごとにダメだ、どうか神様苦しませないで、大丈夫だったとそれはもう、、、病猫の飼い主さんならわかってくださるかな、ばたっ…。
コメント
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